国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

テング
1976年 滋賀県
加賀の権守諏胤の子・三郎諏方は大和守に任じられ、春日権守の孫娘・春日姫と夫婦となった。ある年の3月に7日間の巻狩に妻を伴って参加したところ、三郎がそばを離れた隙に妻は怪しいものに連れ去られてしまった。三郎は山に住む天狗のしわざであると言って、妻を捜す旅に出た。

類似事例(機械学習検索)

ダイジャ
1916年 長野県
昔、龍宮淵に甲賀三郎が住んでいた。ある日夫婦でここから出ようと藤梯子を登ったが、妻が忘れた鏡を取りに行っている間に甲賀三郎を憎む兄が藤を切ってしまった。甲賀三郎は第二の妻の助力により地上に出て、元の妻と真楽寺の池で住んだ。そのうち甲賀三郎は大蛇になり池が狭くなったので、諏訪湖に移った。
類似事例

コウガサブロウデンセツ
1987年 長野県
竜宮で暮らしている間も,甲賀三郎は妻の事が頭から離れず,遂に竜宮の人々の制止を振り払って地上に帰ってきた。闇を抜けるとそこは浅間山の麓にある真楽寺の池であった。三郎は自分がながむし(蛇)の姿になっている事に気付いて嘆き,蓼科山の頂上に立ち,妻の名を大声で呼んだ。すると遠くのほうから妻が自分を呼ぶ声がする。三郎は竜の姿で空に飛び上がり,諏訪湖の真ん中へ飛び込んだ。実は妻も竜になって湖の底に暮らしていたのである。二人は何時までも抱き合っていた。
類似事例

コウガサブロウデンセツ
1987年 長野県
兄達に騙されて竜宮に迷い込んだ甲賀三郎が,地上に戻ってくると自分の体が何時の間にか蛇に変わっていた。気付いた三郎は嘆いたが,実は妻も竜になって湖の底に暮らしており,再会する事ができた。
類似事例

ツエスギコウボウダイシ
2005年 愛知県
昔,愛媛県浮穴郡荏原村に住んでいた衛門三郎は托鉢にきた弘法大師の鉄鉢を叩き割った。すると8人の子供が次々死んでしまい,反省した三郎は八十八ヶ所巡礼に出かけた。21巡目に逆参りをすると,焼山寺で大師に会い許された。伊予城主河野一族の世嗣に生まれることを願うと大師は小石に「衛門三郎再来」と書いて臨終前三郎の左手に握らせた。天長8年10月30日のことである。三郎の杖を大師が墓標に立てると,その杖から芽が出て杖杉と呼ばれる大杉となった。60年後,道後湯築城主河野息利に息方という男子が生まれたが,この子は三郎の生まれかわりで左手に「衛門三郎再来」と書かれた小石を持っていた。
類似事例

ヤマタノオオシカ
1987年 京都府
昔、大和国に香野太郎・次郎・三郎の兄弟がいた。三郎は姓を満野と改め猟師になった。その頃丹波山中に八岐の大鹿がおり、人々を困らせていた。そこで帝は三郎に退治するように命じた。三郎は大鹿を弓で射て倒し、大鎌で切り殺した。
類似事例

キツネ
1983年
狐釣り狂言。さこの三郎という猟師が狐を多く取っていた。これに困った古狐がさこの三郎のおじの坊主に化け、仏道を説いて狐狸を取らないようにしようとする。三郎はわなを流す約束をしたがそれを仕掛けて帰ってくる。坊主に化けた狐はそのわなにかかってしまう。
類似事例

コウガサブロウデンセツ
1987年 長野県
昔,蓼科のすえの村に甲賀太郎,二郎,三郎という三人の兄弟がいた。三郎の嫁が美しいのを嫉んだ兄達は,三郎を蓼科山の頂にある岩穴に連れ出し,竜宮まで繋がっているから入ってみようと言って三郎を先に入れ,騙して穴に落としてしまった。気がつくと三郎は竜宮の御殿に寝かされていた。そこには食べ物が沢山あり,庭には一年中花が咲いていた。三郎は竜宮に13年間滞在した。
類似事例

アマ,オキナ,エビスサブロウ
2001年 京都府
左近丞夫婦がいた。貧苦にあえぐ妻は入水を口にするが、左近丞はなだめる。ある日左近丞は美しい尼に出会い、道案内をして10銭をもらう。妻と相談してそれで餅を買うことにする。妻が餅を買いに行くが、帰り道で翁に出会い、餅を所望される。妻は自分の分の餅を与えると、翁は恩をすぐ返すと約束して西へ向かう。その夜の夫婦の夢に貴人が現れて、妻の情で助かったことと、この家には貧乏神が多いので退治してやると告げる。夫婦が名を問うと「えびす三郎」と答える。目が覚めると枕元にえびすの像がある。その後妻は男児を出産する。
類似事例

チテイコク
2001年
甲賀三郎は六十六か国の山々を探して春日姫を救出したが、人穴に落とされて地底国を遍歴した。
類似事例

カスガミョウジン,エンガクシヤウニン
1983年 奈良県
円覚上人の父母は子がないことを憂い春日明神に参籠した。すると夢で、夫婦の内1人の命が財宝にかわり子が生まれると告げられた。程なく懐妊して男子が生まれたが、夫婦には何も起きず夫が神を嘲ると、家に雷が落ち一族に悪病が起こり皆死んだ。盲目になった妻は神慮を恐れ子を春日の野辺に捨てた。
類似事例

