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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ジュウガツボトケ
1930年 岩手県
南部藩公が奥の三戸から盛岡へ移ったとき。共に移ってきたある家の十月仏の掛け軸は、その家が家事にあったとき、自ら仏壇を飛び出して林の木に引っかかっていた。

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ホトケサマ
1965年 宮崎県
盆の13日の晩には仏様が来るので、家の入口から仏壇に通じる戸をすべて、少し開けておく。この仏は夜中に帰っていく。
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トリ
1943年 長崎県
火事の時、鳥が火をくわえて他に移る。
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ヤシャ
1967年 高知県
房家公の女椿姫が屋敷の外で遊んでいて突然行方不明になった。着物の片袖が高い木の枝に引っかかっていたので、夜叉にさらわれたということになった。
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ホトケサマ
1943年 長野県
8月の盆の前には、家の周りの草をきれいに刈っておく。そうしないと仏様の足に引っかかるという。
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スイジン
1973年 富山県
砺波のある村にあった水神が、東中江へ行きたいと言ったので移った。
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ダイジャ
1983年 岩手県
南部藩の殿様が並木松を通ったときに、木の上に大蛇がいた。帰り道にもまたいたので、「出迎えはありがたいがあまりに神々しすぎるのでもう出てくれるな」といい、そこに蛇を祀った。それが底沼大明神。
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オソロシイクビ
1989年 長野県
中山の向こうにある川を渡ったところは良い土地で、昔はそこに5・6軒の家があった。ところが田畑仕事のときに土中から恐ろしい首が出てきた。また、夕方になると葬式のようなことをする人が出てきたりしたので、皆で溝口に移ったという。
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テング,テングコ
1974年 栃木県
下毛国の杼木で、ある老婆が、二荒山の天狗が皆筑波や大和へ移った。輝石山にも3・4人移って来て、子供も生まれたようで泣き声が聞こえると語った。人が冗談で話した事を信じたのだろう。老人は愚かな存在である。
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キツネ
1937年 秋田県
肴を買って帰る途中にわかに林の木の枝が引っかかって歩きにくくなった。振り返ると狐が尾を立てて挑みかかってくるので一喝したら逃げた。
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ミコガミ
1978年 岡山県
ミコ神さんはおできの神様であり、納戸に祀る。娘が嫁に行くときはついて行く。殊に長女によくついて行く。中島家には昔はミコ神さんはいなかったが、中和村吉田常藤の渡辺という神主の家から移ってきた。シンルイなので移ってきたという。祀って欲しいしるしとして物を出し、祀ると治る。甘酒が大好きであり、旧12月13日が縁日である。この日には甘酒を飲む。
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カッパ
1924年 岩手県
東林家の座敷には海から河童が上がってくる。
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オイナリサマ
1989年 群馬県
初午の前日、男の子が集まり、じゃんけんで負けた子などに目隠しをして座らせ、周囲から唱え言を繰り返すと、お稲荷さんがのり移り、その場で2尺あまりも飛び上がる。お稲荷さんがのり移ると、弱かった子でもたちまち強くなった。
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フドウイン
1977年 山形県
分家して移ってきたとき、不動院が「温泉を出すか水を出すか」といったので、水を選んだところ、同家には清水が出るようになったという。
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ヤマノカミサマ,オイゲサマ
1942年 高知県
お神母(いげ)様の楠が、田のフケ(作物の邪魔になる木の呼び名)になるといって、枝をおとした者の家が家事で全焼した。
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(ゾクシン)
1986年 千葉県
庚申祭では庚申の絵が描かれた掛け軸をかけると地震や不幸がおきると言われており、できるだけ早く酒を飲んで、掛け軸をしまい、料理を皆で食べる。
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タマシイ
1966年 三重県
死んだ魂が帰ってきたときに帰れるように寺の本堂の戸を開けておく。入れないと戸をたたく。
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ヘビ,オスガサマ
1970年 福島県
参勤交代のとき柳の木の上に蛇がいたが、見苦しいからと追い払われ、福良へ移った。その柳の木は折ると血が出るといわれていたが、切ってしまった。お菅さまに参ると蚕があたるという。
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〔キュウキ〕・ビンボウガミ
1973年 埼玉県
文政4年の夏頃、番町のある武家の用人が、主用で下総の知行所までいく途中、草加の宿でみすぼらしい身なりの法師に会う。話を聞くと法師は貧乏神で、番町の武家から出て行くという。これまでは先代両主の遺徳によって家は滅びず、また他家に移るのでこれからは繁栄すると言った。実際にその家は豊かになり、貧乏神が移るといった家は衰えたという。
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ワカサマ
1977年 福島県
女性の占いをする人をワカ様という。夏井のワカ様が移り初めをしたとき、神が移って3尺ほど飛び上がり、師匠の方を向いて「オレは所の鎮守(コンピラサマ)なぞ」「聞くことがあったら何でも聞け」と言った。落とし物・行方不明者などを占った。落とし物は特に良くあたったという。
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ダイジャ
1967年 茨城県
住吉神社の前に大蛇が居た。後に神の池に移り、池の水は干上がった。
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ザシキボッコ
1984年 秋田県
ザシキボッコは神様でも仏様でもない。お化けだ。近所にザシキボッコがいるという家が2軒並んでおり、前を通るときは親指を中にして硬くこぶしを握り、わき見せずに通り過ぎろ、そうしないとボッコにのり移られると教えられていたものだ。
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