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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

オンリョウ
1993年 静岡県
水難者の魂魄は怨霊となって、子どもの足を引張る。釜ヶ淵はじめ富士市沼久保の卵岩の淵や沼久保地先のあおい淵は、そうした怨霊の潜む場所。特にお盆は危ない。

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カッパ
1977年 神奈川県
この地域を流れる秋川の支流に、水神と呼ばれる淵がある。この淵には河童が住んでいると言われており、子供はここで一切水浴びをしない。
類似事例

ナキゴエ,コドモノタマシイ
1929年 愛媛県
伊予越智郡清水村の面川には、昔は死亡した子供が放置されていた。盆踊りのころには、川を上下しながらオワーという叫び声が聞こえているのは、子供の霊魂が迷って生みの親を訪ねるとされる。施餓鬼などを行った今でも、声が聞こえる。
類似事例

オボ,ユウレイ
1990年 福島県
オボ沢という沢にオボという幽霊が出る。お腹に子供がいて死んだ女の幽霊で、夕方、旅人に「子を抱いてくれ」と出る。抱くと消え、待っても出てこない。オボを避けるには、荷縄の長さを揃えずにいて「子を抱いてくれ」と出たら、オボに「紐を揃えてくれ」と頼み、揃わぬ紐を揃えているうちに逃げればいい。オボの子は抱いた人の首に噛み付くので、首と反対に抱くとよい、ともいう。
類似事例

カッパ
1959年 埼玉県
瞽女ヶ淵は、昔通りかかった瞽女が溺死した所だという。また、瞽女を曼荼羅淵の河童が引き込んだともいう。
類似事例

ユウレイ
1993年 静岡県
富士川と小俣川の合流の難所といわれたサンハナで船が遭難した際、ある魚屋が助けを求めた遊女を見捨てて自分だけ助かった。その後、再びその魚屋が船に乗ってサンハナを通った際、船頭が女の幽霊を見た。船中で船頭と魚屋にしか見えなかった。船頭は舳先を叩いて幽霊を鎮め、魚屋に「今後ここを通ってはいけない、命をとられる」と言った。
類似事例

カミカクシ,カクシガミ
1984年 新潟県
子どもが夕方に「かくれんぼ」をすると「神かくし」にあった。夕方に、外で泣いていた子の声が聞こえなくなり、子どもがいなくなった。探すと川の淵に浮いていた。「かくし神」にあったものだという。その淵はその子の名を取って「ウシ淵」という。
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シリョウ
2002年 山口県
昭和58年の夏、アマ漁をしていると、海底の岩場に子供の靴が挟まっているのを見つけた。子供にちょうどよさそうなので持って帰ろうかと思ったが、結局そのままにして漁を終え家に帰ると、子供の様子がおかしい。診療所に連れて行ったが埒が明かず、法華寺の住職に伺いをたてると、子供の霊が憑いているという。何か心当たりはないかと尋ねられたので、靴のことを話すと、原因はそれで、靴の持ち主が憑いたのであると言う。早速住職に祈祷してもらい死霊を成仏させたら子供は元気になった。
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カッパ
1970年 群馬県
旧薄根村内を流れる田釜川に、「釜」とよばれる、大岩の立ち並ぶ深い淵があるが、ここは一部が竜宮に通じ、河童が住むとも語りつがれている。
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ウナギ,ヘビ
1971年 岐阜県
川手の淵は椀貸淵と繋がっていて、主の大ウナギが行き来しているという。ここで子どもが泳ぐと、主にへそを取られるという。主はウナギとも蛇とも言われている。
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カッパ
1974年 山梨県
遠所集落のおかま淵には河童が出るという。河童は淵で人を引き込み、肛門を抜く。
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フナユウレイ
1985年 静岡県
盆の8月13日の夜に船を出すと船幽霊がでるという。そのためにこの日は親から早く帰って来いといわれ、日の入りまでにきりあげて必ず港に戻る。もし帰りが遅くて船幽霊に海上で出会うと「杓を貸しょ杓を貸しょ」という声がするが、幽霊の要求通りに杓を貸すものでないという。どうしてもというときは杓の底をぬいてわたすとよいという。これを守らないと杓で海水を入れられて沈没するといわれている。
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オンナノヒトノユウレイ
1990年 香川県
いま小学校のところは昔お宮で大きな森があり、カボソが出て化かしたりした。そこに井戸があり、日照りでも水が枯れず、弘法大師の井戸と言われていた。その井戸には、一生懸命に水を汲む女の幽霊が出た。
類似事例

ガタロウ
1962年 大阪府
川筋が蛇行するあたりの川底に我太郎(河童)が棲んでおり、子供が泳いでいると水中に引きずり込み、尖った嘴で尻から血をすうと言われていた。我太郎は頭の皿を取ると、とたんに弱くなる。
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ジョロウガブチ,オニ,オオキナクモノヨウナドウブツ
2001年 奈良県
今はダムに沈んでしまったところに、女郎が淵と呼ばれる淵があり、鬼が出るといわれていた。多くの死人が出るのでお坊さんに護摩を焚いて拝んでもらうと、淵の岩の底から眼が光る、蜘蛛のようなものが上がってきて、川を泳いで向こうの山に逃げた。それから人は死ななくなった。その蜘蛛が人を食べていて、大きさは5メートルとか、10メートルあったとかいわれている。
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ナキゴエ,コドモノレイコン
1929年 愛媛県
昔死亡した子供が放置されていた。盆踊りのころには、川を上下しながらオワーという泣き声が聞こえているのは、子供の霊魂が迷って生みの親を訪ねるとされる。近くの農夫がここを通る際に、うぶめが両足についている感じがあると「これがお前の親だ」と言って草鞋を川に投げ入れる。すると泣き声は、一時的にとまる。
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オンリョウ,ヤシキアト
1940年 神奈川県
俣野の五郎屋敷跡にはよほど悪い怨霊がいるらしく、この地に住む人は不吉が多く、作物も育ちにくい。
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ガタロ
1934年 大阪府
溺死者が出ると河童の仕業だと言われる。大施餓鬼を一度行った後は、溺れる者が少なくなった。川に行くと河童に沈められると子供に言う親が今でも多い。河童が本当に沈める力を持っているのかは疑問である。河童は親が子供を戒めるために持ち出したのではないか。
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アヤシイオト
1955年 秋田県
坑内で不慮の災害に遭った人々の執念はその場所に残り、雨や曇りの日にはその妄念が槌の音や支柱を打つ音、鉱石をもっこで運ぶ音などとして聞こえるという。
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カッパ,ベンテンサマ
1974年 栃木県
弁天様の淵では溺れ死んだ人が10人以上いる。昔、村の人たちが河童除けを弁天様に祈願したときに、人身御供を約束したからだと言う。
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ヒトトリフチ
1991年 奈良県
人取り淵というものがあり、昔から子を取られたという伝説がある。今から70年ほど前、人取り淵に行くと、子取りが出るといって、よく脅かされた。
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