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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

カミサマ,ウンサダメ
1967年 新潟県
昔、乞食が村のお宮に泊まっていると神々が村で生まれた男の子が20歳で蜂に刺されて死ぬと話しているのを聞いた。20年たって乞食が村に再び訪れると、そのとき生まれた子が鉢に刺され死んで葬式をしていた。

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(シノヨチョウ)
1978年 石川県
ある乞食が、村一番の金持ちに宿を請うたが断られてお宮に行った。隣の神様が「お産があるので行かないか」と言ってきたが、乞食は「ここでお産があるので終わったら行く」と言った。子どもが産まれたので占うと、「大工になる、二十歳で死ぬ」と判った。子供は大きくなって大工になった。二十歳になったとき、「厄年だから一年遊べ」と言ったが、川でカンナを研いでいるときにアブを払おうとして刃でのど元を切って死んでしまった。
類似事例

カミサマ,ウンサダメ
1967年 新潟県
昔、大工がお宮に泊まっていると、夜中頃、村で生まれた娘は泊まっている大工と結婚すると神々が話しているのを聞いた。結婚が遅くなるのを嫌って大工が娘を殺そうとしたが果たせなかった。結局20年後にその娘と結婚した。
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カミサマ
1977年 神奈川県
ある赤ん坊がお宮参りに来たとき、神様が「7つの年にハチにかみそり」と言ったのを近くにいた乞食が聞いた。何のことかと思ったが、この赤ん坊は7つになってお宮へ行こうというとき、ちょうど襟首をカミソリで剃ろうとしていたらハチが飛んできたので、勢いよくカミソリを振り、首を切って死んでしまったということであった。乞食はこのとき、神様の言っていたことが分かったという。
類似事例

(シノヨチョウ)
1977年 和歌山県
ある空き家に神様がいて、そこに別の神様が来てお産があるので行かないかと言った。今日は客があるのでと断ると、1人で行った。帰ってきたのでどうだったかと問うと、「産まれた子は八つの鎌だ」と言った。その時産まれた子どもは8歳のときに鎌で死んでしまった。
類似事例

ヒトリノコモチノコジキ,コドモヲマツッタジゾウ
1969年 福島県
子連れの乞食が、一日で田の草取りを終えたら一人前の村づきあいをしてやると言われ、子供を背負って仕事をしていたところ、気づくと背中の子供は死んでその首が腐れ落ちていた。田圃の真ん中にその子供を祀った地蔵さまがある。
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(ヤマノカミトウジガミノモンドウ)
1940年 和歌山県
ある巡礼が、山中で日が暮れたので山の神に願って野宿していると、夜中に山の神と氏神の問答を聞いた。氏神の呼びかけに山の神は客がいるから出られないと答え、山の神が尋ねると氏神は病気はあぶで年は18と答えた。巡礼は不思議に思って旅立ったが、18年後、その村で大工をしていた18の男子が、あぶをのみで追い払っているうちに喉をついて死んだ。巡礼はその子の寿命で仕方ないと諭したという。
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ウジガミ,ジゾウ
1919年
旅人が鎮守の宮に泊まっていると、地蔵と鎮守の神がこれから生まれる近所の子供の性別と寿命を話し合っていた。実際にうまれた子供は話通りに、男の子で7歳で溺死した。
類似事例

カッパ
1913年 岩手県
昔、家の主人が川童に、もし川の流れを変えたら一人娘をやろうと約束した。翌日、川の流れが変わっていた。そこで主人は、川で洗濯をしていた召使いの女を後ろから突き落とした。すると女は、川の真ん中に立ち上がって、汝の家に男を立たせぬと叫んだ。それでこの家は男が生まれても20歳になる前に死んでしまう。
類似事例