ダイジャ,スワミョウジン
1931年 長野県
甲賀三郎は妻に隠された愛妾を探しに蓼科山に登った。頂上にあった竪穴で翁と媼に出会い、道を尋ねた上に栗餅をもらい、その晩は池畔にあった祠に宿を取った。夜が明けて人が来たが、三郎を見て「大蛇大蛇」と言って逃げ出してしまった。神々が、「冥土の食べ物を食べたので人になることはできない。諏訪湖に入り神になるのがよい」と言ったので、その通りにしたという。
類似事例

フエノネ
1961年 山梨県
昔、三富村の上釜口に権三郎という若者が母と共に住んでいた。ある年の暮、大洪水で母は死に、権三郎は母親の好きな笛を吹いて笛吹川を探し求めたが、世をはかなんで笛吹川に身を投げて死んでしまった。権三郎の死体は春日居村小松に漂着し、村人は厚く葬った。権三郎の死後、笛吹川には笛が絶えず、村人は権三郎の亡霊ではないかとおそれ、長慶上人が供養して長慶寺の脇に権三郎塚を設けた。地元の三富村にも、権三郎の孝行を慕って権三郎不動と称して、祀っている。
類似事例

コヘビ
1976年 京都府
某家で伯母が同居してかいがいしく働き、家が栄えていた。しかし妻を迎えたところ、妻が伯母に従順しなかったので、伯母を別居させ、食事を持っていくように主が命じたが、妻は主に偽って、持って行く事は無かった。そのうち伯母は病気になったのだが、その頃から妻も心地が悪いと屏風の内にこもるようになった。2,3日もこのようなことが続くので怪しんで屏風の内に入って見たところ、妻の首に小蛇が巻きついていた。修験に祈ってもらったら、小蛇を退治すると妻は死ぬといわれたが、苦しみを見かねて祈祷を頼んだところ、小蛇は首を離れ妻の口に入り、妻は死んだ。その頃伯母も死んだという。
類似事例

(ユウレイ)
1980年
ある人の妻が死んだ翌日の夜、枕辺の障子が開いて、亡き妻が入ってきた。夫は恐ろしく思ったが、妻は着物が欲しいといったので、不憫に思って与えた。こういった事が毎夜続いたので夫はやせ衰えた。それを友人が見て、妻の居所を暴こうと追跡すると、実は妻に仕えていた女だったという。
類似事例

オコジョ
1956年
某がオコジョを斬り殺した。すると妻に祟り、妻は二日山の中で迷った。
類似事例

ムジナ,ダンサブロウ,アヤシイモノ
1984年 新潟県
明暦年間に、佐渡奉行の地役人の中沢という人が、日が暮れてから酒に酔って団三郎ムジナの二ツ岩にさしかかると暗くて道がわからない。団三郎に提灯を頼むと、高張提灯があらわれ、昼のように明るく照らし、怪しい者が現れて親分を神さまとしてあがめるようにしてくれという。中沢は役人をやめて団三郎の棲家を麓の十二権現の末社とし、自分は神主になった。
類似事例

ケンムン,ケンムン
1981年 鹿児島県
ケンムンはもともとは人間だった。皆津に住む美人の妻に横恋慕したある男が夫を殺し、妻を自分のものにしようとしたが、妻はそれに気付いていて、男を木に打ちつけて殺した。その男の死霊がケンムン(木の精)になったと言われている。
類似事例

ムジナ
1937年 岐阜県
狢は屋根に登って悪戯をするが、人と言い合いをして敗れると死ぬ。かつて三郎という人の屋根に登って悪戯をし、「三郎さのステテコテン」と言ったが、三郎はこれに答えて「ステテコテンというやつがステテコテン」と狢に答えた。狢はこれにこたえる言葉がなくて屋根から落ちて死んだという。
類似事例

ムジナ,フタツイワダンサブロウ,キツネ
1984年 石川県
佐渡ムジナの長老二つ岩団三郎が上方見物にでかけ、その帰りに狐と一緒に歩く。加賀の国までくると狐が佐渡に行きたいといい、団三郎は明日自分は加賀様に化けて行列を作るから、奥女中の上臈に化けて籠に声をかけてくれと打ち合わせして別れる。狐がいわれたとおりにすると、お供の侍に首を切られる。それは本物の加賀様の行列で、団三郎が狐を佐渡へ入れまいとしていたのだ。
類似事例

ケンムン
1977年 鹿児島県
昔、美人妻を持つ男がいた。一人の男がこの妻に横恋慕した。その男は、妻を持つ男を漁に誘い出して殺した。男は村に帰り、美人の妻に夫は死んだから自分と結婚するように説得した。妻は男に、木を抱けば結婚すると条件を出した。男が言われた通りにすると、妻は男の掌を釘で打ち付けて殺した。男は7日7夜泣き、ケンムンになった。
類似事例

ムジナ,ダンザブロウムジナ
1934年 新潟県
佐渡島には狢が群れをなして住んでおり、その首領の名前を団三郎と言った。鎌倉時代の末期、狐が渡って来て、団三郎と妖術の勝負をした。狐は嫁入りの行列をして見せた。そこで団三郎は大名行列をして見せると狐に行った。狐は大名行列のあまりの見事さに驚いて近寄ったら、その行列は本物で、狐は殺されてしまった。それ以来、佐渡島に狐は来なくなった。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内