テング 1960年 三重県 天狗に連れて行かれた年寄りの男もいた。
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キツネ 1995年 長野県 長く寝たきりの年寄りが大食いするときは、狐がついていることがある。狐を追い出したら年寄りは死んでしまうこともよくあった。
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キツネ 1973年 岩手県 年寄りがなにもせず炉辺にいることがある。そういうのは、狐に憑かれているのだという。
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ヤマノヒ 1959年 山梨県 山で火を焚いていると火をくれと男がやってきたがやらなかった。年寄りがそれを聞いて、やったほうがよかったといった。すると間もなく屋根が剥がされ大きな手が入ってきてここに火をくれという。年寄りが火を与えると去った。
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ツキトホシ 1977年 秋田県 月のそばに星が近づくと年寄りが死に、離れると若者が死ぬ
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ガンゴジ,ガンゴジメ 1921年 栃木県 30年ほど前には子供が泣くと年寄りは「ガンゴジに食われる」「ガンゴジメが来た」といっておどかした。ガンゴジは角が生えていて鹿の化物であると年寄りから聞いた。
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バケモノ 1978年 和歌山県 昔、六地蔵の下に小判などの秘宝があり、他の土地からきた人が、その小判を掘り返して盗んだために、そこには化け物が出るという話である。
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タクセン,カミ 1994年 福島県 社日の日に村の女の年寄り達がお籠をしていると、神に憑かれて託宣をする人がいる。
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モモンガ 1989年 長野県 逢魔が時(黄昏)には、モモンガが出るので外出してはいけない。年寄りの姿で出るのを見ると気が狂うとか、病気で死んでしまう人もいるという。
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キツネ 1955年 山形県 年寄りの巡査が米沢に行くとき、狐が化けて出て、「まあ風呂に入れ」とくちた沢にあった大きな鼓に入れられた。
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(ヨミジガエリ) 1982年 新潟県 89歳のお年寄りが亡くなったので棺に入れたが、蘇って、またしばらく生きていた。
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テング 1988年 富山県 戦争中にある年寄りが杉の木を売って暮しを立てたら、旅先で死んだ。その木は天狗がいる木だったらしい。
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バケモノ,ユウレイ 1954年 和歌山県 深夜の四ッ辻には化け物や幽霊が出ると言い、子供が夜に外出しようとすると年寄りが止める。
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オコジョ 1956年 オコジョは見ただけでもけが人が出るという。オコジョは山の神の使いであり、年寄りは見てもだまっている。
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クダ 1965年 長野県 娘が国もとに帰る時に、田植の踊りをすると気に入られ、小判をたくさんもらった。母はすぐに亡くなり、後にきた叔母が小判を全部取っていった。叔母は多くのくだを買ったが、家も傾き最後にはつぶれた。
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カラス 1973年 三重県 烏が里で鳴くと人が死ぬ。
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タヌキ 1988年 茨城県 月夜でないはずなのにお月様が出た。狸に化かされたと思った。年寄りが煙草に火をつけたら、月はポォーとなくなった。
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(イエノカイイ) 1941年 長野県 釜で飯を炊くと、大判・小判を叩くような音がするので占ってもらうと、家の下に金が埋まっていると言われた。釜の下を掘り起こしてみると、大判・小判が出てきて金持ちになったという。
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ロクロックビ,ロクロクビ 2003年 首が長く伸びる「ろくろ首」という化け物の話があり、小さい頃年寄りから「ろくろっ首」について聞かされて脅かされた。
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オンツァン,サル,トシヨリ 1974年 宮城県 62歳の年寄りを木の股にはさんでおく。すると、猿(おんつぁん)になったという。
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ミエナクナッタコドモ,キツネ,テング 1937年 岐阜県 畑仕事を終え帰ろうとしたら子供が一人いなくなっていた。探し回ると大人でもなかなか行けないような場所を通った先に子供がいた。天狗が連れて行くときは1里や2里の道はわけなく行くというのは本当だった。
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