ハチロウタロウ 1980年 青森県 八郎太郎は父と弟と山に薪取りに行き、一人でヤマメ3匹を食べて蛇身になった。辺りを沼にしようとしたが48社の神々に追い出され、八戸の八太郎沼に行き、十和田湖に行った。十和田湖に棲んでいたが南租の坊という坊さんに負けて血を流して逃げ、八郎潟の主となった。
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ハチロウタロウ 1980年 青森県 八郎太郎は友達2人と山にマダの木の皮剥ぎに行き、一人でヤマメ3匹を食べて蛇身になり、川に入った。辺りを沼にしようとしたが48社の神々に追い出され、十和田湖に棲んだ。十和田湖で南租坊という和尚に負けて逃げ、八郎潟の主となった。
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ハチロウタロウ 1980年 青森県 八郎太郎は水汲みに行き、一人ジャコ3匹を食べて赤い顔の大力になった。山を削ってもっこで配って辺りを沼にしようとしたが48社の神々に追い出され、十和田湖に行った。
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ハチロウタロウ 1980年 青森県 八郎太郎は十和田湖に棲んでいたが、南租坊という和尚に負けて島守に逃げてきた。しかしここでも高い山のお地蔵さんに追い出され、八郎潟に逃げてそこの主となった。
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ヤナギノコンバク,ニョニンノスガタノユウレイ 1956年 長野県 美青年が幽霊が出るという噂を聞き、退治するために現地に赴いた。女の幽霊は古い柳の霊だと名乗り、成仏したいという。青年は自分が僧侶になって引導を引き渡すと言うと、幽霊は喜んだ。仏になった青年はミイラになっている。
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ヘビ 1971年 鹿児島県 川口の川上で青年が15・6歳の娘が逃げるのを捕まえて犯した。その後青年は娘のもとに通っていたが、娘が蛇を食べていることがわかり、二度と娘の家に通わなくなった。
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ダイジャ 1931年 長野県 昔、おかんという女性が沼に身を投げた。死骸が見つからず、沼の主の大蛇になったと言われた。ある人がこの沼を干そうとしたら、雷雨が襲来し、大蛇の祟りだと言われた。この沼はおかんが沼と呼ばれている。
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タタリ 1984年 長野県 西の娘と青年が相思相愛の中となった。しかし結婚を許されず、親戚が他の家の者に頼んで青年を殺してしまった。それから不吉なことが起きるが、この若者の祟りであろうと言う。西の一家は村を出て行かなくてはならなかった。
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ハチロウタロウ,リュウ 1983年 岩手県 マタギが3人で山に行って魚を3匹釣った。それを1人で食べてしまったら、無性に喉が渇いて川の水まで飲み干してしまい、男は龍になってしまった。龍になった男は十和田湖に逃げたが、十和田湖の神様に追い出され、男鹿半島の湖に落ち着いた。
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シロムクヲキタヒト 1991年 愛媛県 ある夕べ、青年が墓の傍を通ったら、墓から白無垢を着て杖を突いた人が出てきて、青年は気絶した。それから3ヶ月くらい寝込んだ。
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ニイヤミョウジン,ダイジャ 1935年 群馬県 昔、利根郡にある山麓の長者に、三人の美形の娘がいた。或る日、田舎には珍しい美青年がやって来て、娘をほしいという。断ったが夕刻になると訪れる。不審に思った長者が氏神の新屋明神に祈った。翌夕、明神のお告げに従って青年に笄を渡し、鶏が鳴かない内にこれで溝を掘れという。青年は難なく掘って最後の一掘り直前に、新屋明神のご加護により鶏が鳴いた。青年は大蛇で、逃げた後に石が残った。
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タヌキ,オオニュウドウ 1930年 千葉県 明治30年ごろの小雨が降る朝、青年が人家から4、5丁の山道のソウマンドウ(斃馬を埋める所)のあたりで、向鉢巻の大入道とであい、通せんぼうされた。逃げ帰った青年に話を聞いた家人が見に行ったが、そこには何もいなかったため、狸に化かされたのだろうという話になった。青年は恐怖の余り高熱を発し、数日間寝込んだという。
