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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ジャタイ,キヨヒメ
1985年 和歌山県
安珍という山伏が清姫と夫婦の約束をした。安珍は本宮に参って、帰りにつかまったら困るから道成寺へ逃げた。清姫は蛇体となって安珍を追いかけた。清姫は釣鐘の下から安珍の草鞋の結び目が見えているのを見つけ、釣鐘を7巻半巻いて、釣鐘もろとも安珍を焼き殺した。その清姫が育った清姫淵がある。

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キヨヒメ,ヘビ
1981年 和歌山県
安珍という山伏が近露のサンハンの清姫を嫁にした。清姫が髪を結うとき、まくれあがっていたので蛇に違いないと思って安珍は怖くなり、日高川を渡って逃げた。清姫は追ってきて日高川を半人半蛇になって渡った。安珍は道成寺に逃げ込んで釣鐘の下に隠してもらったが、草鞋の紐が出ていて見つかった。清姫は鐘を7巻半巻いて溶かしてしまった。
類似事例

キヨヒメ,ヘビ
1981年 和歌山県
安珍という山伏が那智へ行く途中、真砂の庄に泊まったら、そこの娘の清姫に見初められた。安珍が座っていると清姫の髪が外から障子に当たるので安珍は怖くなり、日高川を船で渡って逃げた。清姫は追ってきて日高川を蛇になって渡った。安珍は道成寺に逃げ込んで釣鐘の下に隠してもらったが、草鞋の紐が出てしまった。紐を中に引き込もうとしたが、草鞋の先の結び目が邪魔になって隠し切れずに、見つかった。清姫は鐘を7巻半巻いて溶かしてしまった。溶け残った清姫の死骸は蛇だった。そのようないわれで、草鞋の紐の先は結ばないという。
類似事例

キヨヒメ,ヘビ
1981年 和歌山県
安珍という薬屋が栗栖川へ行く途中、清姫という娘と好きあうようになった。清姫は蛇で、舌で舐めて弁当を作っていたので安珍は怖くなり、日高川を船で渡って逃げた。清姫は追ってきて、蛇になり火を吹きながら日高川を渡った。安珍は道成寺に逃げ込んで釣鐘の下に隠してもらったが、草鞋の紐が出ていて見つかった。清姫は鐘を7巻半巻いて溶かしてしまった。それ以来道成寺には鐘がないという。
類似事例

キヨヒメ,ヘビ
1981年 和歌山県
安珍という山伏が那智へ行く途中、真砂の庄に泊まったら、そこの娘の清姫に見初められた。那智の帰りに連れに来ると約束したが、清姫は蛇で、杓子を舐めて弁当を作り、蛇の舌で髪を梳かしていたので安珍は怖くなり、那智に御参りした後、日高川を船で渡って逃げた。清姫は追ってきて日高川を蛇になって渡った。安珍は道成寺に逃げ込んで釣鐘の下に隠してもらったが、草鞋の紐が出ていて見つかった。清姫は鐘を7巻半巻いて溶かしてしまった。
類似事例

キヨヒメ,ヘビ
1974年 栃木県
安珍という僧が熊野参りの途中の宿で入浴していると、清姫に化けた蛇が入りに来た。安珍は風呂の湯に映った姿を見て蛇と覚り、夜中に逃げ出した。安珍がシタテ川を船で渡っていると清姫が追ってきて、蛇になって川を泳いできた。安珍は寺に逃げ込んで鐘の中に隠れたが、清姫は蛇の体で鐘を7巻き巻いた。
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リュウ,キヨヒメ
1918年 和歌山県
日高川の人形の伝説。僧安珍と清姫が恋をし、仏道と恋のジレンマに陥った安珍は道成寺の鐘の中に身を隠した。清姫は龍となって道成寺の鐘に巻き付いた。鐘は焼け、安珍は焼き殺された。以来鐘は亀裂が入って音が出なくなり、改鋳しようとした男は熱病にかかった。
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キヨヒメ,ヘビ
1989年 福島県
清姫というお姫さまが安珍という坊様に恋したが捨てられ、その恨みで蛇になって追いかけた。安珍は鐘の下に隠れたが、蛇はその鐘に巻きついて溶かしてしまった。
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キヨヒメ,ダイジャ
1920年 和歌山県
慕い寄る清姫をうるさく思った山伏安珍は、道成寺の鐘の中に隠れた。清姫は大蛇となって日高川を上り、道成寺の鐘に七巻まいた。すると大蛇の熱で鐘は湯のように溶けた。
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ダイジャ,キヨヒメ
1935年 和歌山県
安珍という美男の修験者を、淸姫という娘が恋い慕って、女は大蛇と化し、逃げる安珍を追いかけ、安珍が道成寺の鐘の中に隠れると、大蛇は口から火を吐いて焼き殺してしまった。
類似事例

