ショケイサレタヒトビトノレイコン 1993年 福島県 昭和22年、国道に白い着物を着た人が立ちふさがったのを避けようとしたトラックが親子4人を轢き殺した。ここは昔、戸の浅間が罪人を処刑した首切りの場の跡で、処刑された人の霊魂が幸福な人をねたんで災いを起こすのだといわれる。
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タヌキ 1940年 大阪府 村のある家の嫁が婦人病で悩まされた。巫女が占うと、村の油屋に棲む狸の仕業だという。そのため、家人は狸を家に祀り、供物を与えた。すると、嫁に憑いた狸が家人の前に現れ、しきりに食物をねだる。あまりにも大食のために、家人が狸に食って掛かった。
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キツネ 1972年 千葉県 狐が家人に化けて、山仕事をしているところに訪ねてきた。後で聞くと、行っていないと言われた。
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キツネ 1974年 栃木県 1910年頃の話。ある人が酒を飲んで帰る途中、店がたくさん出て賑やかに商いをしているのが見えたので、家に帰って家人を誘って見に出たが、家人には何も見えず、本人も落ち着いてきたら何も見えなくなった。狐の仕業。
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オニ 1970年 地獄で罪人が鬼に向かって、なぜ鬼は地獄に堕のかと聞けば、鬼はおぬしの子であると答えた。罪人が前世で罪を犯すたびに鬼の姿が出来上がったのだという。
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モウヒトリノカゲ 1999年 栃木県 12月の寒い日、日が暮れて真暗な時に友達と2人で帰っていた。月が出ており2人の影がはっきり見えるのだが、その後ろにもう1人の影が見える。けれども振り向いても誰もいない。振り向きながら歩くと影は前に回り、立ち止まると影は消えてしまう。怖くなって家に走って帰った。
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キツネ 1977年 青森県 近所に遊びに行ったお婆さんの帰りが遅いので家人が噂をしていると、狐が「帰ったぞ」と言って驚かした。
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ムヌ 1961年 鹿児島県 重病人のいる天井から何か降りてきて、病人の耳に口を近づけ、何かを取りに出て行った。家人が追いかけて、もっていたミンヌクヮを取り返した。家人が鶏の真似をすると、青い火となって消えた。家人が持ち返ったものを病人の耳に入れると生き返った。
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ジシンサン 2001年 新潟県 家人に怪我が絶えないのは、地神さんの祟りだといわれた。
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イニンビー 1975年 沖縄県 夫が妻を脅かそうと、痴漢のように襲った。そのときに妻は夫を殺してしまい、気付いた後で自殺した。それが遺念火の由来である。20時~22時ごろによく見たというが、50~60年前から見えなくなった。
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ハテノハツカ,ヤマウバ 2001年 香川県 12月20日をハテノハツカという。この日は山姥が洗濯しているから山越しをしてはいけない。また、小石川で罪人の首を切った日であるとか、罪人の首が切られる日であるとも言われる。
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ムジナ 1972年 千葉県 昔、お爺さんがイロリにあたっていたら、「お爺さんお爺さん」と呼ばれた。家人かと思って戸を開けてもだれもいない。後で帰ってきた家人に聞いても、戻っていないと言う。ムジナに化かされたのだろう。
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カジ 1965年 岩手県 村に火事があって民家が焼けると、数日のうちに雨が降るという。
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シノヨチョウ,イケ 1950年 千葉県 家の西側に池を掘ると家人が死ぬ。
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ジゾウ 1976年 山口県 1955年ごろ、家人があいついで病に倒れた家の人が、もしかしたら地蔵でも埋まっているのではないかと聞き、家の周囲を掘ったら地蔵が出た。祀ると家人の病気が治った。それ以後、家を護ってお告げをくれる地蔵になった。
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ワザワイヲナストチ 1956年 宮城県 難地(ナンチ)と呼ばれる場所。その地所に住んだり所有する者の家には不運が続き,病気や死人が絶えず,家産が傾くと伝えられている。藩政時代罪人の仕置場だった。
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バケネコ 1955年 山形県 ある家で家人が呼ばれていき、お婆さんが一人留守番をしていた。退屈て猫に話かけたら、猫がまがきの歌を歌った。口止めされたが家人に話すと猫はいなくなり、猫又になった。
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ウタウフルネコ 1956年 宮城県 昔,老猫を飼っている老婆がいた。家人不在のとき,古猫がおもしろい唄を聞かせるから誰にも告げるなと言った。しかし,おばあさんは余りのおもしろさについ家人に告げてしまう。老婆は2,3日後に死んでしまった。
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ユメ 1975年 東京都 盗賊が、自分を捕らえた与力に、自分の死後は命日に線香を立ててくれと頼んだ。与力が承知すると、その御恩にいい盗人を捕らせようと盗賊は言う。盗賊が処刑された夜、夢に死んだ盗賊が出てきて盗人のいる場所を教え、果たして翌日与力がその場所に行くと、本当に盗人が逮捕できたという。
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ニシヲカムイ 1930年 北海道 江戸時代の話である。海から黒い影が陸の方へかけぬける。これはニシオカムイと思われる。
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チョウチン,コエ 1953年 福井県 江戸時代に処刑された人が雨の晩に提灯を灯して現れるといわれる場所で昭和の初期、ある冬の日の夜、提灯を腰に付け藪の雪を払っていると急に提灯の火が消えた。それを見ていた父親がおまえでそんな目に会うのは3代目であるといった。
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