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ンマデタ,ダイジャ 1993年 沖縄県 昔、ンマテダという母神とヤマヌフシライという娘神がナカズマに降臨した。二神は水量が豊富でおいしい泉をさがして狩俣にたどりついた。そのうち娘神が死に、やがて母神は夢に現れる青年との間に子をもうけた。青年の右肩に千尋の糸をつけた針をさしておいて素性を確かめるとそれは神と名乗る大蛇であった。母神と青年の間に生まれた子テラヌプーズトユミヤは八重山に渡り、ヤーマウスミガを娶って子孫をふやした。
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ヒノタマ,タヌキ 1930年 山梨県 水害のあった年、村外れの銀杏の木に毎夜4斗樽くらいの人玉がふわふわとからみつくという噂が流れる。青年が正体を確かめると狸であった。これを狸汁にして食べたが、青年の家は没落した。
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ダイジャ 2001年 沖縄県 平良の住屋で娘が懐妊したので父母が質すと,毎夜青年が寝床に来るという。麻糸をつけた針を青年の襟につけさせて翌朝糸を辿ると,糸は漲水御嶽の洞窟に続いていて針は大蛇の頚(片目)に刺さっていた。その夜の娘の夢に青年(大蛇)が示現して自分は恋角だと名乗り,三人の娘が生まれるので三歳になったら漲水へ連れて来るよう告げた。その通りにすると,大蛇は娘達を抱いて御嶽の中に飛び込んだ。大蛇は光を放って昇天した。
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イワナ,ヌシ 1980年 岐阜県 渦を巻く淵があり、そこにはイワナの大きな主が住んでいた。村にいい娘がおり、そこに美男が通ってくるようになった。しかし娘の母親は男がおかしいと感じた。そこで男に麦の焼き餅を食べさせて、木綿針に糸を通して男にさしておき、糸を辿っていくと淵に大きなイワナが浮いて苦しんでいた。イワナは母親に「勘弁してくれ」と謝ったという。
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ダイジャ 1984年 埼玉県 山の上の赤岩というところに沼があって、今は跡になっている。その沼には大蛇がいてその大蛇が退治されて殺された時、7日間都幾川には赤い水が流れた。
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ヘビ 1933年 栃木県 狩人が道に迷って沼のほとりに泊まったとき、美人が現われて同棲するようになったが、女が蛇であることがわかったので逃げた。追い詰められて沼に飛び込んだが、蛇も入ってきた。蛇は沼の主であったと言われる。
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(カミカクシ) 1980年 青森県 ある人が盆に、寝ていたら、何かに呼ばれたと思ってふらふらと家から出て行って、青年団に見つけだされた。
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トンネル,ジサツ,アカイハナ 1972年 鹿児島県 昭和3年の秋、ある青年が青年倶楽部の合宿所の前の畑で見たこともない一本の赤い花を見てこれに誘われて取りに行き、その帰り道いつの間にか汀野墓(ナギノンハカ)の安山喜作の墓に来ていた。それからというもの汀野墓には水仙やまんしゃげの花が咲くようになった。この青年は6年後に毘沙門のトンネルで自殺し、青年団が彼の遺体を引き取りに行って帰った夜明けの3時ごろ、団員の一人が畑に灯りがともり見たこともない赤い花が一本咲いているのを見た。しかしほかの団員が見てみたところ、花ではなく人間の胴体から下がはっきりと浮き出し胸から上は灯を持った片手が見えるだけで頭もない人が歩いてきて、灯りと共に消えた。それからこの畑の境界上には水仙やグラジオラス、タンポポの花が咲くようになった。
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ヘビ,カンノン 1989年 長野県 村人たちは蛇を追い出すことにした。そこで沼の傍で護摩を焚いたが、うまくいかない。300年生きていると言われている村の老婆の所へ行くと、観音を頼めと言う。そのとおりにすると、沼の水が噴き上げて、蛇が雨を呼びながら駒ヶ岳の沼へ逃れていった。村人は蛇が帰れないようにするために、ジンガサマを作った。
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