国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

ヤマノカミサマ
1977年 青森県
夫が山に木を伐りに行って帰らないので妻が心配して見に行くと、美しい女の人が、木の上で作業をする夫を支えている。妻が声をかけたら女は消え、夫は木から落ちて死んでしまった。女は山の神だった。

類似事例(機械学習検索)

ヤマノカミサマ
1977年 青森県
夫が山に木を伐りに行って昼になっても帰らないので妻が心配して見に行くと、美しい女の人が、木の上で作業をする夫を支えている。妻が声をかけたら女は消え、夫は木から落ちて死んでしまった。女は山の神だった。
類似事例

ヤマノカミ
1976年 新潟県
夫が炭焼きに山に入って帰らないので妻が心配して見に行くと、山中で女の人が夫を見守っている。妻が声をかけたら女は消え、夫は谷底に落ちてしまった。山の神は女で、山仕事の人を見守っている。
類似事例

ヤマノカミ
1989年 鹿児島県
山の神は女性なので、男の人は山に入るときにある程度身なりをよくして行くが、夫が山へ入るときにいつも身なりをよくしていくので、妻が山に誰かいい人がいるのではないかと思って様子を見に行ったところ、夫は谷淵できれいな女の人に支えられて仕事をしていた。妻が声をかけると、女の人はぱーっと消えて、夫は谷に落ちて死んでしまったという。
類似事例

ヤマノカミ
1980年 秋田県
夫婦が炭焼きをしに山に行って、夫は危ないところで木を切っていた。下から妻が見たら、夫の腰をきれいな女が支えているので、浮気かと思って「チクショー」と叫ぶと、手は消えて夫は落ちた。山の神様が守ってくれていたのだった。
類似事例

ヤマノカミ
1980年 新潟県
ある人が炭焼のため山にこもり家に帰らなかった。その人の妻が心配して様子を見に行くと夫の側で女が見守っていた。声を掛けると女は消え夫は谷底に落ちて死んだ。女は山の神で山に入る人を見守っていた。
類似事例

ヤマノカミ
1960年 宮城県
2月と12月の12日は山の神の日。この日は山を休む。昔、12日に山で木を切っていた男があった。用事ができて妻が山へ呼びに行くと、夫は女に腰を抱えられて木を切っていた。妻は怒って帰り、夫が帰ると喧嘩になったが、12日に山に行って怪我をしなかったのは山の神のおかげだということになり、山の神は女と言われるようになった。
類似事例

バケネコ
1968年 沖縄県
化け猫がある人の夫に化けていた。食事が出来ると夫にあげる前に自分の親の所に持ってき、困っていた。こういう事が続くうちに我慢できなくなった夫が出て行けというと、妻は正体を現して夫を泣き殺そうとした。すると夫は呪文を唱えたので妻はとうとうカリヤマー(化け猫)になってしまった。
類似事例

キツネ
1937年 新潟県
別れた夫の事が忘れられない妻の元に、夫が現れて思い残した事や家を出た事を詫びた。妻は子供に会わせると言って連れて来たが、既に夫の姿はなく、周囲には犬の足跡があった。妻は夫に化けた狐に騙されたのだろう。
類似事例

(ユウレイ)
1980年
ある人の妻が死んだ翌日の夜、枕辺の障子が開いて、亡き妻が入ってきた。夫は恐ろしく思ったが、妻は着物が欲しいといったので、不憫に思って与えた。こういった事が毎夜続いたので夫はやせ衰えた。それを友人が見て、妻の居所を暴こうと追跡すると、実は妻に仕えていた女だったという。
類似事例

ダイジャ
1941年 朝鮮
大同門の大蛇がある夜、近くの夫婦の家に忍び込み、寝ていた妻を飲み込んだ。夫は恐れて逃げた。夫が帰宅すると、美しい女が待っていた。いろいろと話しているうちに夜になり、床に就こうとして着物を脱ぐと、女は大蛇に変わり夫を飲んだ。それ以来、大蛇はいなくなったという。
類似事例

