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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ツリガネ
1929年 青森県
安永4年頃鹿島灘の漁師の船からお経が聞こえるので仲間が不審がった。船底を確かめる為に底板を起こそうとすると、電気に打たれたように五体が固くなった。占い師は吉兆だという。言葉通り大漁が続き、ある日上がらない碇を皆で引き上げると、変形した釣鐘がひっかかってきた。それは黒石法眼寺のものであった。

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ダイジャ
1939年 新潟県
寺の釣鐘の為の木を、山から鎧潟を通って船に載せてきた。途中、その木が落ちて大蛇となり、潟の上に首を出して押し付けの寺に上がろうと言って沈んでいったという。
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コボウシ
1934年 長崎県
10年前、漁に出ていたら船に小法師が上がってきた。船は進まなくなったが、一心に経を読んだら助かったという。
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(ゾクシンヒトタバ)
1992年 宮崎県
漁師の忌み言葉と船の上での俗信一束。
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ドザエモン
1958年 香川県
漁で土左衛門を見つけた時は引き上げなくてはならない。引き上げれば大量になり、引き上げなければ不漁が続く。
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イカリイシ
1956年 宮城県
戸倉明神が陸に上がったとき、碇が石になった。
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カネ
1928年 愛知県
釣鐘松の近くの田の中に弁慶の持って来た釣鐘が埋まっている。今でも折々は地の底から鐘音が聞えることがある。
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リュウグウ
1974年 静岡県
遠州天竜川を渡る為に鹿島村の船に乗っていた平野六太夫は、河の途中で船が動かなくなったので自ら飛び込んだところ、船は再び動いたという。周りの者は悲しんだが、三回忌の頃に帰ってきた。彼が言うには、船から落ちて竜宮界に行ってきたが、1日ぐらいだと思っていると3年も経っていたという。また竜宮の事を語るなと言われていたのに話してしまったためか、六太夫の子供は兄弟とも言葉がしゃべられなかった。
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〔フネシズミイケ〕
1956年 宮城県
水戸部の浜に戸倉明神が上陸したとき、船が沈み、船も碇も石になったという。
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リョウシ
1956年 宮城県
漁師がお産のあった家に上がると、不漁になるという。
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シロヤマクズレノハカ
1975年 山口県
ある人が病気になり、豊北町の占い師の老婆に見てもらった。すると「城山くずれの墓の世話をしてくれ」と言われた。以後、白国家の五体の墓を守っているという。
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オオイシ,カメ
1977年 神奈川県
漁師たちがいつものように漁に出たところ、その日は不漁であった。その後も不漁が続いたが、ある日船底に当たった大石を沢山のカメに手伝ってもらって観音堂の手水盤にしたところ、これもまた不思議なことに、後は大量が続いた。
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シニン
1973年 富山県
沖で死人を見つけて船に積んできたら三日後に大漁になった。
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ダイジャ
1932年 長野県
千代村の黒石の由来。昔この岩の付近は沼で、黒石は沼の主の大蛇の寝室であった。ある娘が沼に吸い込まれて以来、村の百姓たちの夢で娘が沼の水を干すよう要求した。百姓たちが実行すると、黒石があらわれた。岩の割れ目には何百という蛇がいて時々顔をだすという。
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キツネ,ムジナ
1940年 秋田県
商人と釣鐘にそれぞれ化けた狐と狢は、ある寺の和尚をだまそうと偽の釣鐘を売りつけたが、正体を見破られて逃げ帰った。
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ジゾウ
1923年 静岡県
ある年の6月23日、漁夫たちが漁に出ようとすると、鰹は1匹も獲れなかった。網には木造のお地蔵さんがひっかかっていて、海辺の松の木の下に安置して祀ったところ、大漁になったという。
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ミシラヌコゾウ
1962年 山梨県
あるとき、用竹で庚申講をしていると、見知らぬ小僧が仲間に入れてくれとやってきたので仲間に入れた。その小僧が山くずれがくるといい、皆逃げた。すると山くずれがきて山はやられた。そのようなことがあってから、見知らぬ人でも仲間に入れることになった。
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シラミユーレイ
1978年 高知県
船底に憑く小さな幽霊をシラミユーレイというが、これは水竿で船底の海中をかき回すと離れると言われている。
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オンネンサマ,ガンショウ,ヒノハカマノオンナ
1916年 東京都
淡井浦には怨念様と呼ばれる岩礁がある。昔、船の碇が取れないため潜ってみると、緋の袴をはいた女が碇に腰掛けていた。女はこのことを話すと命がないといったが、船頭は後に人に語ったため、死んでしまった。
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ゾウリ
1956年 宮城県
死人の草履を拾って船の中で使うと大漁になるという。
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オリュウドサマ
1972年 千葉県
元日の朝、笠森観音のお堂に上がって大般若経を唱えると、東の海からオリュウド様という火の玉のようなものが上がってくる。手を叩くと消える。海で死んだ無縁仏がお経を聴きに来るのだといい、元旦から七日まで出るという。
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モウレイ
1982年 宮城県
濃霧で船の針路がわからなくなった。「こっちへ来い」と呼ぶ声がしたのでそちらに行くと、岩に当たって船底に穴が開いた。そこに別の船が通りかかり、柄杓を貸してくれたが底がなく、船は沈んだ。モヤがかかったときにはモウレンが出ると言う。
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