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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

タタリ
1976年
ある人の家来が、さしたる罪が無いのに、主人に手打ちにされることになった。家来は、死後、祟りをなして必ず取り殺すと宣言したが、主人は笑って、その証拠を見せろ、首をはねた時に首が庭石に喰らいついたら信じようと言った。家来を手打ちにすると、首は庭石に喰らいついた。しかし、その後何の祟りもなかった。ある人がそれについて尋ねたところ、主人は、死ぬ時に石に食いつこうとのみ強く念じたから祟りの心を忘れたのだと語った。

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カイジョ
1978年 東京都
寛政11年3月22日雨の強く降る夜、四ッ谷大番町のある武士の家来が美しい女子と会った。以来その女子は夜な夜な家来の下を訪れるようになった。主人が見咎め家来を見張っていると、寝ていた家来がうなされていたので抜刀した。すると猫ほどの大きさの黒いものが軒下に逃げた。
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サカギバシラ
1969年
逆木柱の祟りで家の主人が死んだ。
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ゲンコギツネ,キツネ
1931年 北海道
昔、松前家が7代の公広公のときの話である。殿様は帰途家来を連れていたが、先を歩くものがいたので不審に思って家来に尋ねると、玄古という狐だという。殿様は、殿様を守っているのだからという家来の進言を聞き入れずに目障りだから打ち取れと命じたが、弾はまったくあたらなかった。殿様が羽織を家来に渡し、それを肩にかけた家来が「君命なるぞ」というと、狐は手を広げて腹を打たせたという。その狐を祀ったのが玄古稲荷神社である。
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レイコン
1974年 東京都
江戸の御茶の水で主人に殺された家来の霊が主人に憑いた。女の神子を招いてよりを立てさせ祈っていると神子が刀を取って主人を切り殺した。
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ゲドウ,イラズノマ
1957年 愛媛県
主人を殺した男が殺されて外道になった。28日と1日に音がして祟るので、主人の部屋を「入らず」にして男を祀った。主人の家の跡は娘が継いだが、弟妹に馬鹿が出て、主人が弟を殺した。
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オンナノヒトノクビ
1992年 山形県
天井から女の人の首が落ちてくる。それが自分の首だった場合、その人は必ず死ぬ。
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クビヅカサマ
1982年 宮城県
首を切られた坊主の首が川を溯っていった。それを祀ったのが首塚様。
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ナナツノクビ
1937年 福井県
お産の床にいる主婦が、夜に7つの首が並んでいるのをみた。主人が見張りをしていたが、寝てしまった後にまた7つの首が出てきた。次の日には2人の男に見張ってもらい、首が出てきたところで、お経をあげて謝ると、それからは何もでなくなった。
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クビヅカサマ
1982年 宮城県
坊主が悪人に首を切られて、その首が川伝いに飛んでいった。それを祀ったのが首塚様。
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クビヅカサマ
1982年 宮城県
和尚が首を切られて、その首が川伝いに飛んでいって岩に噛み付いた。それを祀ったのが首塚様。
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オコジョ,キツネ
1954年 山梨県
ある人が、持筋の家の前を通ると、たくさんの白犬が集って、その家の主人と酒盛りをしていた。覗いていると主人が呼ぶので、一緒に酒を飲んでいたが、主人と喧嘩をして殺してしまった。すると主人は狐に姿が変わり、小さい白犬は皆消えてしまったという。
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タタリ
1976年 沖縄県
琉球では父母が死んだ場合、直ちにその首を切り祀らなければ祟られる。その祟りは大変恐ろしいという。
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キツネ
1981年
ある時、荒川八左右衛門という人物が多賀への帰路で狐の子を見つけ捕らえた。彼の家来が狐を所望したので与えた。後日その家来の子に狐が憑いた。
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クビヅカサマ
1982年 宮城県
坊主が隠し女を持ったといわれて侍に首を切られ、その首が川上に流れて岩に噛み付いた。それを祀ったのが首塚様。
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テナシムスメ
2001年 青森県
昔、大阪の辺りに大金持ちがあったが、ここに来た後妻は娘を憎く思い、父が留守の間に家来たちに殺すように命じた。家来たちは娘を良く思っていたから殺すのに忍びなく、その両手を切って捨てるに留めた。娘が泣きながら京都の許婚のもとまで行ったところ、可哀想に思ったその若主人が、娘を妻とした。
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カメ
1940年 神奈川県
ある武士の主従が落ち延びてきた時、従者は主人の首が敵の手に落ちる前に主人の首をはね、檜橋付近の河中に隠して一旦落ち延び、事が鎮まった後に戻って捜すと、多数の亀に護られて首は無傷のままだったという。ただ、髻に一振りの剣が刺さっていた。これを神体として妙剣社が祀られた。後に神明・諏訪二社と合祀されて山田神社になった。亀は使い姫と認められ、捕ろうとする者はないという。
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ユメ,アオイヒカリ,オウゴン
1937年 長野県
山の陰に黄金が埋まっているという夢を3年連続で見た主人の話を聞いて、家来がそっといって掘ると本当に黄金が出たが、青い光になって飛んでいってしまい、返ったら主人の家が黄金に埋もれていた。
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ナワメ,クビナシウマ
1985年 愛媛県
ナワメと呼ばれる土地では、毎年2月4日の節分の夜遅く、首のない人が首のない馬に乗って通るという。首なし馬に出会うと縁起がよいとされ、どんな人でも出世できるといわれた。
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フシン
1976年
父の家で病人が多く出た時、祈祷する者を呼んで占わせたところ、普請の際に何か変わった木を使ってないかと聞いてきた。家来の1人が、けんほのなしを使っていると言った。そこでそれを取り替えたところ、何事もなくなったという。祈祷者が言うには、その木が祟っていたのではなく、それにより家の気が変わったためであるという。
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ヨナキイシ
1940年 福井県
神社の境内には夜泣石がある。新田義貞が愛した石だといわれていたが、庭石としておいていたら夜になると泣くようになった。この石を置いた家は家運が下がり、何かの祟りであろうといわれたので、神社におくことにした。
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オチアイヅカ
1979年 岐阜県
昔、武田と織田が戦って、落人が逃げてきたが桜の木のところで首をはねられた。その首が埋められた場所へ入ると死ぬといわれる。
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