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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

オニ
1985年 新潟県
池尻集落のある家の、オオモという嫁が、夜中便所に行って行方不明になった。家の前のスに髪の毛がいっぱいについていたので、鬼にさらわれたとわかった。千年のアンジュ様のお堂にオオモが「アンジュ様、アンジュ様」と声をかけたが、アンジュ様が3声目で行こうと思っているうちにいなくなってしまった。何十年かして、狩人が山奥でオオモに会ったが、オオモは鬼の嫁になっていた。それからオオモを見かけた者はないという。

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サル
1982年 宮城県
姑にいびられていた嫁が、浜に海草を採りに行って立派な若者に出会い、そのままいなくなった。その若者は猿が化けていた。何十年かして狩人が恐山で、その嫁が洗濯しているのに会った。そばには小猿がいて、狩人が「帰ろう」と言っても「帰ると猿に殺される。ここで不自由ない」と言った。
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セイジュウロウ,オニ
1985年 新潟県
池尻集落のセイジュウロウという人が、ある晩家で「今晩は」と呼ばれたので戸を開けたら何か魔物にさらわれ、いなくなった。1年して戻ってきたとき、セイジュウロウは鬼になっていた。
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オニ
1961年 和歌山県
百姓が雨がなくて嘆いていると、鬼が雨を降らし、かわりに一人娘をさらって行った。娘は鬼の家で鬼の子を産み、鬼の子がお爺さんに会いたいというので、鬼の留守に鬼の車に乗って逃げ出した。鬼が追いかけてきたが、笑わせて逃げ切った。お爺さんの家に行き、鬼が怖いと言っていた青い剣と青いヒルに似た菖蒲とヨモギを軒端に下げて鬼を退散させた。それが五月節供の由来。
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シンメイサマ
1964年 福島県
神明様は法華様の家には行かない。理由は、法華様は大神宮様をそまつにするからである。歩いていても、回りたい家と回りたくない家があり、気の向いた家にはどんどんはいってきてしまう。持ち歩くのは男女どちらでもかまわない。神明様を守っている人は法印ではなく太夫である。
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アヤシイモノ
2000年 沖縄県
夜に道を背にして立っている人には声をかけてはならない。声をかけられたら数声かけさせてから返事をしなくてはならない。
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キツネ
1928年 新潟県
50年近く前、嫁が姑と畑仕事をしているとき、石を投げたら狐に当たった。3月後、嫁は病気になり、巫女に占ってもらうと狐がついていた。狐が嫁の世話をして欲しいというので、姑は言われたとおりにした。2,3日後、夜中に狐の嫁入りがあり、その後、嫁の病気はよくなった。
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カミガミノトシトリ
2001年 青森県
12日は山の神、15日は八幡様、16日はノウガミ様、17日は観音様、19日はお蒼前様、20日は疫病神様、23日は子安様とお地蔵様の、25日の天神様のトシトリである。
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テングサマ
1978年 石川県
子供などが急に行方不明になると、天狗様にさらわれたという。「さばくった息子」などと呼びながら探す。
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イケノヌシ
1985年 新潟県
野々見の池の主と池尻の池の主が争いをして、池尻の主が負け、池尻の池は水を抜かれて田になった。池尻のお不動様のお宮の滝がその池尻の池の水のはけ口だってところで、そこには鍋が3つも4つもあるが、池尻の池の主はいつもその鍋の中にいたのだという。
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シンメイサマ
1941年 福島県
某という旧家に、神明宮があってしんめい様が祀られていたが、某家に継ぐ者がいなくなり、しんめい様は不動様と呼ばれている盲目の男に預けられた。執筆者がこの男に会ってしんめい様はと尋ねると、小川村の八幡様に預けてあるが、夢で時々取りに来てくれと言われるので近いうちに行きたいと語ったという。
