フルソマ 1975年 高知県 山の中で大木を切り倒す音だけがすることをふるそまという。山の神の腹立ちだという。昔杣師が山に置き忘れた墨差しが、杣師の死後に杣の仕事をするためだともいう。
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イッポンアシノカイブツ 1939年 徳島県 秋の夜の引潮時、1本足の怪物が足音を残す。大浪があった朝は波打ち際から4、5尺のところに必ず足跡を残す。足跡は円形で、人よりも大きい。山の怪物が足を潮につけにくるのだ、と古人は伝えている。
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イッポンダタラ,ヒトツダタラ 1916年 和歌山県 熊野の山中には今でも一本ダタラという怪物が住むという。その形を見た者はいないが、幅一尺ばかりの足跡を一足ずつ雪の上に残してあるのを見たという。
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イッポンアシ 1975年 愛媛県 雪の降る日に一本足が来るという。雪の所々に穴があくのを一歩足の足跡と言う。
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ヤマノカミ 1927年 愛知県 山の神は一ツ目一本足だという。そのため、跛の者を山の神という。老人が山仕事に行き、一本足の怪物に出あったことがあるが、詳しいことはわからない。
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オバガミネノイッポンアシ 1991年 奈良県 一本足の大きな足跡が雪の上にあった。それで大きな一本足いるので鉄砲で撃ったら、大きな舌を出したという。一本足は生笹(いくざさ)という名前で、人間に化けて有馬温泉に湯治に行った。けれども何日か目に正体がばれた。一本足になったのは背中に熊笹が生えた怪物である猪笹王だという伝承もある。
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バケモノ 1992年 奈良県 杣師が山仕事をしていたら、わけのわからない男の化物が現れた。その男は、杣師が考えていることを次々と言い当てていった。それで構わずに仕事をしていたら、斧で切った木の屑が飛び、男に当たった。すると男は「お前は俺のわからんことをする」と言って、去っていった。
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オバガミネノイッポンアシ 1991年 奈良県 12月20日には、一本足が出てくるので、伯母峰峠を越すなと言われている。一本足は昔二本足だった。退治しようとした豪傑が片足を切ったので、足が一本になったのだという。
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オオキナカイブツ 1988年 沖縄県 昔、漫湖に大きな怪物がいて村人を襲っていた。神が天から三個のを降らせて怪物を押え、身動きを封じた。怪物はガーナー丘になった。
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ユキンボ 1928年 小さな雪塊の跡は、凹んでいる。それは一本足の雪坊の足跡だと考えられている。
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エンコ,セコ 1983年 愛媛県 エンコは冬になると山に入ってセコになる。セコは足が一本で雪の上に足跡を残しながらホイホイと叫びながら歩く。
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サトリオトコ,ヤマオトコ 1927年 愛知県 サトリ男は杣が働く傍らに来て思うことを悟る。杣が木作りをしていて木片がはね飛ぶことに驚き、人間は悟りきれぬことをするといって逃げ去るなどという。
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イッポンアシノカイブツ 1962年 奈良県 1本足の怪物が12月10日に人を害する。
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ヤマノヌシ,テング 1973年 山梨県 大和田山で杣が仕事していると1人の小僧が相撲を取ろうと言う。仕方なく相撲を取ろうとすると山の上から「そんなものと相撲を取ると死んでしまうぞ」と声がする。その声に驚き杣が相撲を取らずにいると小僧はどこかへ行った。小僧は山の主(天狗)が化けて出たものである。
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イッポンアシノカイブツ 1986年 奈良県 12月20日に伯母ヶ峯には一本足の怪物が出るという。
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ユキニュウドウ 1979年 岐阜県 雪の降った翌朝、新雪の上に大きな足跡があることがある。雪入道の足跡だという。
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カイブツ 1988年 奈良県 里に夜な夜な怪物が現れるので、宗介という猟師が退治することになった。怪物を捜して山中をさまよい、疲れて木の根に倒れたところに怪物が襲ってきた。鉛の玉を放ったがすべて跳ね返されたので、鉄の玉を放ったところ怪物を仕留める事ができた。怪物は鉄鍋を被って玉を防いでいたが、最後の鉄の玉は鍋を割って頭を打ち抜いていた。この怪物を葬った塚を鍋割れ塚と呼ぶ。
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ユキニュウドウ 1928年 岐阜県 小さな雪塊の跡は、凹んでいる。飛騨地方ではこれを一つ目一本足の雪入道の足跡だとしている。
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ユキニュウドウ 1928年 岐阜県 雪塊の跡がひとつポコッと凹んでいるのは、一つ目一本足の雪入道の足跡である。
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ヒコケンケン 1956年 雪中に出る女の怪。紐で人をしばって行く。一本足で片足とびをするという。仙台地方では片足とびをヒコケンケンという。
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シツケンケン 1956年 雪中に出る女の怪。紐で人をしばって行く。一本足で片足とびをするという。仙台地方では片足とびをヒコケンケンという。
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