(ゾクシン) 1974年 滋賀県 婚姻に関する俗信。嫁どりは2月・3月が多いが、一方で「2月は逃げる」「3月は花が散る」と言って、祝言をしてはいけないともいう、など。
類似事例 |
|
ホタル(ゾクシン) 1990年 奈良県 季節はずれの蛍が飛ぶと、人が死ぬ。
類似事例 |
|
ハカ 1941年 朝鮮 大同江に羊角島という島があり、その近くに大岩がある。ある人が子孫の幸福のために、母親をその岩の上に葬り墓を作った。すると付近の町の味噌・醤油の味が不味くなった。その墓をよそに移すと味が元に戻った。今でもそこに死体を埋めると物の味が悪くなると信じている。
類似事例 |
|
キツネ 1974年 山梨県 土地を安く手放したら、キツネが恨んでコンコンコンと3声鳴いたという。
類似事例 |
|
コエ,シロムジナ 1937年 福島県 鮪売りから鮪を買い取り、食べて寝ていたら、夜半にホーイホイという声が谷のほうからする。なんとなく変なので木に火をつけて谷底におとしたら、ガタガタと逃げる音がして、静まった。白むじなの仕業という。
類似事例 |
|
シノヨチ 1969年 高知県 味噌の味が変わると不幸がある。
類似事例 |
|
ヤマネコ 1929年 宮城県 長渡の饅頭屋岩淵は、若い頃漁師をしていた。ある大漁の日、二十貫もある鮪は送りかねて浜小屋に残した。夜中にその鮪一匹が盗み取られ小屋の前に大きな獣の足跡が残っていた。さては山猫の仕業かと、襲来を待ちぶせていると大きな山猫が眼を輝かせて枕もとに座っていた。その時組み合って左手に怪我をした。
類似事例 |
|
キツネ 1956年 宮城県 稲荷神社で狐が鳴くと、大漁になるという。
類似事例 |
|
ツケモノ,ミソ 1980年 和歌山県 漬物や味噌の味が変わると、人が死ぬ。
類似事例 |
|
(ネコノエ) 1978年 天明か寛政頃、白仙という60才程の坊主がいた。出羽秋田の猫の宮に願をかけて猫と虎の絵を奉納した。町でも安い値段で猫の絵を書いて歩いた。その絵は鼠を追い払う力があったという。
類似事例 |
|
ウナギ 1978年 京都府 2月3日に、細い鰻が何千万と堀川に浮かんだ。
類似事例 |
|
シビレ,アノヨ,ネズミニオサレル 1960年 大阪府 昭和9年7月上旬、いつになく蒸し暑い日、庭に面した座敷で横たわっていると、急に上がりが真っ暗になり、者も言えず、耳も聞こえず、体の自由がきかなくなった。そういう状態が2、3分続いて、すうっと元の元気な体になった。
類似事例 |
|
ゾウリ 1956年 宮城県 死人の草履を拾って船の中で使うと大漁になるという。
類似事例 |
|
タマシイ 1974年 東京都 天和3年5月3日に普段から功徳を積んでいた女が死んだ。翌年3月3日にその女の妹の夢に死んだ女が現れ、後生の安楽を語り光明真言と念仏を唱えるように告げて夢は覚めた。
類似事例 |
|
(ゾクシン) 1975年 静岡県 海で死者をあげたり、ひろったりすると大漁になる。
類似事例 |
|
サンガツミッカ 1939年 熊本県 旧暦3月3日には、農家では青草を一握り切って馬に食べさせる。天から薬が降るからだという。
類似事例 |
|
インモウ 1967年 福島県 船主が女の陰毛を持っていると大漁になるという。
類似事例 |
|
リゲン 1956年 宮城県 亀に酒を飲ませて海に放してやると大漁になるという。
類似事例 |
|
アンバサマ 1939年 茨城県 酒と大漁は好きだが、不漁は嫌いだという。
類似事例 |
|
ヤマブシ,タタリ 1929年 北海道 あるとき上国の山伏が祈祷を行い、大漁となったら自分の願いも叶えて欲しいと言った。漁の時期は過ぎていたが、祈祷の結果、大漁となった。しかし村人は約束を守らず、憤慨した山伏は絶食して死んだ。そして遺言どおり、不漁の時でも上国だけは鯡が大漁であった。山伏の祟りによる不幸もあり、神に祭ることにした。
類似事例 |
|
タバコイシ 1967年 福島県 煙草石と呼ばれるものがあり、煙草の葉のような模様が表面に出ている。煙草の値の高い年は隠れて見えないが、安い年には良く見える。
類似事例 |
|