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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

アラクマノオオカミ,オツゲ
2002年 愛知県
染色を商いとする大西という者が藍色の調合が思うようにいかず苦しんで、一心に荒熊大神にお告げを乞うたところ、大神から調合の仕方のお告げを受けた。その教えに従い調合すると色鮮やかな藍染の絞りの浴衣が出来上がった。その後藍染の名が一躍高まった。

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アラクマノオオカミ,オツゲ
2002年 愛知県
大正5年に、沢井音吉という修験者が熊鷹大神の霊場で修行をしていると、心清く神を信じてすがってくるならどのような願いも聞き届けるというお告げを受け、その後荒熊大神の御霊を我が家に祀り、朝夕のお勤めを行った。そのうち、1人2人と参拝者が訪れるようになった。
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テング
1929年 群馬県
胃腸病の平癒を祈願していた少し気の変な男は、参詣の途中で眠くなり、幾日が後、天狗に声を掛けられるまで夢の中にいた。天狗は彼に白い水の調合法を教えた。現実に戻った彼はその通り調合した薬を飲んで快癒した。
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カッパ
1927年 長野県
河童から小石をもらい、それを削って調合する口中薬を売り出す家があった。
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テング
1928年 愛知県
娘の産後の肥立ちをよくする薬を買いにいった帰り、峠で顔の赤い、鼻の高い人たちに出会った。彼らは家まで送ってくれ、薬の調合を教えてくれた。家へ戻ったときは見えない者にしきりにおじぎをしていたという。
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カッパ
1957年 新潟県
男児をとろうとする手があったので、それを切ると、毛深いものであった。翌日腕を取り返しに来た河童が謝ってきたので、返してやる代わりに妙薬アイスの調合法を教えた。
類似事例

カッパ
1935年 新潟県
馬の脚を引く河童の腕を切り落とした。その夜、河童がやってきて手を返して欲しいと言う。手を返す代わりに妙薬の調合法を教わった。
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ワラニンギョウ
1975年 東京都
神田藍染川で犬が怪しい箱を食い破ったら中から藁人形が出てきた。人形には蛇が巻き付いていて、蛇の頭から大きな釘が打ち付けられていた。
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カッパ
1958年 福井県
夜叉池には大蛇が住んでいる。接骨医が接骨に使用する漢方薬の調合を池の蛇に教えてもらったという。また、カッパに教えてもらったともいう。
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イナリサゲ
1935年
脚気をしたときに、イナリサゲを頼んだ。それは大阪住吉の安立町の人だった。来るまでにお供えをして待っていた。イナリさんは部屋の隅に祀った。オサガリがあり、乾菜で腰湯せよと言い、食べるものを調合すると言って帰っていった。
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キツネ
1974年 愛知県
尾張大納言が津島で鷹狩りをしていた時、薬の調合のため狐の生肝を所望した。そこで餌指の市兵衛が狐を捕まえ、残りの肉と皮までもらいうけた。すると清洲にいた彼の妻にその狐が憑き、恨みを晴らそうとしたという。それを聞いた大納言は、狐は霊獣なので道理が通じると考え、家臣の真島権左衛門を派遣し、今回のことは薬を調合するためであり、同じ死すべき命を人間の薬のために使ったのだから喜ばしい事ではないかと狐を諭した。すると狐は我らのような畜類に、大君の厳命を頂けるのはありがたいと言って憑くのをやめたという。
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カッパ
1957年 新潟県
婦人が寝ていると冷たい手で触ってくるものがあったので、その手を切ると河童の手であった。手を返してもらいに来た河童は、腕と交換に妙薬の調合法を教えた。
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カッパ,ベンジョ,クスリ
1953年 鳥取県
ある藩士の家の便所で尻をなでる怪物があり、武芸の達人が腕を切り取った。保管者が夢で見たことに従って、人間の婆の姿をした河童の元へ持ってゆくと、薬を並べて調合を教え、自分の腕を付けた。
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キツネ
1974年 京都府
孝菴維則という名医がある夜床につくと、フグの真子食って腹が痛いと呼ぶ声がするので、見ると狐であった。薬を調合して与えると静かになった。翌朝門前にまぐさが山と積まれていた。
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カッパ
1967年 長野県
川で馬を洗っていると、下から河童が引き込もうとした。しかし馬の手綱に絡まった河童は陸に上がった。人々が手打ちにしようとすると命乞いをする。代わりに薬の調合を教えてもらう。その薬は評判となり後々まで財をもたらした。
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アラクマノオオカミ,オツゲ
2002年 愛知県
農家の者がある日荒熊大神を参拝し、今年は稲の苗をたくさん作るように告げられた。田植えが終わり稲の苗がたくさん残ったが、その後雨が降り続き田の稲は流されてしまった。このとき残っていた苗を使って再び植えることができた。
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ショウトクタイシゾウ
1996年 神奈川県
長興山にあった聖徳太子像は、どうしてもそこに置いてはいけないということで、大工さんにお告げがあり、もらい受けた。
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オオヘビ
1994年 京都府
蛇谷というところには昔から大蛇がすみ、近在の山人や往来の者を食っていたが、内海浪介影忠という大剛の強兵に射殺される。その後浪介影忠は大蛇の麟毒にあてられるが、近所の老医と名乗る老翁の調合した薬で回復する。
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ブシノハカ
1963年 岡山県
小谷の御崎大神の側の武士の墓は、盆や彼岸にお参りしないと祟る。
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(ゾクシン),キツネ,アラクマジンジャ,オサガリ
1935年 山口県
荒熊神社は狐憑きになった人が狐を封じるために奉納した祠。執筆者(宮本常一)が病気療養中、この祠の周りをぶらぶらと歩くのを日課にしていたら、治癒後、荒熊神社のおかげで病が治ったという評判が立ち、参る人が増えて熱心な信者に神のオサガリまで起きるようになった。万病に効くという。
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キツネ
1980年 岐阜県
キツネに憑かれると、空中を飛び回ったりするという。わらないうちに人に憑く。体が弱い人に憑きやすいといわれている。福地にいる接骨医は指の脈で何が憑いたを調べた。憑いたものによってゴフの調合が違う。これを飲むと、憑き物が落ちるという。
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サカシマガワジゾウソン
1997年 愛知県
昔、北奥田の老婆に「川の水が逆さまに流れているところに地蔵堂を造れば家が栄える」という夢のお告げがあった。お告げの通り、逆さまに川の水が流れているところがあったので、そこにお地蔵さんをつくって祭った。川の水は元に戻ったが、老婆の家はお告げ通り栄えたという。また、逆しま川の水はイボを取るのに効果があるという。
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