(シノヨチョウ)
1973年 香川県
ある人が旅の途中で宿がなく、仕方がないので神さまのところで休んでいた。夜中に他の神さまが「子どもが産まれる」と迎えに来たが、「客が居るので行けないから戻ってきてから結果を話してくれ」と言った。その後余所の神さまが泊まっている神さまの所に戻ってきて、産まれた子は水難に会うと言った。旅人が家に帰ると子どもが産まれていたので、水難に会わないように15・6の頃は気を付けていたが、襖に水の絵が描いてあり、それに命を取られたという。
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カミサマ,ウンサダメ
1967年 新潟県
昔、富山の薬売りがお宮に泊まった。夜中になって神様が隣村に生まれた子供は3歳で水に溺れて死ぬと言う話をしているのを聞いた。薬屋は自分の子供の事だと思い用心していたが、3歳になった時に水に溺れて死んでしまった。運命は生まれた時に決まっている。
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ジゾウサン,(シノヨチョウ)
1973年 三重県
ある乞食坊主が雨の晩に地蔵さんのところで寝た。すると夜中に地蔵さん同士が「どこそこで男の子が生まれたが、15の年にアブにチョンや」と話していた。アブにチョンとは、向こうずねに虻がとまったので、大工が使うチョンノという道具ですねをたたいたところ、傷がついて、それがもとで死んだのだという。
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ヒキガエル
1939年 香川県
数人の若衆がいる山小屋に、綺麗な娘が宿を求めてやって来たので泊めた。眠る間に、娘が男の所へ這って来て口から血を吸っていたので頭を木割で打った。夜が明けると男は死に、血の跡を辿ると巣の前で蟇(ひきがえる)が死んでいた。
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コウジン
1933年 鳥取県
百数十年前、乞食のような風体のものがやってきて、毎日物乞いしたので、村人はこれを嫌いだして、からさおで打ち殺して墓場に埋めた。今でもその跡があって、荒神といわれている。
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ジンジャノカギアヅカリ
1949年 福井県
お宮の鍵を預かる家は、肉も食べないし、葬式にもいかない。村人も産や葬儀があるとこの家にはこない。昔、この家の婆さんが長い間わずらい背中が痛くなった。そのため、ムシロばかりに寝ているので柔らかいものの上に寝たいと、村でとった熊の皮をもってきて敷いて寝たら、神様の罰で身体が腫れて死んだ。
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キツネ
1977年 福島県
塩峯峠で、ある若者が女性によって御殿に招かれた。女は山ほどご馳走を出して、「明日来るときはお守りを捨ててきてくれ」と言った。その時若者を呼び止める人がいて、行くなと忠告し、襟首に大きな縫い針をさしてくれた。翌日若者は女のところでお守りを捨てた。すると女は悲鳴を上げた。夜明けに血の跡をたどっていくと、縫い針で口が裂けた女狐が死んでいた。若者を呼び止めた老人はつんぼ神様だった。
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アブ,ウマデヤッテキタモノ
1939年 岩手県
男が地蔵の前で寝ていると、馬でやって来た者が地蔵に予言のような話をしているのが聞こえた。その後、その話のとおり、虻が口から入って子供の命を奪った。
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ヘビノコ,カミサマ
1928年 鹿児島県
ある夜、寂しい山間の年取った夫婦が神に子授けを願った。ある夜、妻が夢でうなされ、神に子供を授かる夢を見たといった。翌日から妻は身重になり、やがて子が生まれたがそれは蛇だったので畑に埋めた。神様に無理を言った罰が当たったのだろうとあきらめた。
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キツネ
1991年 奈良県
昔、ある子供が学校に行く時に、いつも狐の巣をつついて悪戯をしていた。ある日のこと、その子が帰ってこなくなった。それでみんな大騒ぎをして、山へ探しに行った。缶を叩きながら名前を呼んで探した。そうしたら、穴に埋められて死んでいる姿で見つかった。
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オカネウムムスメ
1956年 宮城県
昔、名鰭沼のふちに夫婦が住んでいた。子どもになかなか恵まれず、願かけて神に祈っていると、春の猫柳の芽がふくれる頃、嫁の腹が大きくなり、ついに女の子が生まれた。しかし片目片耳の子だったので、人目をさけてボロに包んで納屋においておいた。あるとき用事で、どうしても子を背負って町にいかなければならぬことになったので、慎重に包んで出ていった。町の用事がすんで帰るとき、石の上に子どもをおろして休んでいると、腰のまがった白髪の爺さんがきてボロをはがして子どもを見て「これはいい子だ。神様の授かりものだ。今にお金を生むから毎朝米一粒ずつつかませておけ」と言い残して消える。ためしに米一粒つかませるとお金を一つ産んだ。夫婦はしだいに金持ちになったが、慾の出た夫婦は「うんとつかませたらうんと生むだろう」と、ある日つかみきれないほど米をつかませると、子どもは死んでしまった。
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カミサマ,ウンサダメ
1967年 新潟県
昔、男が川の側で朝寝をしていると、神々が生まれてくる娘は18歳の嫁入り道中に大雨で死ぬと話しているのを聞いた。嫁入りの時、笠と蓑を持たせることにより娘の命は助かった。
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