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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ジイシ,バイシ
1987年 長野県
昔,松代の金持の年寄り夫婦が,上田に住む娘の所へ孫が生まれたお祝いに行こうと籠で地蔵峠を越えた。しかし,そのときの籠かきが性悪な二人で,金剛寺峠に差し掛かると夫婦から金を奪い,籠ごと山の中へ放り投げて行ってしまった。その時,転がり落ちたおじいさんは山の途中に引っかかって爺石に化け,お婆さんは林の中で止まって婆石に化けた。また,籠は山の神の傍に落ちて籠岩に化けた。

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オニ(ゾクシン)
1975年
鬼が目籠を恐れるのは、目籠の底が晴明九字というもののようになっているためである。
類似事例

キツネ
1988年 岩手県
籠を背負って買い物に行くとキツネに騙されて山へ行ってしまうこともあった。
類似事例

ヤクガミ
1939年 福島県
旧2月8日の夜は、屋外に籠を吊るしておく。籠を吊るしておくと、口が1つで目が千ある怪物がいて恐ろしいと厄神は近寄らないが、籠がないと厄神が立ち寄って災厄に遭うという。
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キツネ
1977年 東京都
宝暦の頃、江戸四ッ谷新宿に住んでいたある剣術指南が籠に乗ったところ、袂に入れていた狐の尻尾が籠からはみ出し、それを見た籠かきが驚いたので狐のふりをして料金を全額払わなかった。すると翌日から怒った狐に取り憑かれ、祈祷の甲斐も無く親族にも見放され死んだ。
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(ハノカミサマ)
2000年 新潟県
竹の子売りのお婆さんが坂の下に落ちそうになったとき、(おそらくお地蔵さまが)籠を引っ張って助けてくれた。
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コトハジメ,ダイマナク,ショウマナク
1949年 栃木県
2月28日の事始めの前の晩、長竿に籠を差し屋根に立てる。これは悪病が入らないようにこの籠の目で悪神をにらみつけ追い払うものである。29日の年はダイマナク、28日の年はショウマナクといい、ダイマナクは草刈籠で、ショウマナクのときには目籠を用いる。また、この日山仕事をすると怪我をすると言って行わない。
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タクセン,カミ
1994年 福島県
社日の日に村の女の年寄り達がお籠をしていると、神に憑かれて託宣をする人がいる。
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イシ,エビス
1984年 鹿児島県
婆が蜷を拾いに行った帰りに籠が重いので見てみると中に石が入っていた。捨てても又入っているので何かいわくのある石だろうと持ち帰った。
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キツネ
1977年 福島県
ご祝儀に呼ばれたと言って、籠に石や木の葉を入れて帰ってきた人がいた。きつねの仕業。
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オニババ
1934年 香川県
4人家族が住んでいた。母親が出かけたところへ鬼婆が母親に化けて来て、赤ん坊を食べてしまった。それを見た2人の子供は逃げたが鬼婆は追ってきた。天から下された籠で子供たちは助かったが、鬼婆の場合は底抜けの籠で、下の川の中へ落ちて死んでしまった。あるいは、2人は天に登って星になったともいう。
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ヲヒト,オオヒト
1966年 鳥取県
石が夜な夜な化けて出るので、若桜まで担いで行こうとしたが、途中で放り投げた。その後、また化けて出るので刀で切ったあとが残っている。
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ウサギ
1980年
越後川のそばに住んでいた人が、目の細かい籠に兎を入れて飼っていた。秋の頃、月光が明るい夜にその籠を木に掛けておいたところ、中の兎が皆な籠から抜けて出て、川面を走り去ってしまった。兎は月光に向かうと身体を自由に変形し、どんな小さい隙間からも抜け出る事が出来るという。
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ヤクジン,ヤクビョウガミ
1956年 福島県
2月8日には疫病神が来て宿を取ろうとするから、軒に目籠を吊るして仕事を休む。目籠は目が千あって口が一つだから、疫病神が逃げる。
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ヒトツメコゾウ
1928年 東京都
師走8日に一つ目小僧がくると言って、門口に笊籠の類を掛けておく。笊籠の目の数の多さで驚かし、内に入れないためである。
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シラガバア
1929年 宮城県
1月15日には、しらが婆がこないように門口に磯籠を掛ける。
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ヤマノカミ
1967年 栃木県
朝、2人で山に入って仕事をしながら、山の神は本当にいるかいないかと言い争いをしていたら、帰り道に、背負っている籠を後ろから山の神様に揺さぶられた。
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オニ
1955年 静岡県
節分の目籠にはあらゆる鬼をやどらせて、翌日川に流す。
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オオオトコ
1991年 奈良県
川へ魚を捕りに行ったら、いつもは捕ったことがないような大きな鮎がかかった。そしてその鮎を魚籠に入れた。それから少し川上に行ったら、川の向かい側を大きな人が通った。その後、魚籠を見たら、大きな鮎はいなかった。
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ハンザキ
1932年 岡山県
昔、旧刑部村のものがゴリョー淵で大きなハンザキ(山椒魚)を獲った。籠に入れてメン淵という淵の側を通ったとき、籠の中のハンザキが雌が恋しいと言った。
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ヒトツマナグノアクマ
2003年 福島県
磐城地方では、12月8日はシワスヨウカという。この日、悪魔が家の中に入るので防止のために目籠をたてた。悪魔は、一つまなぐの悪魔なので目の多い籠を見ると逃げるという。
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(ゾクシン),マ,カゴ
1933年 栃木県
出棺の後の座敷には籠を転がして魔を払う。
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