オウサキドウカ 1989年 埼玉県 明治30年頃、村の家系自慢の家の息子とお代官の分家筋の娘が恋に落ちたが、娘はおうさきが憑く「にぎやか」の家系で、双方の家から反対された。2人は決意を変えず、共に勘当されたが、ある教師の養子に入って幸せに暮らした。
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テンリュウ 1990年 大阪府 ある男が小墓というところで畑仕事をしていると、天龍が降りてきた。それ以来代々ものを言えない者ばかり生まれる家系になった。
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キツネツキ,タヌキツキ 1991年 愛媛県 狐憑き、狸憑きなど昔はあった。狐憑きの人は必ず親指を隠す。
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キツネツキ 1971年 福島県 狐憑きになった人が夜に歩いていた。
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キツネ 1964年 福島県 狐憑きは水を嫌うので、無理に入れると狐が離れる。昔は法印に落してもらっていた。狐憑きは稲荷の鳥居をくぐってはいけない。
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ツキモノ 1964年 高知県 猿神筋・犬神筋・蛇神筋の家系があり、婚姻上の問題となっている。蛇神を生霊とも言う。主に女に着く。
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ツキモノ 1991年 愛媛県 神がかりになることを「憑き物がしとる」という。拝み屋に頼んで拝んでもらう。値段は2000円から30000円ぐらい。憑き物の家系というものはない。
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イチジャマ 1972年 沖縄県 或るイチジャマ(生悪霊)の女が隣の部落に嫁に行ったがすぐに離婚して実家に戻った。イチジャマの家系では子供も早死にするケースが多かった。また、「シータニキリルン」(精種切れる)、子孫が絶えるといわれていた。
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イチジャマ 1972年 沖縄県 代々悪霊に取り憑かれたイチジャマ(生悪霊)の家系は「種子を悪くする」という事で結婚に支障があった。家族の反対を切ってイチジャマの噂のあるN家の娘と結婚したM家の息子は間もなく死去した。
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オオキツネモチ 1919年 島根県 大狐持という家系もある。普通の狐持が飼育している人孤よりも大きな、野孤ぐらいの大きなものを飼っている。この家筋はいずれも豪農であり、多くは一族で群居し、同族結婚をする。
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キツネ 1955年 静岡県 狐憑きの人には狐の言う事がわかる。
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ジャシン 1918年 愛媛県 頭が猿、足が犬で尾が蛇である怪獣を切ったところ、各部分が別のところに着き、蛇神・猿神。犬神となった。その後狐つき等も入ってきた。蛇神の憑く家系があったが蛇の嫌いなものを撒くと、帰るといって離れていく。
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キツネ 1984年 山梨県 狐は火を嫌う。
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ツユジン 1952年 島根県 屋敷内に石の祠を持ち、ツユジン(ツユ神)を祀る家がある。世間からは「蛇の家系」とされ、縁組なども狐持ちと同様にみなされる。ツユジンの正体は蛇である。
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キツネ 1956年 福島県 狐憑きは、親指を隠すものだという。
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キツネ,(ツキモノ) 1989年 長野県 キツネが人に憑くことがあるという。キツネを持っている家のキツネが病人に憑くと、譫言を言うようになる。また、キツネを持った家との縁組みを嫌った。離すときは、山伏に祈とうをしてもらい、ヒキメの弓を射ったという。
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イキリョウ 1956年 岐阜県 部落に1戸か2戸は生霊が取り付くトリツキスジの系統の家がある。これらの家系は特徴のある姓、職業、家格、資産、移住時期などを有する。トリツキスジの人が赤子が産まれたときに来て「ああ可愛い」などというと赤子は死ぬを信じられていた。
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キツネツキ 1933年 長崎県 ヤコヅキは狐憑きのことである。
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キツネツキ 1922年 狐憑きという者も昔は沢山あった。少しでも精神に異状が起きると、狐が憑いたといって庵主というものを頼んで祈祷してもらった。すると狐憑きの体から狐が飛び出して逃げるという。
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クダギツネ 1913年 長野県 狐憑きから狐を落とすことが出来るのは御嶽講の行者のみで、呪文を唱えて九字を切るなどした後、狐憑きを責めて落とすという。狐が体から出そうになると、その狐憑きを狐の出て来た家の前まで連れて行く。無事に連れられて行って帰ってくると落ちるが、途中で転ぶと狐は落ちるが命も絶えるといわれている。
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フコウノキザシ 1946年 山梨県 ある種繭製造業者のところで何10匹かの蚕が畳1畳くらいの広さに絹地のような厚い真綿の繭をつくった。その年、その家では祖父が死に、その子供が死に、分家の長男の子供が自殺し、運が傾いて家系はほとんど死に絶えて没落した。繭が不幸の兆しであったのだといわれた。
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