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ニジュウサンヤサマ,アキバサマ,トワダサマ,ジヌシミョウジンサマ,ブシノタマシイ
2001年 青森県
某家では、屋敷地の外の道路に面した所に二十三夜様・秋葉様・十和田様の石塔が並んでおり、その隣に地主明神様が祀られている。この地主明神様は、大正か昭和初期にそこに宿っている武士の魂を拝むようにとの民間宗教者の指示に従って祀られるようになったのだという。
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アオシマノオドウ
1982年 宮城県
志津川町の戸倉集落の青島のお堂に泊まった人は、翌日にはいなくなってしまう。和尚様が信じずに泊まったら、夜中自分の知らぬ間に何度もお堂の外に歩き出てしまっていたという。
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ユウレイ,クビナシウマ
1958年 愛媛県
巻物に観音様が片付けてある場所が書いてあった。観音様の前を通ると、馬の足がだめになり、罪人が通ると首なし馬が出るという。観音様を祀る様にといわれたが、観音様のいる家は粗末で、中にあったかしの箱に箱を開けないようにと書かれていた。
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ジゾウ,オニ
1941年 秋田県
爺様が転がった握り飯の綺麗な部分を地蔵に供えると、地蔵は爺様に知恵を授けた。爺様はそれで鬼から大金を手に入れたが、隣の心の悪い爺様と婆様がこれを真似して失敗し、鬼に痛い目に合わされた。
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ヘビ,ヨメ
1936年 岐阜県
山であった女を嫁にした。嫁は飯を食べなかった。子が生まれる時にその姿を見ないで欲しいと頼まれた。覗き見ると大蛇であった。嫁は目を子の為に残して池に帰った。目を盗まれたので池に行くと残っていた目をくれた。盲目になった嫁の為に寺へ鐘を寄進した。
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チチオニ
1941年 大阪府
父鬼は父の鬼が住んでいた事からその名が起こったという。その鬼が父瀧にいたとも、鬼唐臼にいたとも言う。鬼唐臼には鬼の夫婦がいて、それが討たれ、手負いになって河内の鬼しめに逃げた。延命寺に負矢という家があって鬼の系図があるという。又この鬼しめには川に大きな石があってそこで鬼が死んだので鬼の血がついて今でも赤い、ということである。
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ジゾウサマ,オニ
1934年 秋田県
昔、爺様が山へ柴伐りに行ったとき、転げた握り飯を地蔵に食べられてしまった。地蔵は爺様を鬼が博打をしているところに連れて行き、財宝を手に入れさせた。隣の爺様が真似したが、鬼に見つかって半殺しにされた。
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シンメイサマ
1964年 福島県
三春町庚申坂の神明様は、外に出たいときは神明様を守る人の夢などで知らせる。法華様は大神宮様をそまつにするので法華様の家へは行かない。神明様が気の向いた家にはどんどん入る。
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ダイジャ
1978年 東京都
明治初年、大きなクヨ(鉄砲水)で若妻が行方不明になった。ウカガイに祈祷してもらうと「嫁は長峰の池にいる」という。行ってみると嫁は大蛇に変じ、池に住んでいた。遺族は自宅裏に小祠を設け、嫁の霊を祀った。この祠は俗に蛇神様とか弁天様と呼ばれている。
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ウリコヒメコ,オニ
1930年 岩手県
昔、ばあ様が川で洗濯しているときに拾った瓜から女の子が生まれ、瓜こ姫と名づけられた。あるとき、爺様と婆様が畑にいっている間に鬼がきて、瓜こ姫をだましてがりがりと食べてしまった。爺様と婆様が帰ってきたとき、姫はおらず、鬼が火棚の上に大の字に寝ていたので、家に火をつけて焼殺してしまった。
類似事例

オニ
1939年 長崎県
よいお爺さんが夜中に鬼が集まっているのを見かけ、鶏の真似をすると、鬼は夜明けだと思って逃げ出し、残された宝物を手に入れた。これを聞いた悪いお爺さんが同じようにするが、うれしくて笑ってしまい、鬼に見つかって喰われてしまった。
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