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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ヤマオトコ,サンキチ,ミヨシジン
1930年 岩手県
三吉神社に祭られている神様は明治の中頃から霊験あらたかな荒神・軍神として青年男女の参詣が多い。この神様はもと秋田の山男であったと言われ、痩せ型の若い男の姿となって現れるという。秋田に角力が立ったとき、鳥谷ヶ崎という相撲取りと三吉が勝負したが、三吉が負けた。その後、三吉は鳥谷ヶ崎のあとをつけて遂には殺してしまった。日本一を名乗って秋田に入ると必ず三吉が現れ、そのものを倒すという。

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(サンキチ)
1981年 秋田県
出羽秋田の山中に住む三吉は神通力がある。ある時三吉が船に乗り、船頭が船賃を要求すると、三吉は少し待てといって走り去り、すぐに帰ってきて船賃を払った。三吉がいうにはここから5里ほど離れた角館までいってきたという。
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サンキチサン
1924年 秋田県
羽後地方には秋田三吉さん信仰がある。三吉さんという神様は時々児童の姿となって現れる。ある相撲取りに飛び入りで勝負を挑んだ小丈の若者は青丈を手でひねって腰に巻くような強力だったが、相撲取りが全力を出すとさすがの若者もたぢたぢとなり、悔し紛れに顔を赤くし、額から小角出したという。これは三吉さんである。
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サンキチサマ
1959年 秋田県
柏戸が来た時、三吉様を馬鹿にして拝まなかったら、三吉様が若者の姿になって、祭りの相撲にやってきて、青竹をばりばり踏み潰して飛び入りしてきた。柏戸は驚いて宮城との県境まで逃げた。今でも相撲が来ると三吉様に参る。
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(サンキチ)
1981年 秋田県
出羽秋田の山中に住む三吉は神通力がある。ある時三吉が船に乗り、船頭が船賃を要求すると、三吉は走り去り、すぐに帰ってきて船賃を払った。彼によると5里ほど離れた角館までいってきたという。疑う船頭に三吉は袂から女の手を出す。この女は角館で強欲な商いをしていたので引き抜いたという。
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サンキチギツネ
1958年 茨城県
ある人が雪のちらちら降る晩に三吉狐に頭を殴られた。
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サンキチギツネ,キツネ
1930年 兵庫県
飯盛山の中腹に三吉稲荷明神という祠があり、三吉狐が祀られている。この狐は人をだますが、殺したり、死ぬような目にあわせたりすることはないという。機織の真似がうまく、神官さえもだまされてしまうほどであった。
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サンキチサマ
1987年 山形県
太平山の神様は荒神様で三吉様。杉沢集落のロクノジョウという大男は米1俵を担いだまま山越えする途中に雉を追いかけたほどの力持ちだったが、秋田の相撲大会で勝っていい気になって風呂に入っていたら、小僧が来て風呂桶ごと持ち上げられて掃除されて驚いて、びっくりして夜逃げして帰ってきた。その小僧は三吉様の化身であった。
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サンキチサン
1980年 秋田県
三吉神社は戦の神様。日清戦争で日本軍が苦戦していたとき、三吉さんが両脇に大砲を抱えて敵に突進した。その勇姿を見た日本軍は奮起して、勝利できたのだと言う。
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サンキチサン
1924年 秋田県
火事のとき、屋根の上に5・6歳の親戚の娘がいるのを見かけたが、それは秋田の三吉さんが童形となって消火に従事してくれたのだということになった。
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テング
1932年 香川県
宝永の頃、讃州高松の隣村中の村で、三吉という男が天狗に使われていた。三吉が病を患い長くはないので天狗に暇乞いをすると、天狗が3年寿命を延ばす秘薬の調合を教えた。その薬を服用すると、八日目に臍から蝶が飛んで出た。病が全治したので、天狗の為に社を建て、高戸の神と祀った。三吉の娘のお菊は、その薬で多くの人を助け、神職に秘術を伝えたという。
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サンキチサン
1924年 秋田県
三吉さんは稲庭生まれで、元来小さかったが力が強かった。長年奉公先でつとめたため、主人は暇をとらせ、お前の力で持てるだけのものを与えようと言った。翌朝主人が起きてみると自家の稲が二束しかない。あとは三吉さんがすべて背負っていったのであった。
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オコノノネン
1964年 秋田県
三吉様の御神体は石である。「おこの」という人が秋田の三吉様を背中にしょって八津まで来たとき、おこのは入水自殺しようとした。その時に烏帽子をかぶったような黒い石に腰を下ろしたところ、おこのの念がその石に移った。おこのの自殺後、サイドウニンに教えられて石は掘り出されて、Aさんが内神としてまつった。
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サンキチサマ
1977年 秋田県
日の下開山という力士が秋田で力自慢をしたら、さほど大きくない男が来て開山を負かした。その男は青竹を潰してまわしにし、四股を踏んだら土俵に穴が開いた。男は三吉様だった。
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サンキチサン
1980年 秋田県
三吉さんはものすごい力持ちで、1丈も2丈もある大男だった。
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サンキチサン
1980年 秋田県
三吉さんは武勇に優れた力持ちで、大砲を両手に抱えて歩いたりした。
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キツネ,タヌキ,ダンクロウ,サンキチ
1935年 新潟県
団九郎狐は、佐渡に住むたちの悪い古狸の三吉を憎んでいた。あるとき信濃川のほとりで団九郎は三吉と出会う。団九郎は三吉をおだてて酒屋の小僧や大入道に化けるなどさせる。団九郎はお礼に自分の芸も見せるといい、次の日に街道に来るようにいう。三吉が約束の場所で待っていると大名行列がやってくる。三吉は感心して行列の前に飛び出るが、それは本物の大名行列で、捕らえられて食べられてしまう。
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(ヤマノカミノタタリ)
1984年 新潟県
旧2月9日は山の神の日でこの日、三吉という人が早朝に山へ行って、名前を呼ぶ声がしたので振り向くと突然矢が飛んできて目を射られたという。
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モッコ
1941年 秋田県
秋田には、モッコという妖怪がいるという。
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サンキチサマ
1977年 秋田県
戊辰戦争のとき、三吉様が両脇に大砲を抱えて突進し、南の空に雪が降っているように見せて官軍を助けた。
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サンキチギツネ,ニシマノオキツキツネ
1958年 茨城県
下郷から沖宿へと行く道には、三吉狐という雄狐が住んでいる。二島に住むおきつという雌狐と夫婦だという。
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サンキチギツネ
1958年 茨城県
夕方、三吉狐の棲家を、赤ん坊を背負って通ったら急に赤ん坊が泣き出した。あやしながら家に帰って赤ん坊を見ると死んでいた。狐に殺されたのだろう。
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