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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

キツネ
1983年 岩手県
1930年前後のこと。話者の母は炭焼き小屋にいる息子に夕飯を持って行って、行方不明になった。夕飯が遅いので息子が心配して足跡を追うと、その脇に狐の足跡が附いていた。母を見つけたときには夕飯は食べられていた。

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ユメ
1966年 愛知県
ある母が船頭の息子の夢を見た。のちに息子は遭難していたことが分かった。
類似事例

キツネ,ウセモノイナリ
1993年 岐阜県
昔、一人息子を戦でなくした母が、高徳寺で毎日祈る。ある日、祈っていると目の前に亡くなったはずの息子が立っている。母が手を差し出すと消える。それは狐が息子に化けて出てきたのだ。
類似事例

キツネ
1983年 岩手県
1930年前後のこと。話者の父は山で狐が酒盛りしているのを見たという。
類似事例

キツネ
1993年 岩手県 
毘沙門橋で馬の糞をこねている人がいた。夕飯の団子をこねているつもりだった。狐に騙されていた。
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バケネコ
1982年 群馬県
上増田の岡田養庵という医者が、飯土井のネコヤマをとおりかかると猫が集まっていて、家の黒猫が大将の猫に「主人が往診で遅くなり、夕飯がオキリコミで熱くて遅れた」と謝っていた。家に帰ると夕飯はオキリコミだった。その猫が桃木川のオトネザワに住み着いたという。
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キツネ
1980年 岐阜県
田植えの後、夕飯の後に夕涼みをしていると、橋の向こうを提灯を点したものが飛んでいった。中の1人がのぞくと、畔豆を狐が食べていた。狐の尻尾が火に見えたのだという。
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キツネ
1987年 長野県
息子に唐傘を持たせて畑にいる婆の所に届けさせたが,息子はまるっきり別の方向に行っていた。息子によると,途中で「こっちに来い」と呼ぶ者がいて,そちらのほうにどんどん進み,気がつくと道の脇に腰掛けていたと言う。かさはとられてしまっていた。狐に騙されたのだという。
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アシアト
1975年 岡山県
仏壇の横に小さな膳を置き灰をならしておくと死霊が来た時に足跡をつけるという。その足跡を雀の足跡や人間の足跡だという。また雀の足跡は良いが、猫の足跡は悪いと言う。
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マブリ,シンゴス
1981年 鹿児島県
死んだ母のマブリ(死霊)が息子を心配して出てきた。母の死霊が炊事をしてくれ、米をとぐ音がした。母の死後、マブリワハシ(脱魂祓霊の巫儀)をしていないからだという。
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キツネ
1981年 東京都
7・80年前、頭が変な息子が狐に化かされた。振袖姿に化けた狐に、息子はついていった。山に入り、狐は息子を裸にして、息子の「宝物」をいじくって逃げた。裸で歩き回っているのを樵が見つけて助け、着物を着せて家まで送っていったという。
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ムジナ
1975年 新潟県
爺さんが山へ炭焼きに行き小屋に泊まっていると、夕飯を終え寝ようとしたとき、女が訪れ、とめてくれといって炭火に手をかざした。爺さんが炭火をぶっかけると、女はムジナの正体をあらわして逃げた。
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タヌキ
1985年 高知県
母親の声が聞こえたので息子が探したが見つからない。帰宅すると母親は家にいて、バラがきになっている息子の姿を見て驚いた。おそらく息子が狸に騙されたのだろう。
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ケンムンノアシアト
1996年 鹿児島県
小浜の砂浜に犬の足跡のような3つの形をした足跡があり、途中で消えていた。ケンムンの足跡だと言っていた。
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オンネン
1938年 福島県
ある年の旧2月18日の晩、山小屋で夕飯を食べて寝ていると、死者の怨念が来て、胸を押さえつけられた。苦しくて足を伸ばすと、ちょうど囲炉裏の蹴った。すると、たちまちなおった。山で死んだ人の怨念の仕業であろうという。
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カッパッコ,カッパ
1985年 福島県
12月1日をカッパレ(川入り)の朔日といって、昔この日にある家の息子が毎日海に行くのでお母さんがかっぱっこ(河童)に食べられてしまうと心配して、ぼた餅をつき、息子はそれを河童に食べさせた。お腹いっぱいにさせて、息子は命びろいしたということからこの日にぼた餅を食べる。
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タヌキ
1978年 和歌山県
山仕事に出かけて行方不明になった人を探しにいくと、狸らしい足跡が、その人の足跡と同時に転々と続いており、それが崖の淵まで続いていた。狸に落とされたのだろうといわれた。
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キョジン,オオヒト
1927年 島根県
大人の田というものがある。昔、巨人が通ったときの足跡と伝えられている。足跡は東から西のほうへ向いている。
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ムジナ,タヌキ
1980年 岐阜県
山小屋を造って生活していた時、夕飯後にガス燈の下で木を伐る音がしており、おかしいと考えているとそのうちの1人が「ムジナだ」と叫んだ。すると音もガス燈も消えてしまった。後で見ると、たぬきが小屋の壁をひっかいていたという。
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シノシラセ
1946年
伯父の一家が夕飯を食べていたとき、玄関から「ごめんください」という声が聞こえてきたので娘の一人が見に行った。しかし、そこには誰もいなかったので戻ったが、またしばらくして澄んだ女の声で「ごめん下さい」という声がした。北海道に嫁した長女の死の知らせだったのかもしれない。また長女の病が重いときには死んだ人の顔が見えると言っていた。
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テングノアシアト
1971年 福島県
天狗の足跡が今も残っている。
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テングサマ
1978年 石川県
子供などが急に行方不明になると、天狗様にさらわれたという。「さばくった息子」などと呼びながら探す。
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