クダ,クダギツネ 2002年 長野県 くだ、又はくだ狐と呼ばれる動物は、大きな鼠の様だとか、小さな狐の様だといわれ、くだを飼って金持ちになったと言う家がある。
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ヘビモチ,トウビョウ 1979年 四国で蛇蠱を使う者のことをへびもちという。石見では土瓶という。幻術である。このような人たちは結婚で差別を受ける。備前備後の猫神猿神などあり、狐神のようである。信州伊奈郡のくだや上州南牧の大さきなども同類である。
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クダギツネ 1931年 長野県 くだ狐にとりつかれている人は腋の下を見ればわかるという。また、くだ狐は三年もとりついていて、その家の味噌は底から減る。くだ狐のいる家は物持ちになるがしまいにくだ狐がうんと増えるので身上を食いつぶされてしまう。
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クダキツネ 1974年 長野県 ある人が信州伊奈郡松島宿の村で怪獣を殺した。猫ほどの大きさで顔は獺の如く、毛は全て灰色で尾は太く鼠のようだという。誰も見た事がなかったが、信州の方言である「管」という獣とされた。これは妖物で、人に姿を見せず、代々これが憑いている家があるという。
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キツネ 1954年 千葉県 狐に憑かれやすいのは、気のゆったりしている人、考え事をしている人、ふらふらしている人(山武郡)、女(山武郡)、キツネに出会ったとき(山武郡)、年寄り(市原郡)、稲荷様を粗末にしたとき(安房郡)、病人(安房郡)、天ぷらを持っているとき(夷隅郡)。
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カラス,(ゾクシン) 1933年 広島県 沼隈郡・神石郡・比婆郡では、烏鳴きが悪いと人が死ぬ。
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ハクバ,ウマレカワリ,(ゾクシン) 1933年 広島県 沼隈郡・神石郡・比婆郡では、白馬は人間の生まれ変わりだという。
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カミサマ,(ゾクシン) 1933年 広島県 沼隈郡・神石郡・比婆郡では、神様に行き逢うと、急病になるという。
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クマオウジ,(ゾクシン) 1933年 広島県 沼隈郡・神石郡・比婆郡では、熊王子に向かって行ってはいけない、という。
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ニワトリ,(ゾクシン) 1933年 広島県 沼隈郡・神石郡・比婆郡では、鶏の夜泣きは凶事の前兆。
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クダ 2002年 長野県 くだは温かいご飯の入ったオヒツの縁をしゃもじで叩くと集まって来て、それを飼うと金持ちになり、養蚕をするとくだが繭を運んできて財産家になれる。くだが増えて行くうちは良いが、増えすぎると共食いをし、その家は貧乏になったり病人がでたりする。その時は、祈祷師を頼んでくだ封じの祈祷をしてもらう。
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サンリンボー,(ゾクシン) 1933年 広島県 沼隈郡・神石郡・比婆郡では、三リンボーの日に建てた家は倒れるという。
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トリ,(ゾクシン) 1933年 広島県 沼隈郡・神石郡・比婆郡では、鳥が家の中に飛び込んでくるのは不吉のしるしという。
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ネコ,(ゾクシン) 1933年 広島県 沼隈郡・神石郡・比婆郡では、猫が死人をまたぐと死人が生き返る。
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キツネ,タヌキ,アオボウズ 1933年 広島県 沼隈郡・神石郡・比婆郡では、狐は美女に化け、狸は青坊主に化けるという。
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ダイジャ 1974年 長野県 保科肥後守が知行していた頃、伊那郡蓑輪の大茅原に大蛇がいた。その事を聞いた人が見届けようとそこに行くと大蛇が寝ていた。首を斬ると急に天気が悪くなり大雨が降った。その人は病気になったが回復した。信州国が洪水になった。
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キツネ,(ゾクシン) 1933年 広島県 沼隈郡・神石郡・比婆郡では、狐が鳴くのは人死にや火事など凶事の起こる知らせ。
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キツネ,(ゾクシン) 1933年 広島県 沼隈郡・神石郡・比婆郡では、日暮れに新しい草履を履くと狐に誑かされるという。
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(ゾクシン),ヘビ 1933年 千葉県 印旛郡川上村、山武郡公平村、千葉郡都賀村では、蛇の半殺しは祟る。
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キツネ 1954年 千葉県 キツネを人につける人、キツネを使うオガミモノ(安房郡)、キツネ使いがクダギツネを憎らしいと思う人につかせる(安房郡)、キツネツカヒ(市原郡)、センダツ(野田市)、易者(山武郡)、易者やイナリサマの人がぼんやりした人につける(山武郡)、カンゲエシャー占い師(東葛飾郡)、エヅナ使いはキツネを使い、人の食べ物を持ってくる(成田市)。
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(ゾクシン) 1982年 新潟県 天候に関する俗信。中頚城郡では、信州との境の山から出てくる入道雲を指して、信州バサという。また、村の神が出雲へ行っている間は雷が留守を預かるので、10月は雷がよく鳴り、それをルスイカンナリと呼ぶなど。
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