フナダマ 1977年 船魂は十一面観音である。女性の白髪数本と、双六のサイコロ2つ、大観通宝45銭を同じ箱に入れて帆柱の下に納める。サイコロは1を上、6を下に向け、2を内側に向ける。
類似事例 |
|
オフネダマサマ 1933年 大阪府 お船玉様は女の神様で、船が難破する様になるとシャンシャン泣く。稲の穂を賽2個と12文(閏なら13文)を紙で包み、帆柱の内部の中央に祀る。
類似事例 |
|
デコニンギョウ 1958年 香川県 出貝岳(デコダケ)は双子山の端、城池に面している。ここは阿波のデコ人形を捨てた場所で、その人形が泣き出したという。デコ神さんとして、現在も小祠がある。また一説には、阿波から来た人形使いが足をすべらせて転落死したことから名付けられたとも言う。デコ人形には魂があるものとしている。
類似事例 |
|
フナダマサマ 1989年 鹿児島県 船霊様は船の神様で、ホンバシラを立てるところに船大工が打ちつける。ホンバシラには船霊様がいるから、その横木に腰をかけるなという。お宮の形をした箱に男女2体の人形、五穀、サイコロ、銭などを入れる。サイコロはバクチ好きな船霊様が船で遊ぶために入れる。
類似事例 |
|
フナダマサマ 1988年 岡山県 船霊様は船の守護神であり、女性神であるといわれている。船が危険に遭遇しそうになるとチリンチリンと鳴って知らせてくれるという。この船霊様は船大工の手によって祭られる。御神体はサイコロ2個、銭12枚である。船霊様を納めるとき、戸は1回だけたたく。数回たたくと海難に遭いやすくなる。
類似事例 |
|
デコニンギョウ 1984年 香川県 久保家の祖先は、もともとデコを使って大分もうけていた。すみついて何年も経った頃、屋敷の中で古ぼけたデコ人形を見つけ、双子山の端に捨てた。それから双子山のふもとで赤子の泣き声が聞こえ、庄屋が確かめに行くとデコ人形があった。
類似事例 |
|
ヤマヒト 1996年 秋田県 魚を釣りに行くと山人に道を迷わされた。おにぎりを食べようとすると12個あったのが6個になっていた。
類似事例 |
|
ヤマヒト 1993年 秋田県 駒ケ岳に2人で登ってひとりが死に、ひとりが行方不明になる。カメラを持っていたために、山人の怒りを買ったと言われる。
類似事例 |
|
フイグチ 1977年 鹿児島県 部落に住む大工の棟梁同士が喧嘩した際、ひとりの棟梁がフイグチをする性格であった。もうひとりの棟梁はそれを見抜いていてモドシグチを行った。するとクチを入れた棟梁は眠ったまま死んでしまった。
類似事例 |
|
(ゾクシン) 1942年 不明 櫛を拾うときは、かわりに、1銭か2銭をそこに置けばよい。
類似事例 |
|
フナダマサマ 1964年 福島県 船玉様は女の神様だといわれている。
類似事例 |
|
デコニンギョウ 1958年 香川県 大庄屋久保家の祖先は阿波のデコ人形使いであった。ある時、古ぼけたデコ人形を見つけたので双子山の端へ投げ捨てた。しばらくして双子山の麓の城池から赤子の鳴き声が聞こえるようになった。久保の大庄屋が見に行くと古ぼけたデコ人形であった。大庄屋はそれを拾って帰り、お祀りすると赤子の鳴き声はしなくなった。しかし、久保家はその後没落してしまった。
類似事例 |
|
ムクイ,イヌ 1974年 2人の男が主人の犬を殺して食べたところ、犬のような行動をとるようになった。ひとりは狂い死にしたが、もうひとりは祈祷により快気した。
類似事例 |
|
ヘビ,タタリ 1973年 文政8年4月27、8日のころ、2人の火消仲間が交尾している蛇を殺した。ひとりは5月8日に発病し15日に死んだ。もうひとりは同月20日に病気になり蛇のことばかりを口ばしり、狂いまわった。修験者に見てもらったが、6月1日に死んだ。また蛇を殺すのを手伝った者も病気になった。
類似事例 |
|
カッパ 1953年 長野県 河童図2枚。
類似事例 |
|
ヤマヒト 1993年 秋田県 カメラを持って山に入った2人の男がいた。悪天候で行方不明になり、ひとりは遺体で発見されたが、もうひとりは見つからず、ゲートル1本とカメラの三脚のうち1本が発見されただけであった。山人になってしまったのだと言われた。
類似事例 |
|
フナダマサマ 1960年 愛媛県 船霊を船玉という。ご神体はサイコロで船の中間に祭ってあり、女であるという。船玉は蛇や猿を嫌う。新造船を作ったときに船玉様をのせる。また正月2日を初乗りといい、船玉様を乗せかえる。死人を乗せたときにも船玉様を入れかえる。夜船の上で寝ているときにチンチンと音がすることを船玉様がいさむという。
類似事例 |
|
フナユウレイ 1932年 福岡県 船幽霊にあったときには一文銭の穴からのそくとよい。
類似事例 |
|
フネ 1990年 高知県 人が死ぬときにはきれいな船が迎えにくるが、生き返りそうな人が乗ろうとすると「乗られん、乗られん」といわれ、乗ることが出来ないという。
類似事例 |
|
ネズミニオサレル,ボウレイ 1960年 大阪府 昭和25年11月2日の午後2時、うつらうつらしていると鼠が部屋に入ってきたと思ったのに、探してもいない。襖に手をかけると亡霊に引っ張られたような感じがした。
類似事例 |
|
(ボクゼイノモノ) 1980年 茨城県 水戸で卜筮の能力が優れた者がいた。ある日彼が野辺を歩いていると、包みを持った女が中身と数を当てよと言う。彼は即座に24個の桃と答えると的中していた。それは質問してきた時に女を見ると、風が吹いて露わになった股が桃に見え、股が白(4・6)かったので24個と分かったと言う。
類似事例 |
|