(セニウロコガアルコドモ)
1977年 和歌山県
清姫淵に娘がいた。子どもを産んだが、その子の背中には鱗が2つあったという。
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ダイモンボウトコウイン,ドウジョウジ,アダチガハラ
1956年 宮城県
本山派修験道で、平安時代白河にあり、のち仙台に移り大先達となる。藩政時代は清水小路五橋西南角に屋敷があった。三世安珍は延長6年(928)8月、27歳のとき紀州道成寺に修行に赴き、真奈古の庄司の娘清姫に恋慕され、日高川を越えて逃れようとしたが、清姫は大蛇と化して追い、安珍は道成寺の鐘の中に隠れたが取り殺される。それ以来東光院では歴代27歳の修行を禁じたという。また祐慶の代、熊野にいたり那智山に捨身一千日の行を修して帰ったのち、安達ヶ原の黒塚に住む鬼女を調伏したという。今も子孫は金津に残り、鬼女の頭蓋骨といわれるものを蔵する。
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アクジュウ,キジュウ
1973年 愛媛県
日輪寺5世祐珍和尚のとき、牛馬が悪獣のため次々と死んだ。祐珍和尚が馬で移動中にその獣に遭い説伏したら、そのようなことはなくなった。
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オニオンナ
1936年 福島県
安珍が安達ケ原黒塚で鬼女を鎮めた。
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キヨヒメ,ネジキスギ
1990年 和歌山県
昔清姫が木に登ったので捻り曲がったといわれる「捻木杉」がある。
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ヘビ,キヨヒメノタタリ
1979年 愛媛県
土佐の長曽我部氏に攻められた勧修寺本詮の娘清姫が山中に隠れていた。欲深い猟師が恩賞に目がくらんで、長曽我部の兵に姫の居場所を教え、追いつめられた姫は自害した。猟師が家に帰ると、何度捨てても殺しても白い蛇が来た。子供が生まれても死ぬか体が不自由だったので法師に見てもらったら、清姫の祟りだった。
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カネ
1928年 愛知県
釣鐘松の近くの田の中に弁慶の持って来た釣鐘が埋まっている。今でも折々は地の底から鐘音が聞えることがある。
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キツネ,ムジナ
1940年 秋田県
商人と釣鐘にそれぞれ化けた狐と狢は、ある寺の和尚をだまそうと偽の釣鐘を売りつけたが、正体を見破られて逃げ帰った。
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チンショウ
1974年 長野県
大照寺の釣鐘がある晩唸りをたてて渕へ沈んだ。新しい鐘を鋳るとまたそこへころがりこむので、今もこの寺では釣鐘を造らない。
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アマゴイ,ツリガネ,ウミボウズ
1935年 香川県
ある運送屋の夫婦が釣鐘を運んで阿波の国に向かう途中、釣鐘がいつの間にか消え、驚いた夫は水死し、妻は後を追った。それ以来、沖では、鐘の音が聞こえたり、鐘を撞く海坊主が見られた。風説が広がり、恐れられたので、船頭達は鳴神を祀って神社を建てた。怪異はなくなり、この神社は雨乞いの験があるという。
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ヒヒ
1991年 愛媛県
昔、ヒヒが暴れたので、孫八という猟師が退治することになった。ヒヒは寺に逃げ、釣鐘を盾にして鉄砲を防いだが防ぎきれずに、山の上で死んだ。鉄砲の弾のひびがはいった釣鐘があったが、戦時中に供出されてしまった。ヒヒが死んだところにはさるま天神サルマテンジンが祀られている。
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ヤマネコ
1935年 新潟県
毘沙門堂の大祭、押合祭の発祥として以下の話が伝えられる。睦月の始め頃、按摩の杢市が歩いていると毘沙門道に招かれ、坊主の珍念を揉んだが、どうも骨格が人間のものではない。杢市が恐怖を感じていると、悟られたと知った珍念は見る見るうちに口が裂け、牙を鳴らし大山猫となった。山猫は『口外すると取り喰う』と言い残し姿を消した。逃げ出した杢市は口止めされたことも忘れ行き交う人に一部始終を話すと町内に触れが回され、山狩りが行われることになった。山猫はなかなか見つからなかったが、遂に毘沙門堂で大勢に取り囲まれ、勢子の押合う中踏みにじられて最期を遂げた。一同祝杯を挙げ労をねぎらったという。
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