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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ニンギョ,(ハッピャクビクニ)
1982年 群馬県
清治という男が御日待ちをしていて、知らない男を仲間にした。男の番になって清治だけが招かれ、清治ヶ渕に入って、人魚の肉を貰って帰った。みんなに分けろと言われたが、清治の娘のみよが一人で全部食べてしまった。みよはその後大変長生きをして、若狭の小浜で死んだ。

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ハクジャノセイ
1976年 山形県
おみよという女が塩井に嫁にきた。その女は機織っている者だったが、山に薪拾いに登ると白蛇がとぐろを巻いていた。その晩おみよは父親に会うが、今からすぐ山に行かねばならないという。良い男が自分を迎えに来ているという。ノリキに占ってもらうとその男は白蛇の精であった。おみよが機織っている部屋に行くと、横には蛇がぶら下がっているものだったという。
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ニンギョ,イケノヌシ
1985年 新潟県
蒲生の池の主はお庚申様の仲間だといい、人魚の肉をふるまったという。それを食べて長生きした女の人がいる。
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オトコ,ヤオビクニ
1984年 新潟県
佐渡の羽茂の里に住んでいた男は、加持祈禱をやって村人を驚かせていた。ある晩、村人たちを招いて珍しい肉を得たから食べてくれと焼肉らしいものを出すが、村人たちは気味悪がって誰も箸をつけない。田屋のじいさんが、その1片を袂に入れて帰る。娘がそれを知らずに食べ、それは人魚の肉で、娘はそれから齢をとらなくなる。その後、比丘尼になって、若狭の国に渡り、再び佐渡に戻ってくるが、若狭の国へ戻り、1000年の命のうち200年を国主に譲って大往生を遂げる。若狭の人々は八百姫明神と崇めた。
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ケンムン
1977年 鹿児島県
昔、美人妻を持つ男がいた。一人の男がこの妻に横恋慕した。その男は、妻を持つ男を漁に誘い出して殺した。男は村に帰り、美人の妻に夫は死んだから自分と結婚するように説得した。妻は男に、木を抱けば結婚すると条件を出した。男が言われた通りにすると、妻は男の掌を釘で打ち付けて殺した。男は7日7夜泣き、ケンムンになった。
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タヌキ,ムスメ
1938年 長野県
男が森に入ると狸が美しい娘に化ける。男は気づかずに娘と山の中へ入っていったが、娘は狸に戻り、男は逃げ出した。
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ニンギョ,センネンビクニ
1935年 岡山県
猟師が海で人魚を取った。珍しいので、みんなを呼んで振舞った。けれどもみんなは妙な魚なので食べず、貰って帰る途中で海に捨てた。けれどもそのうちの1人が酒に酔っていて捨てるのを忘れた。その娘が人魚を食べたら、死ななくなった。そこで諸国を廻ってついには善光寺に行き、千年比丘尼になった。
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オニ
1936年 鹿児島県
ひとりの男がいた。あるとき男が豚と馬を鬼が食ってしまった。男は木に登って逃げたが、池に姿が映っていた。鬼は池の中に男が居ると思って水を飲み干した。その後で上にいる男を見つけ登り方を聞くが、男は嘘の上り方を教えた。最後に男は神様に降ろしてもらった綱で天にのぼり、それを真似しようとした鬼は途中で綱が切れて死んでしまった。
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ヒノタマ(ゾクシン)
1925年 東京都
もし人が火の玉を見ると、長生きをすると言われる。
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ニンギョ
1960年 東京都
人魚を食べる人はいつまでも若くて齢をとらないと言われている。人魚は実際に食べることが出来ないので、歯ざわりが似ているという団子を代わりに食べて、長生きするのだという。
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ドコノモノトモシレヌオトコ,ヤオビクニ
1984年 新潟県
