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検索対象事例

カンコウ,スガワラノミチザネ
1935年 香川県
高松の嫁入り人形、稲穂持天神にまつわる話。官公は、仁和2年正月16日から5年間讃岐の国司を勤めた。ある年降雨がなく、池や川も枯れ、田植えも出来ず百姓は苦しんだ。それを見た官公は、讃岐に限り雨が少ないのは自己の不徳のせいと、讃岐綾歌郡府中村の城山で斎戒沐浴し、祭文を城山神に捧げて雨を祈った。それが神に通じ、天忽ちにして曇り大雨が降り、農作物は蘇生し、農民は喜んだ。

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スガワラノミチザネ,アマゴイ
1934年 香川県
菅原道真が讃岐の守であったとき、大旱魃で、自ら雨乞いをした。城山の天神の御託宣に従って、墨を含ませた筆を天に投げると、たちまち雨が降った。5月雨で傘が黒くかびるのは、その墨汁のせいともいう。
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ミズ
2000年 愛媛県
もともと蛇渕と呼ばれた池の水は、讃岐の満濃池に通じており、いまだ水が枯れたことがないと古老はいう。
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ウガンヤマ
1938年 京都府
雨願山という山で降雨を祈願すると雨が降る。
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テンジンサマ,トシガミ
1984年 福井県
天神様というのは、天神地衹ということばがあるように、天の神ということで、正月には天から地上に降りて年神になるという。
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(アマゴイノワカ)
1974年 香川県
正徳2年の夏に、讃岐国の観音寺にある坂本天神の社で雨請の俳諧興行がなされた。その時「神風の雨こそ匂へ夏の草」という発句の後、匂いの花を吟ずると、雨が降り出したという。
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アキバサン(ゾクシン)
1964年 群馬県
城山から石がころがると人が死ぬ。
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ヘビ,イケガミ
1976年 三重県
城山で畑仕事をしていた老夫婦が、お池には神さんがおるというが本当か、と話をしていたら、神様が怒って池が渦を巻いた。それ以来、その家では池神様を祀っている。池神様は蛇。
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カミ
1978年 東京都
天明5年6月3日から9日まで亀戸天神で雨乞い歌会をした。祈っている間は雨が降るが、それ以外は降らなかったので、9日に和歌の上の句を詠んで祈ったところ、11日の暁に夢告で下の句が詠まれ雨が降った。
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イシノヤジリ
1976年 山形県
仁和2年に飽海郡神社のほとりで石の鏃が降った。
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イシ
1976年
仁和元年、石が降った。
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ガタロ,(ゾクシン)
1939年 和歌山県
6月1日には、神にキリコを供えるのだが、この日に川へ遊びに行くとガタロに尻を吸われるという。また、もしも雨が降ると、その年は池の藻が枯れるくらいの旱魃になるといわれている。
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サル
1958年 神奈川県
城山には宝珠を抱いた猿がいた。
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アメ
1946年 香川県
産まれた時に雨が降っていると死ぬときにも雨が降る。
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(ゾクシン)
1975年 愛媛県
東の空に対し、西の空が曇ると風になるという。秋の曇った日にきじが鳴くと、夕方に必ず雨が降るという。西の風が吹くと、風になるという。蛙が鳴くと、雨が降るという。海岸の山に雲がかかると雨が降るという。池や川から虹が立つと、雨が降るという。フクロウがフルツククウと鳴くと、雨が降るという。山から虹が立つと晴れるという、など。天候に関する俗信。
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サル
1938年 京都府
城山と称する所には約25の地蔵があり、里人の間では城山落城の悲霊を埋めたものと伝えられている。この山にはお猿仏という所があり、嫁入りのときにここを通ると猿が掻き混ぜるといって決して通らない。
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イヌガメ
1922年 島根県
狐持やイヌガメ(犬神)という迷信がある。犬神持は狐持のように憑いたりすることはないが、ある家が犬神持であればそれは何代も系統を引く。他の人には害はなく、付き合いなども普通にする。
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キツネノヨメイリ
1987年 奈良県
雨がしょぼしょぼ降る晩に限って、狐が人間に化けて嫁入りをする。
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ダイジャ
1939年 千葉県
久留里の城山には大蛇が棲んでいるという。
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タウエジゾウ
1948年 静岡県
ある年、旱が続いて田植えが遅れたことがあった。雨が降って田植えをしようと田に行くと、一夜のうちに田植えが終わっていた。その年の開帳のとき、本尊の地蔵の足に泥がついていたので、お地蔵様が田植えをしてくれたのだといわれた。
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(アマゴイ),(シンメイ)
1976年 熊本県
肥後の真木村の社の祭礼は10月15日で、この日は晴天であるにも関わらず大雨が降る。もし曇りならば雨は降らない。
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ツルギミサキ,マリシテン
1983年 岡山県
城山にツルギミサキを祀る家がある。これは昔、法者が城山の本家の屋敷の下に下りて来ている摩利支天を祀らなければ祟るというので祀ったものだという。
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