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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

クダギツネ,ヂグマ
1995年 静岡県
1859年8月6日の日記記事。ある人が、大宮町(現・富士宮市)から下へと行く途中でくだ狐が7つ通ったのを見たという。これは地熊ともいう。

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クダギツネ
1995年 静岡県
1859年8月7日の日記記事。今流行っているコロリの急病はくだ狐の仕業。昨日死んだ男に取り憑いたくだ狐が、先日別の男も取り殺し、またこの男も殺して、これから別の家に行く、と口走った。
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キツネ,クダギツネ
1995年 静岡県
1859年8月10日の日記記事。異国の回し者が僧の姿になって、狐数千匹を船に乗せてきて近辺の海辺に放した。この怪僧が三島宿で1人捕まったという。8月13日の追補記事。伊豆下田に来た異国船が小長持のような箱を日本の野師(香具師)に渡しているのを見たものがある。箱の中にはくだ狐が入っていると思われたらしい。
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キツネ
1978年 山梨県
西田と言う地名のところに、オヒメサンと言う名の狐が出た。話者が夫と歩いていたとき、夫に「オヒメサンが見える」と注意されて、早く帰った。夫が後で確かめに行ったら、オヒメサンの姿が見えたところには人が座った跡がなかった。オヒメサンは足音は立てるが、姿は見せない。
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キツネ,オイヌ
1995年 静岡県
1859年8月6日の日記記事。ある男が母の葬儀を終えて挨拶回りの最中に病みつき、夕方に死亡した。この病死があまりに不可思議であったので、狐の仕業ではないかということになり、三峯山の御犬を借りる相談が為された。
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キツネ
1987年 岐阜県
谷口太十郎(明治45年生)氏の友達が2、3人で歩いていたとき、鮎走に入ったところから狐がずっとつけてきた。注意していたせいかだまされることはなかった。
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オハマジョロウ,キツネ
1930年 千葉県
明治の初年頃、字太田と字木之子に通じる山間の路傍の社に年を取った1匹の狐が棲んでいて、綺麗な女に化けてここを通る人々の持ち物を奪って食べていた。わかっていても奪われてしまうので、ここを通る人は食べ物を持っているときは一部分を社に供えるようになった。この狐は常に美人に化けたので、おはま女郎と呼ばれて評判になった。
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ネコ,キツネ
1974年
天保7年7月14日の夜、富野の宅の前にある荒れた畑に、一匹の猫と狐がやってきた。やがて狐が手を挙げ、乳のあたりにおれ、少し背を伸ばし、小足で歩き出した。すると猫が同じようにして後ろから歩き出した。畑の端にくると普通の歩き方で元の場所に帰ってきて、また歩き出した。こういう事が数十回あり、これは狐から何かを伝授されていたのだという。
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キツネ
1977年 東京都
元禄の頃、本所小梅の稲荷の社に狐が住んでいた。近所の茶屋の老婆が呼ぶと姿を現すが、他の人が呼んでも出てこなかった。
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キツネビ,キツネ
1977年 茨城県
田んぼ道を、列になって点滅しながら動いていく狐火を見たことがある。狐の嫁入りだと教えられた。この辺りには多くの狐や狸が住んでいた。帰りに土産の天ぷらを狐に取られた、狐に化かされて田んぼを這い回っていたという話も聞かれた。
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キツネ
1987年 岐阜県
戦前のこと、谷口太十郎(明治45年生)氏の知り合いが夜の9時過ぎに白鳥から国道を歩いていて、近道に入ると狐がついてきて、しばらくすると空高く飛んだかと思うと、次の瞬間、空から石が降ってきたという。
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キツネツキ
1964年 神奈川県
昔、八朔村に、ものをよくみる人がいて、狐憑きなどを落とした。瀬谷の人が頼みごとがあってその家に行くと、モルモット位の大きさで、白地に茶や黒のマダラがある狐に餌をやって飼っていたので、気味が悪くなって帰って来たという。横浜市戸塚区瀬谷町本郷の事例。
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トヤゾネキツネ,キツネモチ
1922年 島根県
数十年前、ある家に恨みを持った女が、トヤゾネの狐に油揚げを持っていって、「あの家へ行って悩ましてくれ」と頼んだ。するとその家の主婦が狐憑きになった。大社に行って弓を引いてもらうなどしたが離れず、狐の言うには「子供が2、3匹いるし、自分の体は犬に食われて帰ることが出来ない」という。その家はそれ以来狐持といわれることになった。
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オイヌサマ,クダギツネ
1995年 静岡県
8月7日、くだ狐がコロリを広めているので、武州三峯山に御犬を借りに行くことになった。10日、御犬様を借用して帰った夜、御犬様を安置した郷蔵跡に足跡がつき、蔵屋敷の周辺で狐の鳴き声が聞こえた。
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キツネモチ,クダヤ
1954年 長野県
釜無川、富士川、安倍川の谷にはクダの名で知られる憑き物が存在し、幕末から明治にかけては、地方一帯に狐憑きが流行し、多くの狐持ちが発生し、村から追放された者も少なくない。慶応2年には七色狐とういものが村を徘徊し、京都伏見に祈祷札をもらいに上ったり、村の寺で大般若経の転読を行ったりした。
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キツネノヨメイリ
1988年 茨城県
昔は、夜になると狐が5匹ほど現れて、青い光を出して飛び跳ねていた。光は狐のくわえる牛の骨から出ると言う。
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キツネ
1956年 宮城県
狐には名前をもって呼ばれる狐があり,土地によっておさんことかおとら,藤五郎,おさよなどと呼ばれる。
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キツネッピ、キツネビ
1983年 岩手県
1979年頃のこと。話者は夜の山道を車で通っていてキツネッピを見た。通り過ぎてからあまりに明るいので不審に思って戻ると、明かりは消えていた。翌日行ってみると、狐の足跡があった。
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キツネッピ、キツネビ
1983年 岩手県
1979年頃のこと。話者は夜の山道を車で通っていてキツネッピを見た。通り過ぎてからあまりに明るいので不審に思って戻ると、明かりは消えていた。翌日行ってみると、狐の足跡があった。
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キツネ
1987年 長野県
昔,長門町(現長和市)と丸子町の境,鳥羽山に尻尾の先が白い狐が棲んでおり,よく人を化かした。あるとき,仙石原の方から子供達が大勢やってくると,犬たちが揃って吠え始めた。するとその中の一人が今やってきた道をまっしぐらに駆け出し,四つんばいになって山の中へ走りこんでいった。村人が一晩中探したがその子は見つからず,翌朝,村から10数メートルも離れた隣村の山中で発見された。子供は疲れていたが元気で,着物には白と茶色の狐の毛がびっしりつき,地面には生物の血が転々と落ちていた。狐の毛も沢山散っていた。以後件の狐を見たものはいない。
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キツネノミチ
1954年 岡山県
狐の道と呼ばれるところがある。その小道の中程に1ヶ所岩が突き出ていて、その下に穴があり狐が住み、夕方はその道を通り村里に出て、朝穴に帰るという。村人はその岩を避けて通る。岩の上を通ると狐の背に乗せて連れ去られ、岩を覗くと祟りがあると言う。また他にも狐の道があり、そこでは時々火が見え、夕方通ると狐に連れ去られ餌食になると言う。
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