八尾比丘尼は田屋家の生まれでゆかりのものが残っている。ムラの講の中でどことも知らぬ男が一人いて、その男が講宿のときに、皆に目隠しをさせて背におうて、立派な家に案内する。そのうち田屋のおやじが小便にたち、ふと勝手場を見ると俎の上に赤児を乗せて調理している。帰るときに、主人がこの肉を手土産にくれる。田屋のおやじはみんなに捨てさせたが、自分は袂に入れたまま帰る。娘がをれを知らずに食べたが、それは人魚の肉で、招かれた所は竜宮城であったという。
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ハッピャクビクニ,ニンギョ
1980年 岐阜県
八百比丘尼は麻生野の生まれで、鈴木家が生家である。人魚を食べたので長生きをしたと言われている。若狭へ行ったとも、高野山へ行ったともいう。
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ウシオニ
1991年 島根県
ある男が海辺で寝ていると牛鬼が出てきて男の名を呼んだ。男は念仏を唱えると牛鬼は逃げた。その後、男の髪の毛が抜けた。
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ユウレイ
1937年 兵庫県
浮気をした娘を試すため、男が心中を持ちかける。男だけが死んだふりをして幽霊に化けて女が髪の毛を切って外へ投げれば自分も思うところへいけるという。女は言われたとおりにするが、後で男は元気だと知る。
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ヨブコエ
1967年 新潟県
山に仕事に入っているとき、一人が自分の分けぶちを仏様に供えた。仲間は縁起悪いと怒った。夜に稜線の方から呼び声がしたので行くとまもなく、バカナデ(雪崩)が来てその男以外はみんな死んでしまった。二月十八日のことである。
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ニンギョウブ,ハッピャクビクニ
1956年 福島県
庚申の晩に人形のようなものを料理して出されたので、みんな食わずに持ち帰った。そのうちの一人の娘が知らずに食べ、長生きをした。それはニンギョウブ(人魚)というもので、娘は八百ビクニ。海の魚を食うときはニンギョウブに触った尻から食うと長生きにあやかれる。川の魚は尻尾で跳ぶので、悪いものがついているという。
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オテングサマ
1953年 埼玉県
若い男が、お天狗様に山に連れて行かれた。三年後帰って来たが、その男は何一つせず、笛ばかり吹いているようになった。
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ケンムン
1975年 鹿児島県
雨やどりのために入った洞窟に、長く居ついた男がいた。後年、男が大病を患い、寝込んでいると、枕元にケンムンの母と娘がやってきた。娘は男の子供であった。死ぬ直前に母と娘は男のまゆ毛を全て抜き取っていった。
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〔カシコフチ〕
1956年 宮城県
昔,男がこの渕で釣り糸をたれていると,1匹の蜘蛛が男の脛に粘々するものをつけ,向こうに行ってはまた何かつけて帰ってくるということを繰り返した。男がそれを傍らの柳の大木になすりつけておくと,やがて柳の木が根こそぎ渕の中に引き込まれてしまい,渕の底から「賢い,賢い」という声がした。蜘蛛はこの渕の主であったという。それからこの渕を賢渕と呼ぶようになった。伝説源兵衛渕の主の鰻と闘って勝ったのはこの蜘蛛であろう。
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カッパ
1979年 静岡県
100年ほど前のことだが、佐十渕で3人の男が水浴びをしていたところ、1人だけが「もう一浴びする」と言って渕に入り、突然笑いながら沈んでいった。河童に尻のこを抜かれたのだという。
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オニ
1936年 鹿児島県
馬方が馬で塩を運んでいると鬼に出会う。男は木に登って逃げた。池に映った男の姿を見た鬼は池に飛び込み、水を飲んでしまった。笑う男に怒った男は木をかじった。男は月の神様に頼んで降ろしてもらった綱で天に上った。鬼は金の棒を貰って登ったが、途中で雷が落ちて焼け死んでしまった。
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ヤマノカミ
1994年 岩手県
三十歳頃の男が、酒盛りから帰って「山の神がのりうつった」と重々しい口調で言ってそのまま寝た。翌朝自分に用件のある人がたずねてくると予言し、本当にそうなった。たずねた人は、夢枕でその男に病人のことを相談するよう言われたという。男が氏神を拝むと治ると告げると、十日もたたないうちにお礼参りにやってきた。それ以降男は大変な評判になった。
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