ジングウコウゴウ,ウ 1984年 福井県 常神社の祭神は神功皇后で、敦賀市の常宮神社の元宮ともいわれている。それゆえに、常神浦の人たちは産が軽いと信じている。それは、昔神功皇后が三韓を攻めるにあたって風待ちのために浦で待機している際に皇后は臨月になり、敦賀の常宮の浜で皇子をお産みになったが、砂の中に埋めて出征されたので、鵜が寄り集まってきて羽毛の中で育てたので、産の神としてあがめられている。
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ジングウコウゴウ,スミヨシノカミ,フナダマノカミ 1935年 千葉県 房総では船玉神として住吉の大神を祀る。神功皇后が三韓征伐の際に住吉の神を祀り、諸神が神功皇后を助けて順風を起し、三韓を征伐したために、帰国の後に摂津住吉に三神を祭った。以来船玉様として住吉の大神を祀る。
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チテイコク 2001年 甲賀三郎は六十六か国の山々を探して春日姫を救出したが、人穴に落とされて地底国を遍歴した。好貢国、好湛国、草微国、草底国、雪降国、草留国、自在国、蛇飽国、道樹国、好樹国、陶倍国、半樹国、維縵国を巡る。次々と神仏名を挙げ、インドのことにまで言及している。
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(ゾクシン) 1938年 島根県 神功皇后が三韓征伐を行った折、韓人が踊ったという踊りが須佐神社に伝わっている。歌は「はん(拝)なん(南)もう(方)ひい(日)てん(出)のう(邦)」という。古老の伝説によると念仏踊といい、踊りの始まりで、これをしないと凶作になり天変があるという。また、雨の祈祷にもこれを踊ったという記録がある。
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カイジン 1965年 高知県 女一人で舟に乗ってはいけない。神功皇后が一人で船に乗ったら、海神がたたって海が荒れ、皇后は身投げした。
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チイカコク,コヒトコク,テナガコク,ミツカシラコク,ロクロクビコク 1974年 日本の周辺には長人国,小人国,長臂国,三首国,飛頭蛮国という国があったとされる。
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ムメイツカ 1993年 福井県 一つの塚がある。伝説によると、昔、弘法大師が巡錫の時昼食のタモの木で作った箸を挿しておいたところ、根付いて大きくなったものという。また、神功皇后の三韓遠征のとき、渡海し死亡した者を葬った塚という。この塚に鍬や鎌を入れたり、足を入れると腹痛を起こして死ぬといわれる。
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フナダマ 1977年 船に婦女が乗船したら神が喜ぶというのは、神功皇后の故事に由来する。
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ジングウコウゴウ,スミヨシダイミョウジン,リュウグウ 1974年 福岡県 神功皇后が三韓征伐に向かう際、筑前国香椎において住吉大明神が翁姿で現れて、異国征伐には竜宮の干珠満珠を借りればよいと進言する。神功皇后が借り方を聞いたところ、翁は磯鹿島の安曇磯良という者を召し出し、竜宮に行かせればよいという。そして磯良は細男の舞を好むので、それを舞えば自らやってくるという。皇后は誰が舞えば良いか尋ねると、翁は供奉の者に楽を演奏させて、翁は立って舞った。すると磯良が舞人の姿で亀に乗ってやってきて、翁と共に舞った。皇后は妹の豊姫を磯良に伴わせて竜宮へ行かせて、かの2顆を借り、三韓を降伏した。
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ボウコ 1975年 新潟県 海で死んだ者の亡霊を亡魂、ボウコという。風に逆らって走る舟で人が乗っていないのに話声がするという説や、火の玉を乗せた舟で通りすぎて消えるという説、頭が丸く大きく手は人間という説、カッパという説、髪の長い死者という説などがある。
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ホウモツ,タカラツカ 1929年 兵庫県 摂津の宝塚は、神功皇后が宝物を埋めた所だと言われている。そしてこの山で物を拾ったら、幸運になると伝えられている。
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オオイシ 1936年 兵庫県 昔、大岩を割ろうと石工が割目をつけていると、突然、岩から血が出た。驚いていると、岩が真っ二つに割れて、その石工を呑み込んでしまい、岩は元に戻ったという伝説がある。
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ニョイジュ,タマツシマミョウジン 1974年 和歌山県 玉津島は神功皇后が新羅を伐った時に、如意珠を海中から得た場所である。
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ナリイシ 1931年 長野県 山頂に6、7尺四方の鏡面のような肌をした石がある。これは昔、神様が山頂に来た時に投げた鏡が石になったものだといわれている。叩くとポンポンと音がする。ある石工がこの石を割ろうとして玄能で石を打ったところ、山鳴りがし、それに谷もこたえ、山中が震えて火の雨を降らせたためにこの石工は死んでしまったという。
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ソデモギ 1972年 岡山県 長建寺の門前横の谷川に石橋があり、そばに自然石がある。その自然石を袖切り地蔵と呼んでいた。この自然石の地蔵の前で転ぶと袖をちぎって供える。そうしないと祟りがあるという。
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ジングウコウゴウ,ウキダイ 1978年 広島県 神功皇后が鯛に酒をそそいだので、鯛は酔って浮いた。
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カザアナ 1980年 岡山県 美作国のある山に、風あなという1つの穴がある。穴は石で蓋をしているが、穴のあたりは常に風が吹いており、蓋の隙間から小石を投げ入れると、激しく吹き出してくる。この蓋を取ると、国中に大風が吹き、木を折り、家屋を倒すといわれている。
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チノデルイシ 1988年 奈良県 薬師寺の塔の礎石は血の出る石だという。石工がこっそり割ろうとしたら、石の中から真赤な血が吹き出たので慌てて逃げ帰ったが、石工は病みついて死んだという。
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テング 1932年 長野県 上諏訪町大和にある天狗石は、天狗に似ているからという説や、天狗が降りるからという説がある。
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タヌキ 1979年 徳島県 昔、お薬師さんのお堂では、狸のいたずらで、南向きに寝ても、起きると北向きに寝ているということがよくあった。
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イシ 1954年 兵庫県 ある石工が松島の石を切り出していると血が流れてきて「わしはこのまま切られて死ぬが、コウナイというところにあるオバサンの石だけは切ってくれるな」といった。石工は切り終えた後寝込んで死に、石を積んだ船は風もないのに沈没し、船頭以下全員死亡したという。
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