ヤマノカミサマ
1982年 山形県
3月12日は木を切ってはいけないという。それは、昔貧乏人の夫が山へ入ってはいけないというのを聞かずに出かけ、その後を追っていった女房が木の上にいた美人な山の神様に邪険な気持ちを出したために、その木が倒れて夫が死んだからである。
類似事例

キノセイ,ケンムン
1977年 鹿児島県
昔、二組の夫婦がいた。一方の夫婦の男が、もう一方の女に惚れていた。その男は、惚れていた女の夫を海で殺し、女に自分の妻になるように頼んだ。女は男に一抱えできる木を抱えたら結婚すると約束した。男が木を見つけ抱えると、女は亡き夫の恨みを晴らすために男の掌に釘を打ち込んで殺した。その死霊が木の精(ケンムン)になったという。
類似事例

シレイ
1976年 鹿児島県
夫を亡くしひとりで三つになる子供を抱えて暮らしていた妻が熱を出したとき、亡くなった夫が妻の口をとおして集めさせた。集まった親戚の前で、妻は夫に子供を連れて行かないよう告げるやりとりをひとりで話したという。
類似事例

ヘビ
1974年 愛媛県
予州宇和郡藤田村で、ある女の所に夜な夜な夫が帰ってきて、後に懐妊した。女は病気になり、その側に蛇が来て女を守るようにいた。女は蛇の子のようなものを1斗ほど生んで死んだ。病中に女が下女に語ることには、「夫ではなく蛇であった。自分は生きながら畜生道に落ちた」と泣いたそうだ。
類似事例

オニ,ウシオニ
1992年 山口県
夫がいない間、妻のもとに18・9の若者が毎夜通ってきた。夫が帰ってきたので、妻は夫に告げた。夫が弓矢でやって来た若者を射ると、若者は血を流して逃げていった。翌朝血の跡をたどると、鬼ヶ城の麓で死んでいたので埋めた。その後、村人に災いをなすので、牛鬼神と名づけて祀ったら、祟りはなくなった。
類似事例

ボウサイ
1974年
夫に捨てられた女が憤死した。元禄16年8月にその夫妻の知り合いが伏見から船に乗ったら死んだ女が同乗していた。不思議に思ったが言葉を交わした。女は大阪に着く頃に消えた。夫は女が現れた時刻に急死していた。
類似事例

オットノツワリ
1964年 福島県
妻が妊娠すると夫にもつわりがあるという。
類似事例

ヤマノカミノトマリギ
1967年 大分県
山を伐り払う時、その山中の木で第1枝が北に向かって逆枝になっている木があればその木が何の木であっても山の神の泊木といって伐らない。
類似事例

イニンビー
1975年 沖縄県
勝連に住む夫婦の妻が夜になっても帰ってこないので、夫が迎えに行った。首里から来た人に聞くと、妻はウンジョウビラー(熱田近く)で別の男と一緒にいて、帰ってこないといわれた。夫は帰ってこない妻を待ち焦がれて死んだ。それ以後遺念火(イニンビー)がでるようになった。
類似事例

コミ
1975年
ある人の妻が服を脱がないので、それを怪しんだ夫が、妻の寝ているときに服を脱がした所、野狐の尾のような3尺の毛があった。ゆえに夫が妻を追い出したら、妻は刀で夫の髪を切り逃げた。隣人がこれを追うと妻は狐に変じ逃げ去った。その後京邑では髪きりが流行った。熈平2年4月に始まり秋に止んだ。
類似事例

キツネ
1973年 岩手県
話者が木伐りをしていたころのこと。他に誰もいないのにパカリパカリと木伐りをする音がする。不思議に思って音のほうに行って見ると、狐が木の枝を咥えて木を叩いて、木伐りの音を出していた。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内