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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

アブラナセ
1939年 新潟県
ある旧家にアブラナセという妖怪がいた。家人が油を粗末に使うと、すぐに出てきて「アブラナセ」と言ったという。アブラナセとは「油を返済せよ」という意味である。

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アブラナセ
1921年 新潟県
家人が油を粗末に使うと、すぐに出てきて「アブラナセ」と言ったという。アブラナセとは「油を返済せよ」という意味である。それは、病死をしたその家の次男が化けて出たともいう。
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テング,カミサマノキ
1988年 富山県
家を建てるときに屋敷にあった木をきったら、それに神様(天狗様)がいて、それ以来その神様がいたずらして子供をヤクセ(意味不詳)にした。
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(ゾクシン)
1973年 香川県
尾崎大明神の祭日は9月9日で、当屋祭りという。この日の太鼓の音で、セキリやコレラなどの悪病は土地に残らないと言われている。
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キツネ
1984年 山梨県
狐が油を舐めたくて油売りを化かし、油売りは「あぶらあ、あぶらあ」といいながら、油を売っているつもりでそこら中にこぼして廻った。
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アブラトリ(ゾクシン)
1925年 岩手県
人間の油を取るといわれる油取りがやって来ると、戦争が始まると言われる。
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キツネ
1937年 福井県
夜になったので家に泊めてもらった家には白いものを着た死人がいた。油を切らすと火が消えるというので、持っていた油を次々と足していった。後ろからたたかれて気がつくと、芋畑に座って里芋の葉に油を注いでいた。白狐に騙されて油を舐められてしまったのである。
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アブラボウ
1965年 滋賀県
昔湖東の金剛寺に、毎朝本堂の観音様に燈明の油を差しにいく坊さんがいた。ある日坊さんは禁じられた遊びがしたくなり、燈明の油を盗みお金を作った。ところが遊びに出かけようとした時、ふとした病気が元で重体となり死んでしまった。その翌日から山門に坊さんの幽霊が出るという噂が広まった。その幽霊は手に油を持って、本堂に登って行くが、かすかな声で「油返そう、油返そう。わずかなことに、わずかなことに」とつぶやいているという。今でもこの油坊はでるという。
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タマセ
1986年 埼玉県
タマセが屋根の上を飛ぶと死人が出る。タマセは人魂のようなもので空を低く飛ぶ。また、人が死んだ夜は、ドーンという音がするときがある。これは一度死人の体から抜け出たタマセが帰ってきたのだろうといわれる。
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(アブラガデルイシ)
1980年 群馬県
くさうづ(草津)の地に、石から油が湧き出る所がある。池の岸に油の出る石があり、池の水面にしたたり落ちた油が溜まっている。
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キツネ
1971年 岐阜県
魚や油を持っていると、その手が重くなってくる。持ち替えるときに狐がぐるっとまわってきて油を飲んでしまうのだという。家に帰ってみると、空になっている。
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カミカクシ
1960年 岩手県
ある女性がヤマセへ行ったきり帰らず、モノシリに頼んでみても「やがて帰る」としか言わなかった。数年後、馬をたずねる者が彼女を見つけ連れ帰った。着物などは失踪時そのままで少しも傷んでいなかったが、女性は1年ほどして死んでしまった。
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マツ,オキナ
1922年 岩手県
上閉伊郡金澤村の折合の瀧に五葉の松と栗の木とセノ木の3巨木があった。枝葉が繁って景観が悪くなるので伐り倒すことになったが、何度伐っても翌日には元に戻っており、なかなか伐り倒せなかった。偶然、山中で出会ったセノ木の精を名乗る老翁の智恵を借りて伐り倒したが、栗の木は倒れるときに大洪水を起こした。その水の勢いで栗の木は下流の角端へと流され、水を押し塞いだ。村人はあわてふためいたが、川上から大石が転がってきて、巨木を真っ二つにした。
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キツネ
1985年 新潟県
隣村に油を買いに行った帰りに道に迷わされて、気づくと油は全部なくなっていた。狐の仕業。
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ユドキノフシギ
1974年
ある農家の灯火用油壷に油が常に八分目ほど入っており、使っても減らない。五年もその様なことが続いている。
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キツネ
1933年 長野県
油を買いにいった帰り、茶屋の前を通ると年増だが垢抜けした女が手招きしたので、油を女に預けて酒を飲んだ。茶屋を出て帰るとき油がなくなっていることに気づいた。狐に化かされたのであった。
類似事例

キツネ
1939年 岩手県
若者が狐にだまされている油売りの姿を見つけて見物していたが、油売りも狐もいつの間にか消え、自分たちの用意したご馳走もなくなっていた。
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キツネ
1997年 青森県
油もの(餅など)を持って土手を行く途中、急に眠くなってその場で居眠りしてしまい、目を覚ますと油ものはなくなっていた。きつねの仕業。
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ムジナ
1972年 千葉県
4,5代前のこと。油売りをしていた家で、夜主人が休んでいると、若い女の人が「こんばんは」といって入ってきた。起き出して見ると、台所でムジナが油を壷から舐めていた。捕まえようとしたが、逃がしてしまったと言う。
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アブラスマシ
1938年 熊本県
山道に出る怪物で油瓶を下げている。
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キツネ
1933年 長野県
ある晩、爺が町で油を買った帰りに道に迷った。散々歩いてから狐の仕業だと気づいた。見ると自分は田の中をうろついており、油はなくなっていた。
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ネズミ
1928年 大分県
鼠が油つぼに尻尾を入れて油をなめていたが、油がなくなると自分の尻尾を食べだした。尻尾がなくなったら足を食べ、足がなくなると胴を食べ、最後は頭まで食べてしまった。
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