ヤマノカミ、(ゾクシン) 1978年 山梨県 山仕事に関する俗信。一月七日、仮に木を切ってその木に矢が当たっていたら、それは山の神のが矢を吹いたものだという。そして、その日だけは木に神が乗り移っているという。
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オニ,カミノヨリシロ 1966年 岡山県 旧暦3月4日には総社付近では山登りする習慣がある。その理由は「この日鬼が来るから家を空けておく」とも、「家の中に不浄があるので家の外で一日を過ごす」とも、また「悪魔払いといって家に居てはいけないので山に登る」ともいう。
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ヤマノカミ 1982年 山形県 3月17日は山の神祭りで、仕事は休みになる。この日山に入って山の神に会うと、その年はろくなことが起こらない。
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マ 1938年 鳥取県 三瓶山から魔がさすという。
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カワミサキ,ヤマミサキ,ドウロクジン 1943年 徳島県 七人みさきは一種の霊魂と考えられていて、川ではカワミサキ、山ではヤマミサキ、道ではドウロクジンだともいう。あるいは、鳥のように飛ぶ神だともいう。川へ行って急に疲労を覚えたりするとカワミサキにつけられたという。
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ヤマノカミ 1982年 山形県 佐藤弥蔵家の山の神様の祭りは3月12日と12月12日で、春には山の神が空から降り、秋には空に帰る。
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ヤマノカミ 1972年 千葉県 山の神の日に関わる俗信。三沢では二月七日・八日が山の日とされている。これらの日には、山仕事をすると山の神のたたりがあり、ケガをすると言われ、山仕事を休む。この日は、山の神が降りてきて散歩するので、山へ入ってはいけないと言われている。
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オニノアリサマ 1980年 京都府 三岳山に三岳山頼光一行が登って大江山の鬼の様子を見たという。ゆえにこの山を見立山という。
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ヤマノカミノゾクシン 1976年 新潟県 山の神の日に関わる俗信。広瀬では、三月九日は、山の神が種をまく日だから仕事を休み、山に入ってはいけない。
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ウミカラクルカミ,フナユウレイ 1931年 東京都 伊豆七島には、悪いことをして殺されたものが盆に出てきて、海岸の村を脅かすという信仰があり、村人はうら盆や、大晦日の晩に海に出る船幽霊と同じ性質を持っていると考えている。この話は伊豆七島のほぼ全般で信じられている。
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ヤマノカミ、テング 1972年 千葉県 山の神の日に関わる俗信。追分では一月七日・二月七日が山の日とされている。これらの日には、山仕事をすると山の神のたたりがあり、ケガをすると言われ、山仕事を休む。一月七日に山の神が種をまき、二月七日にその育ち具合を見に来ると言われ、特に恐い日と言われている。また天狗が番をしているとも言われている。この日には炭を焼く人などが、近くの細木を二本切って来て紙を巻き、ツルで縛って御神酒を供える。
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ヤマノカミ 1939年 島根県 原山の山の神は、今は山が開かれてしまったので、三瓶山に行ってしまったといわれている。
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ヤマノカミ 1982年 三重県 山の神様は女の神様で、3月から7、8月までは海にいて、それ以外には山にいる。
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ヤマノカミ,(ゾクシン) 1973年 三重県 山の神に関する俗信。正月7日は宮の境内で、共有山の松の生木を集めて立て、生竹を立てかけて火をつける。少なくとも家族の数だけ切り餅を焼いて食べると、病気をしないとか福が授かるとかいう。山の神は子供ととても仲がよいといわれている。
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オニ 1935年 長崎県 正月7日、賑やかにしていないと、鬼がカライに来るという。
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ミサキ 1943年 高知県 七人みさきとは言わずに単にみさきと呼ぶ。頂上から川に連なっている山のうねにいるものであるという。
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ヤマノカミ、(ゾクシン) 1978年 山梨県 山の神に関する俗信。毎月17日は山の神の日であり、山に入らずに、酒宴を開いて山での無事を祈る。
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ヤマノカミ 1982年 山形県 山の神祭りの日は旧暦3月12日と12月12日の年越しの日で、山の神は春には天から下りてきて田畑を守り、秋には山に帰っていくという。
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シチニンミサキ 1943年 高知県 村を流れる川に「友を引く」と信じられている七人みさきがあり、そうした場所に地蔵を立てて祀る風がある。
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ナモミタクリ 1960年 岩手県 ナモミタクリは山の神で、泣く子を取っていって食うと言われている。正月だけ山から降りてくる。
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