キツネノヨメイリ 1983年 新潟県 1㎞くらい先で赤い火の玉がいくつも並んでいた。キツネの嫁入りだ。
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ヒトダマ 1960年 岡山県 火の玉にはチョウコの外、人魂もあった。昭和23年、危篤の母が昏睡状態になっていた夜、近所の男の人が数名、家の棟から火の玉が出て北のほうへ飛んでいったのを見たという。
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ヒノタマ 1986年 愛媛県 夜の10時ころに火の玉が山のほうに飛ぶのを見たことがあるという。
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シロヘビ 1992年 愛知県 社を移動させようとしたとき、古い社の下に1メートルあまりの真っ白な蛇が丸くなっていて、あっという間に明神池へ下りていってしまったという。
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ヒノタマ 1991年 愛媛県 火の玉が出た。
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オオキナマッカナヒノタマノヨウナマルイタマ 1995年 福島県 母が死んだ夜、4・5メートルの大きな真っ赤な火の玉のような丸い玉が五分間ほど浮かんでいた。友達が死んだ夜、30メートルほどの青い大きな丸い火の玉が10分間ほど出ていた。
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ツキビ 1991年 山形県 月火とは月ほどもある大きな火の玉で、ゆっくりと移動する。飛行時は無音である。
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ヒノタマ 1988年 茨城県 火の玉が出るのは闇夜で少し雨が降っているようなとき。火の玉は赤い。
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ヒノタマ 1999年 宮崎県 話者の父が若いころのこと。5月の末の桑の木伐りの帰り、馬に桑をつけて川を渡っていると、北のほうが明るくなり、大きな火の玉が出た。友人と「提燈代わりだ」などと軽口していると、聞こえたのか火の玉は父らのほうへまっしぐらに来て、頭上をぐるぐる回った。父たちは南無阿弥陀仏を唱えながら逃げ出した。
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シシャ,リョウ,ナガレボトケ 1949年 愛知県 死んだ人の話をしたり、聞いたりすると漁が多い。不幸は漁師にはいいものという。流れ仏が南へ流れていくのを見ると大漁だが、北へ流れていくのをみるとよくない。
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キツネビ 1991年 60年ほど前には夕方近くになると、山の中腹に横一列に点々と狐火が並んで点滅していた。正体は分からないが、不思議である。10個ほどの灯りが点滅しながら、横に移動する。今では全く見られない。
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アオイヒダマ 1982年 新潟県 ひどい雨降りの晩、沖で船が難破し、10何人の人が死んだ。その魂が青い火玉になって、陸のほうへいくつも飛んできた。村で水難事故があったときにも、同じように青い火の玉が陸の方へへとんできた。
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ヒノタマ 1938年 長野県 暗い番に裏の道を明神様のほうへ歩いていくと、真正面から火の玉が来て、顔にあたりそうになった。身をかわすと同時に振り向いたが、火の玉は見えなかった。
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ヤマブシイシ 1982年 群馬県 2メートルくらいの石で、さわると病気になるといわれている。
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ウブメ 1979年 筆者が幼かった頃、乳母たちが「姑獲鳥が来る」といえばとても怖く思った。
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ガワッパサマ,カッパ 1949年 鹿児島県 河童は、春の彼岸には南から北へ、秋の彼岸には北から南へ移動すると言われている。ヒュウヒュウという音が聞こえると話しを止めて、今「がわっぱ様」がお通りなされる、と言って謹んで聞く。
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タヌキ,ツチノコ,ヨコヅチ 1987年 岐阜県 横槌藪を通ると、狸が横槌に化けてゴロゴロ転がってくる。横槌はツチノコかもしれない。
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サルタキノイワアナ 1987年 富山県 猿滝の近くにある自然の岩穴は、とんがり岩までつながっていると言われる。修行僧が作っていた岩穴のほうで薪を焚くと、10メートル以上も離れた山からその煙が上がった。
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キツネ 1938年 長野県 ある人が狐に化かされて家と違うほうに歩いていった。
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ケンムン,ヒノタマ 1977年 鹿児島県 旧暦の4月の頃の夜、産卵に来る海亀の見張りに行ったら、ガジュマルに直径10センチメートルぐらいの真白い火の玉がついた。火の玉はみるみる1メートルぐらいになり、その直後数百の玉になって散った。それはケンムンである。
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ヒノタマ 1978年 新潟県 川で火の玉が上がった。その火の玉が上がった場所を探してみると、岩に足をはさまれた死者がいた。
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