| ミツクチ 1956年 宮城県
 松島地方の妊婦の禁忌として、四足のものを食べると生まれる子がミツクチになるという。
 
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                    | チノイミ 1964年 福島県
 産の忌みは7日間で、この間は海へ出ない。お産のときのおむし飯を食べても海に出てはならない。
 
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                    | アワビ 1956年 宮城県
 本吉郡や牡鹿郡などの海岸地方の漁師の家では、妊婦にアワビの煮物を食べさせる。アワビを煮るとシリ(尻)ばなれがよいので、お産が軽く済むという。
 
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                    | (ゾクシン) 1982年 新潟県
 妊婦の禁忌。妊娠中に兎の肉を食べたり、ヤカンの水を口づけ飲むと三ツ口(兎口)の子供が生れるなど。
 
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                    | (ゾクシン) 1982年 新潟県
 妊婦の禁忌。妊娠中に酒を飲んだり、兎肉を食べると、兎口の子供が生れる。妊婦がケモノの肉を食べると「四ツ足の子が産まれる」など。
 
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                    | クイナ 1959年 千葉県
 クイナについて、獲ると婦女が病む、卵をとると産が重くなる、卵を食べると口から子が生まれるなどの禁忌が千葉県下に伝えられている。
 
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                    | (ゾクシン) 1984年 福井県
 妊娠中の食事や行動の禁忌に関する俗信。骨なしの子どもやイボのある子が生れるのでタコを食べるな。土瓶の口から茶を飲むとミツクチの子が生れる、など。
 
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                    | (ゾクシン) 1935年 鳥取県
 妊婦が兎を食べると三口の子が生まれるのでこれを忌む。また、牛肉を食べると四つばいの子が生まれるのでこれも忌む。油気のものも忌むというが、理由は述べられていない。
 
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                    | (ゾクシン) 1984年 新潟県
 産前産後の禁忌。うさぎの肉を妊婦が食べると3つ口の子どもが産まれる。妊婦がふたごのくりを食べるとふたごを産む、など。
 
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                    | (ゾクシン) 1972年 千葉県
 妊娠中の禁忌・俗信。
 
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                    | (ゾクシン) 1942年 三重県
 妊娠した女が村に入る事をワタリバラミといい、不漁になるといって極度に嫌う。
 
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                    | (ゾクシン) 1976年 青森県
 妊娠中の俗信。山の神にあげたものは食べさせてない。山の神は12人子どもがいて多産になるからという。
 
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                    | (ゾクシン) 1975年 愛媛県
 出産に関与したものには2週間ブクがあるといわれ、神参りをしないという。産褥中はそば・ささげ・柿を食べてはいけないという。
 
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                    | (ゾクシン) 1986年 奈良県
 妊娠中の禁忌に関する俗信一束
 
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                    | キジ 1976年 山形県
 羽州米沢のある村に産まれる人は、雉を食べられない。もし食べるとたちまち腹痛を起こす。
 
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                    | キジ 1960年 三重県
 妻が妊娠したら夫は生き物を殺してはいけない。雉を殺して雉のような子が生れたり、雉の卵を懐にして、足に瘤のある子が生れたりしたことがある。
 
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                    | クイナ 1959年 新潟県
 佐渡ではクイナの卵にさわると指が腐る、100日腹を病むなどと言い、クイナの巣を指差すことさえ戒めている。
 
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                    | シカ 1928年 愛知県
 女房が妊娠している間、狩人は獲物の臓腑を抜いたり、皮を剥いだりしてはいけないという禁忌がある。本郷町字三ツ瀬にあるおろん澤という屋敷の主人は狩人であった。鹿を撃ったとき他に人がいなかったので、女房が妊娠中にもかかわらず皮をはいだ。するとその鹿がむっくりと起き上がって皮をはがれたままで2町ほど馳出し、その後、家にはなにかと不幸が続いたという。
 
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                    | ヘンシゴ,(ゾクシン) 1961年 愛媛県
 変生児とは、分娩のときにうつ伏せになって産まれた男児・その反対の姿勢で産まれた女児のことをいう。変生児には、一生、魚(コノシロ)を食べさせてはいけないといわれている。
 
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                    | (ゾクシン) 1960年 愛媛県
 女性が箒をまたいだり、蹴ったりしてはいけないといわれている。難産を避けるためであるという。
 
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