キツネ 2001年 青森県 雨が降った暗い夜に道を歩いていたところ、汽車の音がした。
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キツネ 1990年 長野県 昔はレールの滑りを良くするために種油を使っていたので、それをきつねがなめに来た。汽車を止めないといけないので、汽車に化けていた。向こうから汽車がやってくるので衝突覚悟で運転していると、ぱっと消えてしまった。後ろを見ると、きつねがひき殺されていたという。
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(ゾクシン) 1974年 滋賀県 弁天さんを拝むと、きれいな子が産まれるという。
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キツネ 1966年 群馬県 夜行列車が通りかかると、前方から汽車が現れ警笛を鳴らすので驚いて汽車を止めると、そこには何もなかった。翌朝その場所で狐の死骸が見つかった。
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キツネ 1937年 新潟県 前方から汽車が近づく音がしたので、運転手が駅に戻ったが、汽車はやってこない。翌日も同じことがあったが、そのまま進んでいくと、正面がなにかに乗り上げた。そこには狐の死体があった。音を出していたのは狐であった。
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(ゾクシン) 1960年 愛媛県 難産になった場合は、箒をきれいに洗い、拝むといわれている。
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キツネ 1998年 奈良県 祖母から聞いた話。柳の森ではキツネがきれいな衣装を着て踊るという。
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フネ 1990年 高知県 おばあさんが死ぬときに「船が来る、船が来る」と言った。「どんな船」と聞くと「きれいな船」と言った。そして、「ああきれい」と言って息をひきとった。
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ムカエニクルフネ 1990年 高知県 病人が死ぬときには、きれいな船が迎えに来る。来たらその病人は死ぬ。
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ヤマンバ 1999年 静岡県 とてもきれいな水があった。山姥がその水を飲みに来たという。
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キツネ 1983年 東京都 女郎屋だか芸者屋だかに遊びに行った帰りに森を通ると、きれいな女の人がでてきて「一緒になりましょう」と言うので一緒になった。出来た子供は油揚げばかり食べるという話であった。
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ワカミヤサマ 1985年 愛媛県 二軒の家に不幸が続き、若い人が死んだので、拝み屋に拝んでもらうと、平家の落人さんが祀ってもらいたがっているといわれたので、祠を建てて若宮さまといって祀った。
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サル 1939年 和歌山県 猿屋が許してくれと拝む猿を撃ち殺したところ、妻が猿の子を産んだ。
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ムシノシラセ 1935年 奈良県 話者が名付け親になった親類の子が、汽車に轢かれて死んだ。話者が発見し、奈良で葬式をあげた。
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アノヨノイリグチ 1996年 神奈川県 夢か何かか、きれいな所で、こっちへ来いと呼ばれたが行かなかった。そういう所へは行かない方がいいという話を聞いたことがある。
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(シシャノレイ) 1981年 栃木県 口寄せのばあさんが来ることがあり、わけのわからないことを拝んで、死んだ人の霊を呼び出していたという。
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ムカエニクルフネ 1990年 高知県 人が死ぬときには、先祖など身近な人の霊がきれいな身なりで船に乗って迎えに来る。
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イケノヌシ,タタリ,コイ 1978年 新潟県 トンネル工事に来ていた若者が、タナの池の大きな鯉を鉄砲で撃ち、食べてしまった。その後、汽車に乗っているときに少し顔を出して、頭を打って死んでしまった。これは池の主の祟りだという。
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クチサケオンナ 1990年 宮城県 女。長い髪で、口が耳まで裂けている。マスクをしトレンチコートを着て赤いセリカに乗っている。「私きれい」と聞き、「きれい」と答えるとマスクを外して「これでも?」と怒る。「きれいじゃない」といっても怒って追いかけてくる。答えないといい。足が速い。ポマードが大嫌い。
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ガラッパ 1982年 鹿児島県 汽車は来ていないのに汽笛の音がする。ガラッパが姿を見せずに汽笛のまねをしているということになった。
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ビシャモンタヌキ,オオニュウドウ 1986年 愛媛県 東雲神社下には、毘沙門狸がいた。「雨が降らんのにカサかして」とか「雨が降る晩に化かされて」と歌われた。また汽車に化けたり、大入道に化けたりもした。大明神さまと言って拝むと願い事を叶えてくれたという。
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