カミナリハタ 1980年 岐阜県 堂殿神社の祭りは雷や風で荒れることで有名だった。そのため、神社の祭りの旗が雷旗と呼ばれている。この旗を盗んで売ろうとした者がいたが、空が荒れてダメだったという。
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ヤマノカミ,コバタ 1967年 福島県 安産のため山の神の小旗を借りてきて部屋にさげておく。社にいくとき男に会えば男が、女に会えば女が生まれるという。あとで旗を2つ作って返す。
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カミカクシ 1975年 高知県 泣く子は外へ出すもんではない。もし出しておくと神隠しにあっていなくなるといわれる。
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カミノカンオウ 1976年 東京都 天明5年の大干魃の折、雨乞いの祈りを捧げ、連歌を詠んだところ、初めて3日後に夢で神のお告げがあり、すぐに雷雨となった。
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ケムリ 1977年 天養2年3月7日、左大将雅定が伊勢の勅使の時に、家の寝殿から、煙が上がった。驚いて、天井裏を見ると、仏の絵や旗があった。それらを門の外に出すと、煙は消えた。
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テング 1915年 静岡県 雨乞いに高麗神社の神宝である天狗のお面を持ち出して使う。龍の字を書いた旗を押し立て、鉦太鼓を鳴らし法螺貝を吹いて海岸に出て、海に向かって天狗のお面を見せると必ず雨が降るという。
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(ゾクシン),シリョウ 1935年 山口県 生まれ子を夜に外に出すと、死霊がつくという。
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ダイジャノウロコ 1970年 三重県 雨乞いにその鱗を出すと、それだけで雨が降るという大蛇の鱗がある。
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ゴリョウ,ゴロウ 1959年 山梨県 銚子塚の頂上では、お伊勢さんを祭っている。それをゴリョウと呼んでいたが訛って、ゴロウと今は言っている。発掘以降祭典を行うようになったが、祭りの日は台風で荒れる。
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ギオンサンノアカハタ,(ゾクシン) 1960年 愛媛県 出入り口に赤い小さな旗がさしてあるが、それをギオンサンという。それをさしておくとはやり病にかからないという。広島県の鞆の祇園さんに参ってもらって帰るという。
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ホウソウニナッタトキノジュホウ 2000年 富山県 疱瘡になったとき、周囲に赤紙で作った人形と旗を並べる。中央には赤御幣を立てたサンダワラ。菓子や果物を供えた。
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ヨリトモ,ハタサオダケ 1930年 千葉県 竹林山満能院には、頼朝の旗竿竹と称する、節も太さも同じような二本の竹が毎年生えてくる。治承四年に頼朝がこの社を参拝中に、僧が庭の竹を二本切って、旗の竿として献上すると、喜んだ頼朝が褒美を取らせるといった。そして弓を射て、届いた範囲を全て寺領として与えた。
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ホソナガイハタ,タテイシイナリミョウジン 1922年 山口県 兄が大病を患い、命が危なくなった時、両親は立石稲荷社の一光大名神を信仰し祈願した。すると翌朝臥床の病者の上に純白の木綿で作ったような細長い旗が天井から垂れてきて、病者をなで、母親の上に落ちてわずかに部分を残して消えた。病者はその後全快した。一光稲荷神に尋ねるとそれは神界の旗であるという。
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ニジュウゴニチサマ 1956年 東京都 二十五日様は死人の祟りともいう。水が呑みたいという人が来たが、正月25日だったので誰も水をやらなかった。その人は船で三宅島の方に行ったが、着く前に死んだ。その幽霊が五色の旗を立ててくるのだという。
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オニガタ,バツ 1978年 婦人が鬼形を産むことがあり殺そうとしても殺せず、飛び去って夜になったら再び帰ってきて乳を吸う。旱魃と呼び、女の魃は家のものを盗んで出ていき、男の魃は外の物を盗んで帰ってくる。
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メヒトツコゾウ 1977年 神奈川県 12月8日には目一つ小僧が来るといい、外に目籠を出して下駄などの履物を家の中にしまい込んだ。また、生葱やグミの枝を燃やして外に出しておいたり、6種類の野菜を使ったムジツ汁を作った。
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タビノソウ 1990年 長野県 ある家で不幸があり、葬式を出そうとしたが外に出られないほど天気が荒れた。困っていると旅の僧がやって来て、「小川村の法蔵寺の住職を頼めば雨が止む」と言って消えてしまった。
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アマゴイノメン 1939年 島根県 小笠原氏が将軍家から貰ったという能面があり、雨乞いのときにその面を出すと、必ず雨が降るという。
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アンバサマ 1939年 福島県 あんば様に関する俗信。あんば様は外に出たがっている神で、この神を外に出さないから漁が少なくなったという。祀った小祀に赤い幣と白い幣が入れてあるという。
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ヲサギリノケイスケ 1935年 栃木県 をさぎりの敬介という男がいて、夕方に旗川村の大字免鳥にいたのを、村の人が見たのに、夜中には江戸で人を斬り、朝にはまた自分の家で寝ていたという。
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スワジンジャノカミ 1965年 山梨県 諏訪神社の御使いである白蛇が川水の上を「麻からのくき」にのっていたのを、初めに見つけた塩沢部落の人達によって、年々4月15日に諏訪神社の祭典が行われる。その際には神輿の渡幸があり、祭りの前に富士川の河原に御小屋をたてるが、ある年、これを建てなかったことがあった。すると、この部落に伝染病が流行したことから神様の御怒りに違いないというので、その翌年から再び建てられるようになった。
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