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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

コワイカオヲシタヒト
1988年 茨城県
昔、若い者が度胸試しをしていたら、こわい顔をした人に出遭って、あわてて逃げてきた。仲間がどんなこわい顔かと聞くので、とてもコトバにできない、と答えると、「こんな顔かい」と声がして、そのこわい顔をした人が近くにいた。

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ケンムン
1979年 鹿児島県
東城のケンムンは、相撲をとった。その場所を歩くときは、こわかった。ケンムンはよく相撲をとった。はくびり曲り(地名)はこわかった。寒気がして、まゆの毛が立ってね、とてもこわいよ。
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ゴハッスン
1935年 奈良県
だんごのような蛇である。草の中で息を吹きかける。それがこわい。
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ユキオンナ
1928年 秋田県
秋田地方の雪女は、顔がのっぺりとしており、普段の顔を見せない。しかし美しく整った顔に逢うと、つかまされると言われている。
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コエ
1975年 東京都
小石川諏訪町である商家の家に放火が続いたが犯人が分からず、山伏に祈祷してもらった。すると出入の者の妻子が「こわいこわい」という女の声と共に行方不明になった。翌日二人の死体が堀の中で見つかった。この二人が放火の犯人だった。
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キツネ
1983年 東京都
油揚げを背負って歩いていると、目に見えない何かがあとになり先になりする。あまりにこわいので途中の家に泊まって、迎えの2人と合流し、それでやっと安心して帰ってきた。キツネらしい。
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ユウレイ
1984年 山梨県
幽霊は血筋の人のところに、死ぬ前に現れることもある。子どもの顔に、病院にいるはずの父の顔が見えたことがある。
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タヌキ,ウシ
1939年 和歌山県
狸を殺した人の子が狸の顔をしていた。また、牛殺しの子が牛の顔をしていて産婆が逃げ帰った実話がある。
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キツネ
1935年 熊本県
魚売りが坊さんに会った。狐が出そうな所だったので、連れになって歩いた。ふと坊さんの顔を見ると、顔が長く伸びた。魚売りは魚笊を投げ出して逃げ、百姓家に駆け込んだ。その人にあったことを話すと、その人の顔が坊さんの顔よりさらに長くなった。魚売りは生きた心地がしなくなり、その家を逃げ出した。
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ヤマテング
1956年 山梨県
男てんぐで、鼻が高くこわいのは、山てんぐ。
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カガミイワ
2002年 滋賀県
鏡岩には昔は人の顔がよくうつったが、あるとき盗人の妻が顔をうつしながら髪を結ったところ、忽然として曇ってしまった。
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ユウレイ
1989年 長野県
幽霊は青ざめた顔をして、足の辺りはぼやけて見えないが、顔には三角形の紙のようなものがついている姿である。お墓に出るという。
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スゴロクダニ
1930年 岐阜県
昔、飛騨船津の者が2人で谷を極めようとしてあるいていたとき、いつのまにか1人の男の顔が鬼のように恐ろしい形相になっていた。しかし、それを見た男の顔も鬼のようになっていた。二人は谷の奥に住む鬼が人間が入ってくるのを喜ばないのでこういうことが起こるのだろうと考えたが、実際は谷の日射によって人の顔を恐ろしく見えたのだろうとのことである。
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ヒトツメコゾウ
2002年 神奈川県
一つ目小僧は大きい目玉が顔の真ん中に一つある、非常に怖い顔。
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イヅナ
1930年 長野県
買ってきたいづながあまり良くないものだったので、ふえて人にとりついて疫病になった。いづながとりつくと目がつりあがって顔がこわくなり、油揚の鰻のようなものばかりたくさん食べるが体は痩せる。お犬様をお招きして祀ると疫病はでなくなった。
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(ゾクシン),カガミ
1998年 静岡県
夜中の十二時に自分の顔を三面鏡で映すと、将来の顔が見える。
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ワーウー
1998年 沖縄県
ワーウーという妖怪は「醜い」とか、「こわい顔つきの」とかいう意味である。実態はよくわかっていない。
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カッパ
1974年 岩手県
カッパの顔は赤く、顔にも濃く毛がささっていて、人の視線のとどく前に顔の向きを変えるので、絶対に素顔を見せることはない。体は子どもより小さく、足は早い。夜も昼も姿をあらわす。
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キツネ
1986年 埼玉県
小鹿野の若者が、怪我をした仲間を見舞いに行った帰りに狐が砂かぶりをしているのを見て石を投げた。狐は逃げ出したが振り返って若者を睨んだので、若者はあかんべーをした。二、三日後、川向こうの仲間の家が狐に荒らされて困っていると聞いて出掛けて見ると、家の者の顔はあかんべーをした時にそっくりの顔をしていた。
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オーサキ
1995年 群馬県
オーサキを封じた石がある。オーサキは人間の顔と同じような顔で、ねずみのようである。
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(ゾクシン)
1950年 千葉県
人に唾をかけると自分の顔に跡が残る。
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オオガオノオンナ,タヌキ
1933年 長野県
ある晩、一人の侍が畳一畳もある大きな顔の女に出会った。慌てて逃げてから知り合いに話し掛けると、その男も同じ顔だった。狐に化かされたのである。
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