国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

サーダカウマリ,カミダーリー
1986年 沖縄県
1969年にヌルが死去し、ヌル候補が正式に行事参加が許されていない時期のことである。カミンチュが祝詞であるウムイを唱和したとき、行事に参加していないヌル候補の一人にカミダーリーがあり、歌が間違って歌われたことを指摘した。彼女はサーダカウマリー(霊力の高い生まれ)をもっていたから歌詞の間違いを指摘することが出来たのだという。

類似事例(機械学習検索)

イチバンフクギ
1986年 沖縄県
東村平良の東北方にイチバンフクギと称される聖木がある。この木を伐り倒す時にはカミンチュの祈願儀礼が必要である。道路工事でこの聖木を無断で伐り倒そうとしたとき、ヌルの妹の夢枕に死亡した先代のヌルであるおばが立ち、「姉さん(ヌル)の体にトゲが入って血が止まらないから、早く起きて姉さんを助けなさい」と言った。妹は工事関係者に何度も訴えて、木を伐るのをやめさせた。姉のヌルは勤務先の病院で、体に傷もないのに体から鮮血が流れていて、変だと感じたが、やがて止まったという。
類似事例

オシンメイサマ
1988年 福島県
毎月15日の午後1時頃人々が集まり祝詞をあげる。すると参加者の中にオシンメイサマが憑依する人が現れ、座ったまま飛び上がったりする。託宣しようとする人の前まで跳ねて行きお告げをする。
類似事例

カミサマ
1943年 千葉県
正月2日、鎮守の星宮の境内で火を焚く行事が行われる。昔からこの行事を行わないと、村に災難がおこるといわれてきた。ある年、大雪で戸外に出られなくなり、この行事ができなかった。その夜中、老婆が誰もいないはずの神社で火が燃やされているのを見た。神様が火を焚いたということになって、それ以降この行事を欠かさなくなった。
類似事例

テン
1977年
幼童の歌に世の吉凶が歌われることがある。明暦3年正月18、19日の大火の頃、越後から大火事の歌が伝わってきた。享保13年本所深川小日向での大水の際にもそのことを暗示する歌が流行った。
類似事例

ヤマノカミ
1975年 福島県
石川村から炭焼きに来ていた人が山の中で謡を歌っていたら、「そこ間違ってる」と山の神に指摘された。山の神は謡が大好きなので、山中で謡を歌うなと言う。
類似事例

ヤマノカミ,(ゾクシン)
1960年 愛媛県
6月9日には山の神祭をするという。山の神は部落と部落の間の大木の元に祭ってあり、この木を切ると悪いといわれている。毎月9日が山の神祭で行事はないが、お杣さん(きこり)は山へ入らないという。
類似事例

セイウ
1980年 福島県
寛政10年(1798)10月29日の夜に、甚だしく星が飛び、まるで星の雨のようであったという。また江戸でも同じことがあったという。
類似事例

カッパ
1991年 石川県
8月7日の金剛祭には河童も参加して、先祖を祀っていた。
類似事例

オオカミ
1940年 宮崎県
岩穴で狼を飼っていた狩人が、その狼を使って999匹の獣を狩った。1000匹目として主人を捕るといわれていたので、寝たふりをしていると、狼が飛びかかってきたのでうち殺したという。
類似事例

フカイノコト
1974年
盲女を家に入れないことにしているが、あるとき間違って門を入ったことがあった。すると不快なことが起こった。
類似事例

コト,ランプノヒ
1985年 愛媛県
大正9年、妹が死去し丸穂の火葬場へ行った。すっかり焼けるのは午前1時頃とのことで、帰宅して雑談をしていた。12時を過ぎて寝る支度をしていたら門の板戸を叩くような音がして、床の間に立てかけてあった琴の糸が切れ、琴柱が滑り落ちて小机の上のランプの火が消えた。丁度1時だった。
類似事例

タノカミ,ヤマノカミ
1977年 山形県
2月17日は山の神が田の神になる日。この日は山に入ってはいけない。女の神で歌が好き。歌を歌うと仕事をしなくなってしまうので、山で歌を歌ってはいけない。
類似事例

ダイジャ
1980年 滋賀県
昔西寺の山に大蛇がいて悪いことをしたので、六人衆や青年会の人々が弓矢で射て退治した。そしてその大蛇を村の入り口の木に掛けた。この伝説に基づいて弓打ちの行事やカンジョウツリの行事が行われているという。
類似事例

カミキリ
1975年 東京都
紺屋町金物屋の下女が夜、買い物に出たところ、髪を切られた事に気付かず帰ってきた。人に指摘されてそれを知ると、驚いて気を失った。
類似事例

マツ
1937年 愛知県
桶狭間古戦場の松が枯れたので、新しいものを立てようとして候補の松を指定すると、その松が植える前に次々と枯れてしまった。
類似事例

ボウレイ
1943年 青森県
2人の娘がボート遊びをしていて転覆し、1人が死んだ。彼女は両親とも博打を打つので苦労していたが、彼女を妬んだ同級生がそれを理由にいじめた。彼女が死んだ頃には、いじめた方も家を出て働いていて、彼女が死んだことさえ知らなかった。しかし、毎晩夢にうなされて、病気のようになって帰郷した。娘を見ていた母親が亡霊に憑かれていると気づいて、死んだ娘の墓に1袋のゴマメを供えたところ、その後亡霊に悩まされることはなくなった。なお、こういう場合、供えるゴマメは、頭のないものは駄目で、供えるときも人に見られたり気づかれたりすると効果がないという。
類似事例

ヨウジノクビ
1933年 大阪府
堕胎薬を売っている和薬屋の屋根看板の周囲には、堕された胎児の首がいくつも鈴なりになっていると噂され、ここを通る時人々は恐ろしくて目をつむって歩いた。このことは、通りがかりの僧が指摘したことに端を発するという。
類似事例

ニンジン,コウシン
1960年 山形県
新入りの家で講をしている最中、主人が料理していた人参を赤坊と思って驚いた人々は10人中9人が帰ってしまった。主人は実は庚申で、人参1人分で1000年長生きするという。唯一残った東方朔は9人分食べて9000年生きた。
類似事例

タタリ,ヤシキアト
1929年 長崎県
下針金作という猟師で、島原の戦の際に狙撃手として参加した人が住んでいた屋敷跡といわれる場所は、雀が宿るとすぐに死んだので、その祟りを恐れて、20年ほど前まで開墾せずにそのままにしていた。
類似事例

ナマハゲ
1958年 秋田県
昔、男鹿の本山の神様が鬼を家来にして使っていて、正月15日の夜だけは里に下りて掠奪乱暴することを認めた。これが秋田県男鹿半島の生剥げの行事の由来であり、北京にも類似の行事がある。
類似事例

ダイジャ
1983年 秋田県
昭和56年6月19日の昼、ゴルフ場に一升瓶ほどの太さの大蛇が現れキャディーやプレイヤーの6人に目撃された。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内