キツネノヨメイリ,キツネビ 1988年 茨城県 昔、狐火を見たことがある。点いたり消えたりしながら山の半分くらいを光が覆っていた。
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キツネッピ 1984年 山梨県 昔、太郎さんと富士浅間神社の間に狐っ火が見えた。そして、ついたり消えたりついたり消えたりということがあった。
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キツネビ 1991年 60年ほど前には夕方近くになると、山の中腹に横一列に点々と狐火が並んで点滅していた。正体は分からないが、不思議である。10個ほどの灯りが点滅しながら、横に移動する。今では全く見られない。
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キツネビ 1982年 宮城県 話者が子どもの頃、毎晩、田束山のほうに3,4つの灯りが行ったり来りついたの消えたりしていたのが見えた。狐火という。
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キツネビ 1992年 茨城県 狐火が点滅するのを見たことがある。母の実家に行った時、同じ様な現象を見たことがある。この火は狐の吐く息が光って見えるのだと言われた。
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アカリ,キツネノヒ 1983年 富山県 昔、道を歩いていて、山の中で明かりが見えることがあった。火が燃えているのであれば周囲まで明るくてまぶしいが、狐の火はまぶしくなく、じっとしている。
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キツネビ 1990年 秋田県 暗いときに歩いていると、向こうの方にピカッと明るい火が見える。人であればずっとついているが、狐だとパッと消え、しばらくするとまたポッカリついたりする。
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キツネノヨメイリ,キツネビ 1988年 茨城県 昔、狐火を見た。こざさら雨の折に、西染の墓地で青い光がぼやっと3つ4つ点いたかと思うと、1つになったり5,6つに増えたりして、消える。1つは必ず残り、ポンポン上下に跳ねるという。
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キツネビ 1982年 岩手県 菊地氏は、狐火をたびたび見たことがあると言う。日暮れに屋根つたいにパッパッと燃えて消えるものであるらしい。
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キツネビ 1976年 新潟県 狐火は提灯くらいの高さにでで、青白い火が揺れる。火は大きい順に並んでいて、徐々に消えてゆき、ハッと気付くとパッといっせいに消える。狐火はリンの燃えるものだという。
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キツネビ 1971年 福島県 A氏は若い頃に狐火を見た。5、60くらいずーっと提灯がつながって歩いていく。その正体が見たくて、塙の上のソウノダイラというところがあって、A氏のおんさまが川ぶちへ共同で水車を作っていた。その番にいったら狐火が向こうで始まった。こいつは行って見てやろうと這っていって、そばへ行くとまた向こうへ行ってしまう。そうしてまた行くと行ってしまうというようにどこまでも行ってしまう。
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キツネノチョウチン 1994年 京都府 子供の時分、狐が提灯を灯すのを見たことがある。狐が提灯を灯しているという母の声に慌てて外に出てみると、はるか向こうの山すそに青白い光があっちに行ったりこっちに戻ったりしていた。
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キツネビ 2003年 長野県 宵の始め、通りを灯火が幾つも続いて行く。途中藪で見えなくなり、藪から出てくるだろうと見ているが一向に出てこない。幾夜もこれを見たが必ず藪で消えてしまう。大人はこれを狐火だと言い、狐が足下まで来て化かしているからそういう時は下駄で蹴り上げて退散させるのが良いとされた。
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キツネノヨメイリ,キツネビ 1988年 茨城県 狐火の小さいものが12,13個ほども現れたことがある。近寄ったら、パッと消えてしまった。
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キツネビ 1978年 山梨県 七里岩に出る狐火は、提燈が長く行列して点いたり消えたりする。見ているとずっと点いているから見るんじゃないと聞かされた。
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キツネビ 1957年 長野県 狐火の名所といわれる所がある。二晩続けて見えたときは珍しい。火がついているかと思うと消え、近寄ってくるかと思うと遠くなる。それを大勢の人が見ていたことも珍しく、何か変なことがあったのではないかと思った。
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キツネノヒ 1930年 兵庫県 狐の火は青や赤だったりするが、どことなくぼんやりしている。山の向こうにチラチラ見えているかと思うと、こちらにチラチラ見えるというように、始終動いている。
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キツネッピ 1983年 山梨県 隣のお爺さんが村時代に役場に行って、夕方遅くに役場から帰ってくる途中、蓮池のそばで狐っ火を見た。
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キツネッピ 1958年 神奈川県 城山周辺にはいたるところに狐火が現れたが、戦後はなくなった。
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キツネビ 1973年 岩手県 狐火は山の上のほうに提灯がたくさん点いて行列し、明るくなったり消えたりする。普通の火より青く見える。
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