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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

カガミ,レイブツ
1975年 栃木県
万里小路藤房という公卿の銘のある抦鏡、観音の入った銅塔、古銭が埋められていた山裾が雨で崩れて、それらが掘り出された。同じ頃、下野国都賀郡西見野村でも瓶が掘り出され、そこに同種の古鏡などが納められていた。久しく土中に埋もれていたこのような霊物が、同じ頃に人間の前に現れることは神仏の加護だろう。不思議なことだ。

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〔レイイノモノ,コキ〕
1975年 千葉県
上総国東金町の傍にある山より掘り出されたという古器は、2度の火災に遭い焼かれたが、色は変わっても少しも損なわれることがなかった。この古器は神代の物と伝えられているが、2度もひどく焼かれたのに無事だったのは霊異の物だということで、元の上総国に返されたという。
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シンブツ
1988年 長野県
神仏がついたことがある。
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ホシクソ
1975年 長野県
信濃国岩村田で春、田を耕す時に土中から薄ねずみ色で水晶に似た石が掘り出される。これを星糞という。この地は他所より流星が多い所で、流星が多かった年はこの石も多く掘り出される。
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ユメ,ハクジャ,ビシャモンテン
1933年 栃木県
30年程前のある夜、白蛇が現われて、「土中に埋められているから掘り出してくれ。出してくれたら一生安楽に暮らさせる」と言う夢を何度も見るので権現山に行ってさがすと、毘沙門天の像が出てきた。
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(レイム)
1967年 福島県
昔、ある法師が修行の途中、この地で一夜を明かしたところ、夢に地蔵が現れ、ここに長年埋まっているので、掘り出して安置するなら奇瑞を現すと告げた。言われたとおり掘ってみると土中から光明が輝いたので、掘り出してみると延命地蔵尊であった。そこでその地に堂宇を建立した。
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(カンノンノジゲン)
1982年 京都府
享保16年5月、富小路通三条上る町米屋何某の13歳の娘の夢に、毎夜革堂の観音が現れ、汝の床の下に観音が埋まっているので掘り出せと言った。父母に言ったが信じてもらえなかった。ある時この娘が昼寝をしていると、急に起き出し床の下を掘った。土中に金の塊があったので父母は驚き水で洗えば3寸ほどの銅の観音であった。
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フジ
1977年 富山県
老藤が女に化けることがある。
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ヒトツメコゾウ
1970年 長野県
峠の高い所には、一目小僧の舎利骨なるものが埋められているという。近所の人が掘り出したが、壊してしまったので、今はもうない。
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シンレイ
1935年 三重県
国幣大社多度神社の神鈴にまつわる伝説。明和年間に大暴風雨で山崩れがあり、神の怒りかと住民は恐れたが、その地点から古鏡と鈴2個を掘り出したという。
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オカネ
1988年 茨城県
瓶に入れられて土の中に埋められていたお金が、世の中に出たいと思って、光になって音を立てて飛び出した。度胸のある人が近づいて、袂を開いて招いたら、そこに入ってきた。
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レイセキ
1976年 静岡県
駿河国真鈴郡のある百姓の夢に霊石が現れ、我は数年富士の裾野に埋もれている。掘り出せ、というので、不思議に思い、その場所を探し出し掘ったところ、富士の形の石が出た。民家に置いておくのも問題だろうと、地頭に差し出した。この石は雨が降る前には水気を含み、雨が降ることがわかる。また、晴れる時は雨でも石が乾く。
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テング
1967年 福島県
姫の御前という山には天狗がいて、大きな音に驚かされることがある。ある女が栗拾いに行ってびくを隠されたこともある。ならの木などに房のように下がっているのは天狗の髪だろうとも言っている。
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イシカワノトシタリ,コウジンマツ
1975年 大阪府
2度も荒神松で怪異が起きたので、詳しく調べたいと言っていたところ、ほどなく見事な墓誌が掘り出され、石川年足という高貴の人物の墓であることが分かった。そこで表には続日本紀に出てくることを、裏には墓誌が掘り出された由縁を記した石碑を、塚の上に立てることになったという。
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オヘンロサン
1984年 愛媛県
坂の谷に遍路墓があったが、予讃本線開通の時に墓石を土中に落とし込んで埋めてしまった。ある人夫が病気にかかり、祈祷師に拝んでもらうと、お遍路さんが祟っていると告げられた。墓石は掘り出されてもとの場所近くに戻された。
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キイロイホネ,ホネノヌシ
1984年 新潟県
相川町関の寒戸さんのおかげで病気が快癒し行者の道にはいった女性Aは、お籠りをして水垢離をとるための井戸が容易に掘れなかったが、「黄色い骨」が掘り出されると井戸水が清らかに湧くようになった。骨の主はAの師匠に憑いて、自分のほかにまだ何百人も埋められていて、その中には、680年前に山崩れで埋められたお松という娘も船頭とともに埋められているといった。
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(カマナリ)
1979年
物が自ら鳴るということは昔から伝えられている。釜や竃は今でも時々鳴ることがあり、特に不思議なことではない。
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クギョウニバケタムジナ
1956年 宮城県
百五,六十年程前の話。地方巡検にきた公卿の一行が片浜下の畠山家に泊まる事になった。この公卿は魚が大好きで,鰹など家人の驚くほど貪り食った。七日ほど滞留したが,その間一度も入浴せず,また犬を大変嫌っていた。余り外出しなかったが,たまに出て行くと犬が集まってきて異様に吠える。出発の時も犬を避けるためか,舟で出て行った。公卿は気仙の有住で群犬に襲われて咬殺され,狢の正体を現した。この古狢は京都のある寺に棲んでいたのが奥州に下ってきたのだと言う者もいる。畠山家と階上村の近藤家には,お公卿様が書き与えられたという護符の掛軸がしまってあるといわれる。
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ツエ
1925年 岐阜県
揖斐郡の谷波山に、杖の成長した藤があり、御杖の藤と呼ばれている。大夫藤とも言う。
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ダンジュクサン
1969年 滋賀県
横山康作家では、嫁がお産で亡くなったりおじいさんが畑で目を突いたりと、先々代の頃に良くないことが続けて起こった。それでダンジュクさんを掘り出し、小さな祠に祀ったと伝えられている。
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オウゴンノトリ,シラハノヤ
1939年 京都府
2つの並んだ塚に雌雄の鶏が埋められていて、節分の晩に雄鶏が鳴く。この鶏は黄金で出来ているが、掘り出そうとすると白羽の矢が飛んできて掘ることが出来なかったという。
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キュウビノキツネ
1974年
九尾の狐が3国にわたって害をなしたという虚談も久しく語られているので事実のようになっている。
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