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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ヨウカイ,ヤマノカミ,アヤシイコエ
1977年 鹿児島県
月の夜の12時を過ぎた頃、山の麓の部落から三味線の音が聞えてきた。丑三ツ時にはワァイ、ワァイという、男か女かわからない声がした。近くへ降りてくるような気配がしたが姿は見えない。山には恐ろしい声をかける山の神というものがいるらしい。

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アヤシイモノ
2000年 沖縄県
夜に道を背にして立っている人には声をかけてはならない。声をかけられたら数声かけさせてから返事をしなくてはならない。
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(フホウ)
1986年 埼玉県
人が死ぬ時は、戸をたたくような音が聞える。表からすれば男、裏からすれば女だという。
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(フホウ)
1986年 埼玉県
人が死ぬ時は、戸をたたくような音がする。男が死ぬ時は家のトボグチ(玄関)、女が死ぬ時は流しで音が聞える。
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フネユウレイ
1959年 島根県
船幽霊を見たものはいないが、声をかけられたものは多い。それに対して、こちらから声をかけると必ず死ぬといわれている。
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ユウレイ
1988年 長野県
幽霊とは、姿は見えず、音だけがするものである。
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タヌキバヤシ
1914年 東京都
丑時あたりにどこかから太鼓の音がする。それが近くに聞えたり、又すぐ遠ざかったりする。これは狸が腹を叩く音であると伝えられている。それを捕まえようとした武士は結局狸に化かされたという。
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ヤクシン
2003年 宮城県
2月8日には厄神が山から降りてくるので,山に入ってはいけない。
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シズカモチ
1929年 栃木県
下野益子辺では夜の丑時に「コツコツコツコツ」と、遠方で餅を搗く様な異音が人によって聞えるか聞えないことがある。その音が近づくのが聞えた人はシヅカモチを搗き込まれたといい、運が向いてくるという。音が遠ざかるのが聞えた人はシヅカモチを搗き出されたといい、運が行ってしまうという。さらにこの音を迎えて聞えた人は箕を後向いて出すと財産が入ってくるといわれる。
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ヤマノカミ,タイコ
1975年 高知県
芳川部落の向かいの山で、夜の9時か10時頃になると太鼓が鳴り出す。法印さんを呼んでわけを尋ねると、これは山の神のお怒りで近く山が荒れる前兆だという。そこでえらい太夫に山鎮めのご祈祷をやってもらうと太鼓の音は聞こえなくなった。
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ワッパタロ,セコ
1985年 熊本県
河童は毎月十三夜から十五夜満月の間に山へ上りセコになり、25日から28日の頃に山を降りて川には入る。
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ガラッパ,ヤマワロホカ
1974年 熊本県
ガラッパ、ヤマワロは蔑称なので、山や川で声を出して言う時はカワントヤマントといわなければならない。彼岸前後の雨の夜などにヒョーヒョーと鳴きながら列を作って山の尾根を降りてくるという。その声を聞いた人は多い。
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ヤマイリノキンキ
1956年 宮城県
旧二月十二日は山の神の祭日で山入りできない。ある時、若者が木を伐りに山に入ると、谷川の巨岩の上に黒髪で半裸の女がおり、声をかけると恐ろしい形相の女で若者を睨み付けた。若者は逃げ帰ったがその後病気になり死亡した。その女は山の神であった。
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ヤマイヌ,オト
1980年 静岡県
おじいさんが山犬に何度もドッサーンという大きな音で脅かされ、ついにはしゃがみこんでしまい、丑三ツ刻という時間もあり、近くの家に泊まらせてもらって、次の日帰ってきた。
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タヌキ
1978年 和歌山県
夜、山の仕事小屋で樵が10人くらい話をしていると、外で「オーイ」と2、3人で呼ぶ声がする。皆で「オーイ」と返事をすると、外の声はしなくなった。声の主は2、3匹の狸であった。
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フネ,コエ,レイコン
1970年 神奈川県
南風で波が高く、大雨が降っているとき、夜に声や和船の音が聞えてくることがある。猟師にしか聞えないのかもしれないと言われる。帰れ帰れと霊魂が知らせているのだという。
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テング
1974年 山梨県
山にいると、天狗が「オイオイ」と声をかけてくることがあるが、それに返事をすると連れて行かれてしまうという。
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タヌキ
1938年 長野県
祭りのお囃子の練習を夜にチンチンドンドンチリカラスットンとやって、ちょっと休むと向こうから同じような音が聞える。八幡様の木の上から太鼓の音だけでなく、「チョンチョン」という音や「ポコンポコン」という音も聞えてくるので狸だとわかった。明治30年代のことである。
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ヨブコエ
1990年 秋田県
4月の朔日に山へ行ったら、人の声がして雪がおちてきた。
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(ゾクシン)
1939年 青森県
若水を汲みに行く年男に声をかけてはいけない。声をかけると死ぬといわれている。
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ヨブコエ,アヤカシ
1992年 広島県
海から「こっちに来い」という声が聞こえてくる。声に呼ばれていったら死ぬ。6,70年前にその声に殺された人がいる。
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タケノオオスケ
1987年 山形県
夏の夜中の12時~1時頃、魚の幽霊が「タケの大助今のぼる」という声を出して登ってくる。この声を聴くと3年以内に死ぬ。だから夜魚釣りをしている人も、声を聴かないように夜中はほとりに上がって休む。タケの大助は目が提燈のように下がり、頭は大きく、毛は長く、尻尾はなくて頭だけという姿。
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