ヤマンバ 1927年 愛知県 山姥が毎年、篩を借りにきたと伝えられる家がある。
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メヒトツコゾウ 1977年 神奈川県 12月8日と2月8日の両日には目一つ小僧が来ると言い、7日の夜には履物を早々にしまいこみ、目籠や篩などを外に出しておいたという。
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ヒトツメコゾウ 1949年 神奈川県 一つ目小僧が来る日がある。この日は、八日ゾウと呼ばれており、籾篩を屋外に出す。
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ヒトツメコゾウ,オニ 1978年 秋田県 2月8日には一つ目小僧が来ると言って、入り口に目の多い目籠類や籾とおし等を下げておく。これは、人家に入ろうとした鬼がこれを見つけ、目を数えているうちに夜が明けて入れなくなって逃げてしまうという俗信からきているものである。
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オニ 1935年 長崎県 正月7日、鬼が出るといって夜は外に出ない。
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オニ 1975年 霊は鬼であり、鬼は気である。
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オニ 1984年 愛媛県 正月七日の朝は鬼が来るので戸口に篩を吊してから雨戸を開ける。この時、「山は満つ、谷はここのつ、わかゆく里はひいらぎの里」と唱えながら戸を開ける。
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ヤマノカミ 1972年 山形県 月の17日は山の神が木を数える日なので、山に入ると自分も数えられてしまうという。
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オニ 1966年 新潟県 昔は鬼が正月にやってきて、12月に帰って行った。鬼が節分にやって来たとき、家の前に箕を置きっぱなしにしていたところ、鬼は逃げ帰った。以来、節分には家の入口の柱に箕や米通しを掛ける。
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チチオニ 1941年 大阪府 父鬼は父の鬼が住んでいた事からその名が起こったという。その鬼が父瀧にいたとも、鬼唐臼にいたとも言う。鬼唐臼には鬼の夫婦がいて、それが討たれ、手負いになって河内の鬼しめに逃げた。延命寺に負矢という家があって鬼の系図があるという。又この鬼しめには川に大きな石があってそこで鬼が死んだので鬼の血がついて今でも赤い、ということである。
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オニ 1935年 長崎県 正月7日、この日に鬼が年をとるという。
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オニ,オニイタ 1929年 岐阜県 飛騨国吉城郡の各村では、節分の夜に鬼板という墨で鬼の顔を書き、下に横線を引(平年は13本、閏年は12本)いたものを作り、焙ったごまめを添えて家の各入り口あたりに挟んで置く。すると鬼が家に入ろうとしても、板の線が来年の月数に合わないのを怪しみ数え直すうちに夜が明けて家に入らず逃げ去る。
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ヤマノカミ 1970年 岡山県 1月9日は山の神が木を数える日なので、人がいると一緒に数えられてしまい帰れなくなってしまう。
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アオオニ,アカオニ 1983年 東京都 ある人がお寺の2階のゲヤに寝ていると、青鬼と赤鬼がやってきてその人をさがしたが鶏が「トッテクショー」と鳴くと、鬼は「夜が明けるからぐずぐずしていると自分がつかまる」と言って帰った。
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ヤマノカミ 1978年 広島県 麦飯正月の日は山の神が木を数えるので、山に入ると木の一つに数えられてしまい災いがある。だからこの日は山仕事はしない。
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ヤマノカミ 1978年 広島県 麦飯正月の日は山の神が木を数えるので、山に入ると木の一つに数えられてしまい災いがある。だからこの日は山仕事はしない。
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オニ 1958年 東京都 馬引沢ではヨウカゾウの晩に鬼がやってくる。鬼が籠の目を数えているうちに鶏がトキを告げる。それが「トッテ クー」と聞こえるので、鬼はびっくりして逃げるという。
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オニ 1961年 和歌山県 百姓が雨がなくて嘆いていると、鬼が雨を降らし、かわりに一人娘をさらって行った。娘は鬼の家で鬼の子を産み、鬼の子がお爺さんに会いたいというので、鬼の留守に鬼の車に乗って逃げ出した。鬼が追いかけてきたが、笑わせて逃げ切った。お爺さんの家に行き、鬼が怖いと言っていた青い剣と青いヒルに似た菖蒲とヨモギを軒端に下げて鬼を退散させた。それが五月節供の由来。
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キツネ 1974年 栃木県 山奥で炭焼きをしている人が、狐が縁の下で「夜が明けるよ、夜が明けるよ」と言うのを聞いた。
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キンキ,フウキ,スイキ,インギョウキ 1975年 天智天皇の時代に、藤原千方という者が金鬼・風鬼・水鬼・隠形鬼の4鬼を使役していた。伊賀と伊勢の国はこの鬼のせいで、天皇の支配に入らなかった。そこで紀朝雄という人物が「草も木も我大君の国なればいづくか鬼の栖なるべき」と和歌を詠んで鬼のもとに送りつけたところ、たちまちに鬼はいなくなり、藤原千方は朝雄に討ち取られたという。この鬼は狐狸の類か。
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オニ 1983年 岩手県 6月1日には、正月の鏡餅を焼いて食べる。これを鬼の骨と言い、この日に鬼が来るけれど、この餅を噛めばないといわれている。
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