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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

キツネイワ
1991年 奈良県
山へ行ったまま帰ってこない人がいた。探しに行ったところ、岩で押さえられて死んでいた。転げ落ちた岩に押さえられて死んでいたという。動くはずのない岩だったので、その岩を狐岩と言った

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ヘビ
1937年 愛知県
山の上にあるタチ岩という大きな岩に蛇が住んでいると言われていた。また、道端に蛇岩という3尺ばかりの岩があり、蛇がタチ岩と蛇岩の間を通うと言い伝えられていた。
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イワ,フドウサン
1932年 兵庫県
物部川を2町程上ったところに切石というところがある。岩があちこちにあり、大きいのが立岩・双子岩、小さいのが島岩と呼ばれている。子供の頃よく泳ぎに来たが、双子岩・島岩のところには誰も近付かなかった。山の真下の岩と岩の間に向かって不動が立っており、参らずに泳ぐと死ぬと言われていた。不動の岩を割った子は気が変になった事実もある。
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キイノガンセキ,サルイワ
1975年
猿岩という岩があり、婚姻の際この岩の近くを通ると不縁になるという。
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ザイモクイワ
1956年 宮城県
飛騨の工匠が、一夜で不動堂を建てようとしたところ、夏の夜は短く、あと一息のところで夜が明けたので、木取りをした材木を全て捨てて去った。それが岩に化して、柱岩、桁岩、染岩、ヌキ岩、角柱岩、敷板岩、萱岩として、白石川の左岸に残っている。今も山の神が惜しんで洪水があれば村境で留めるという。
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ヨバリイワ
1927年 愛知県
ヨバリ岩という2つの岩がある。年越の夜に岩と岩が交互に呼び合う。ある女房が谷に落ちて死んだが、ヨバリ岩の咎を受けたものと噂されている。
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スモトリイワ
1985年 愛媛県
すもとり岩は2つの岩が相撲をとっているようなかたちで組み合った岩。離そうとすると火が出た。
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ナリイワ
1983年 岐阜県
小那比川に面した山に大きな岩がある。岩の下を通りかかると「ザアー」と鳴るので、鳴り岩といわれている。
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メオトイワ
1990年 長野県
昔、旧道にめおと岩という大きい岩と小さい岩が並んでいた。ある旅人が小さい岩を通行の邪魔だと足で谷底へ蹴落とした。すると「上げてくれ」と声がするので元に戻してやった。すると静かになったという。
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サンシロウイワ
1996年 香川県
香田の三四郎岩は、大阪城築城の岩切り出しの時、三四郎という人が押しつぶされて死んだ岩。この岩に触れると病気や怪我をすると言われている。話者の家は三四郎の子孫らしいという。
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キヌカケイワ
1990年 長野県
二子持に衣かけ岩という岩がある。岩の下から竜宮まで道が通じており、着物を借りたいときに頼むと、一式岩の上にかけてあった。ところが借りた不届き者が着物を返さなかったので、以後は貸してくれなくなったという。
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オニ,イワ
1990年 長野県
ある家の庭に、鬼が手で撫でた岩である鬼なで岩がある。指の形がついている。手を拭いた手ふき岩もあったが、今はない。
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(ゾクシン)
1977年 和歌山県
ノヤマ谷に、乳の形をしたものがついている、乳岩さんという岩がある。その岩の上に小さな祠があり、女性がお参りに行くと、乳がよく出るという。
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ヨウカイ,カムロ
1922年 京都府
もとはある庭にあった岩の付近で、妖怪が禿童となって夜通る人を恐がらせるという噂になり、岩は場所を移された。その岩に祈ると乳がよく出るようになるという。
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テング
1987年 富山県
とんがり岩には天狗が住んでいる。岩には風穴があり、別の岩穴に続いている。
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フクイワ
1933年 京都府
福岩という岩があり、正月元旦に羽織袴の礼装でこの岩の上に座って鶏の鳴き声を聞くと幸運が舞い込むという。
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ホートガー,ホートイワ
1973年 沖縄県
津堅島海岸、ホートガーと呼ばれる泉にある鳩形のホート岩。この岩は九つの子の岩を大切に守っていたが、ある時小岩が全て盗まれてしまい、親岩は泣き暮らした。盗んだ者のボートは全て神の罰により海中に沈んでしまった。それ以来ホート岩は子供を求めて泣いている。
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オイワノレイ,ヘビ
1915年 東京都
お岩の家跡に住む者の家では、毎年盆になると必ず精霊棚に蛇が寄ってくる。この蛇はお岩の霊であると信じられていた。
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オスイワ,メスイワ
1968年 福井県
坂ノ下川のほとりの雄岩は、昔は山上で雌岩と重なっていたが、300年以上前に地震で落ちてしまい、それ以来夜中になると「オーイ、オーイ」と雌岩を呼んでいた。そこで粟田郡の大門の長者という男が雄岩に矢を打ち込み、南無妙法蓮華経の字を刻んで黙らせた。以来、雌岩のそばを尼千人が通ると落ちてくるといわれていたが、まだ落ちてこない。
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サイジンサマノヒウチイシ,スッポン
1938年 京都府
祭神様を祭ってある岩を参拝した男が、少し割って持って帰ったら火打石になった。その岩の下にはスッポンが棲んでいると言われ、村人に恐れられている。
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トダナイワ
1943年 岐阜県
高社山を根本へ下るところに戸棚岩という岩があるが、そこは昔、山賊が住んでいたところといわれている。
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キツネノミチ
1954年 岡山県
狐の道と呼ばれるところがある。その小道の中程に1ヶ所岩が突き出ていて、その下に穴があり狐が住み、夕方はその道を通り村里に出て、朝穴に帰るという。村人はその岩を避けて通る。岩の上を通ると狐の背に乗せて連れ去られ、岩を覗くと祟りがあると言う。また他にも狐の道があり、そこでは時々火が見え、夕方通ると狐に連れ去られ餌食になると言う。
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