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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ヨナキイシ,オヤコヅレノタビビト
1984年 長野県
食べ物を求めた父子に、村人は食料を与えることができなかった。父子は疲れて途中の石の近くで倒れ、飢えで凍え死んでしまった。以来、石が夜になると泣くという。

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ツキマトウヨウカイ
1921年 徳島県
角郎という藩士の子は美少年で、外出すると怪しげな女に連れて行かれそうになったり、老婆や婦人が呼び出しに来たり、障子の破れ穴から手を突っ込み引き寄たりするので、父子は長屋へ引越した。そこへ老婆が来て良い焚付ができたと言ったので、父子は他国へ去った。
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オンリョウ
1975年 高知県
一条房家の時代の平田備中守越智、安盛父子は悪代官で、苦しめられた百姓たちは父子を倒した。それ以降大洪水が起きたり、下手人の家が屋鳴りをしたり、白煙が上がったり、断末魔のうめき声がするなどの怪異が起きた。以来毎年盛大に祭りをするようになった。
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キツネ
1990年 秋田県
狐に騙されて冬に凍え死んだ人がいる。
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オサダガニ,オサダガイ
1991年 愛知県
甲羅の模様が人の顔に似ている蟹が野間の海岸で取れる。「長田蟹」と呼ばれており、頼朝に殺された長田父子の恨みが蟹に宿ったものだという。また、長田父子の死体を埋めた長田山から出る貝の化石も、長田父子の化身と言われ「長田貝」という。
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イシ
1993年 岐阜県
貧しい夫婦が石の近くに赤ん坊をおく。1時間ほどで戻ってみると、赤ん坊はいない。夫婦は石の近くに住むようになる。石が泣いているのに気づき、ほお擦りすると石は泣き止む。
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ダケイシ,コウボウダイシ
1958年 岐阜県
ダケ石は弘法大師の杖が石になったといわれている石で、この石に触ると怪我をするという。
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ダンゴイシ
1986年 大分県
(弘法大師に)団子を与えなかったので石になった。
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アブラアゲ
1980年 和歌山県
寒の入りに油揚げを食べないと、凍え死ぬ。
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キツネ
1976年 京都府
室町殿医師高天が父子3人とも、狐を使ったという風聞のために禁獄された。
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シロイシサマ
1991年 愛知県
真っ白なきれいな石で、石を動かすと「もとの山へ帰りたい」と泣く。その石を盗もうとした者は体が痛くなった。
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アカゴ,ナキゴエ,イシ
1985年 長野県
城から落ちのびる途中で奥方が石の上で子供を産んだ。しかし子供はすぐに死んでしまい、石からは赤子の泣き声がする。供養すると泣き声は止んだ。ある時子供をあやしながらこの石の近くを通ると、不思議に子供が泣かなくなった。
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ハカマイリ
1915年 和歌山県
墓参りの途中で倒れると、死ぬ。
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(ゾクシン)
1982年 群馬県
石に関する俗信一束。白い石を死に石と言い普段使うのを嫌がる、石は卯の年に子を産む、など。
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イシカンノン,ヒカルタマ
1984年 長野県
尼僧が石を拾おうとしたが、小さいのに持ち上げられない石があった。その石から夜に青い光が出るので村人は怖がった。庄屋の主人の夢に老人が出て、石を手厚く祀るようにと言った。すると石は大きくなっていき、現在では手のいぼに効用があると言う。
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(ヤマブシノレイゲン),カミノケシン
1947年 愛知県
ある家では守り神と童の加護で永久に栄えるという言い伝えがある。没落していた時代のある日、怪しい山伏が食料を求めたとき、最後の食料を与えるとそれから隆盛に向かった。山伏は神の化身で、再興のために何か知恵を授けたのだろうと言われた。
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ハカマイリ,シ,(ゾクシン)
1915年 和歌山県
墓参りの途中で倒れると死ぬと言われている。
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テング,ヤマブシ
1974年 山口県
長門国の萩から十七里ほど隔てた三位山に登ったところ、食料を途中で失い空腹に悩んでいると山伏が現れ、山を汚したからそのような目にあうのだと言って失った食料を与えてくれたが恐怖のあまり逃げ帰った。
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タマモノマエ,シロギツネ,セッショウセキ
1976年 栃木県
宮中に潜り込んだ狐の正体がばれ、下野のこの地に逃げてきて石となり触るものはみな死ぬようになった。深草帝の御世に石は砕かれた。昔の石は埋まってしまって、今ある石は別の石である。
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セッショウセキ,ヤカンタマモ
1975年 栃木県
殺生石は下野国那須野にあり、方五間ほどの垣で囲んだ毒石で、この石に触れた人や虫、獣は死ぬ。近くにある那珂川を渡る人がよく溺死するのは石の毒気のためだという。野干玉藻が精霊石になったという。会津磐梯山にも毒石があり、触れた禽獣は皆死ぬ。
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アカゴイシ
1984年 長野県
旅をしていた女が途中で産気づいたが、難産の為産まれた赤ん坊を残して死んでしまった。赤ん坊は近くの石の上を這っていて、その跡がまだ残っている。赤子石と呼ばれている。夜になると泣き声が聞こえてきた。
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ヨナキイシ
1990年 長野県
下小俣の水田の中に夜泣き石があり、夕方になると赤ん坊のような声で泣いた。そこで人々は石を祀った。するとそれまで、田の持ち主の家の者が石を動かすと家人が病気をしたりしたのに、そういうことがなくなった。
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