国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

オハナナシ,メギツネ,チノヨウニアカイナシ
1987年 長野県
御所平の長作と原のお花は互いに愛し合い,一緒になれない時は心中しようと決めていた。その様子を見ていた女狐は人間の愛に感動し,やがて長作を愛するようになった。そして女狐はお花に化け,長作を心中へと誘ったが,結局長作だけが生き残った。それからというもの,女狐が首を括った梨の木になる実は,割ると血のように赤かったという。

類似事例(機械学習検索)

オハナナシ,メギツネ,チノヨウニアカイナシ
1987年 長野県
御所平の長作と原のお花は互いに愛し合い,一緒になれない時は心中しようと決めていた。その様子を見ていた山の女狐は人間の愛に感動し,長作の事を好きになった。ある日,お花が長作の前に現れ心中をせがんだ。二人は住吉の森にある梨の木で首を括ったが長作だけが助かってしまい,恐くなった長作はそのまま村を出奔する。その後村人が梨の木を見ると,そこには1匹の女狐が首を吊って死んでいた。数年後,この話を知った長作は村へ戻り,お花に事情を説明して一緒になろうと願ったが,聞き入れられず,お花は姿を消してしまった。
類似事例

オハナナシ,メギツネ,チノヨウニアカイナシ
1987年 長野県
御所平の住吉の森にある梨の木には毎年甘い梨がなっていたが,長作とお花の心中騒動があった後は堅くて渋い梨しかならず,割ると血のように赤かったという。
類似事例

カタハノヨシ
1984年 山梨県
長作の観音様にはお祭の時のほか、無事お産をすませたあともお礼参りに行く。これは、天皇の皇女が身ごもって、長作のヨシを刈ってそこで産んだ。それ以来長作のヨシは一方しか葉がないので片葉のヨシといって、その皇女を観音として祭っているという。お参りに来た人は片葉のヨシを買って行って乾かしてお産の時には蒲団の下に敷く。東京・大月・上野原などからも参拝者がある。
類似事例

カンノンサマ,ウジガミサマ
1971年 山梨県
昔から長作の観音様と氏神様は密行しているといわれて、両者の間にある河川に藪ができると、河川が荒れるといわれている。
類似事例

キツネノハナ,キツネ
1938年 長野県
夕方、狐の花をとるとその晩狐に化かされると言われている。
類似事例

キツネ
1971年 長野県
殿島の五兵衛が狐に化かされ、心中することになった。縄の両端に輪を作り、それぞれが首を入れ、2人一緒に首を吊ったが、狐は軽いので引き上げられ、人間のほうは地面についてしまった。
類似事例

(ゾクシン),ウマレカワリ
1933年 栃木県
双子は心中したものの生まれ変わりであるという。
類似事例

ヤマノカミノタタリ
1984年 山梨県
旧暦10月17日長作の山に関係ある者(猟師・炭焼きなど)は、長作と鶴峠の2か所の山の神に御神酒を供える。何かツライこと(苦しいこと)があるとよく山の神のたたりだといった。
類似事例

シリョウ
1928年
乞食が死霊と喧嘩していた。死霊が乞食を寝かせてくれないので、毎晩喧嘩をしているという。乞食は心中者の亡骸を引き離す心中壊しをしており、その心中者たちの死霊に憑かれているのだった。
類似事例

カンノンサマ,ホンゾンサマ
1971年 山梨県
長作観音堂は安産、女の神様といわれて家内安全を祈る。観音様はホンゾンサマとよばれる如意輪観音の木像で、見ると目がつぶれるといわれている。昭和2~3年ごろに学校の運動場を広げるための移転に関してみ女にお伺いをたてたところ、反対されたため、そのままになった。しかし、昭和38年に改築されたときには、移動で観音堂は後にさがるが、一段高くなるからよいであろうということで踏み切った。
類似事例

キツネ,ムジナ
1990年 秋田県
狐は狢よりだます。人間が男であれば女に、女であれば男に化けることが多い。
類似事例

マツトムジナ
1989年 新潟県
心中を約束した男女が、待ち合わせの場所に女が先に行き、男がやってきた。縄でくくって飛び降りると、女はすぐ梁まで上がってきた。女に化けた狢だったのである。
類似事例

カンノンサマ,ウジガミサマ
1971年 山梨県
長作の観音様と氏神様は主従関係にあるといわれ、宮中から氏神様が観音様を迎えに来たが断られて、3度目にそこで覚悟したので氏神様を別名ソウガク(総覚)の森と呼ぶ。
類似事例

キツネ
1977年
女に化けて子を産んだことから、「来つ寝」と言われ、狐と呼ばれるようになった。
類似事例

シノダノキツネ
1966年 山形県
昔あるところに一人暮らしの男がいた。嫁を欲しいと思ってはいたがあきらめていた。信太の狐と呼ばれていた大狐がその心中を察して、男の元を女に化けて訪れ嫁となった。子供も産まれたが、ある日狐の姿で子供を抱いて寝ているところを見られた。子供に情のある狐は事情を話し、昼間は子供に乳を飲ませに来ると約束して、信太の森に帰っていった。
類似事例

キツネ,クダギツネ,クダンギツネ
1915年 愛知県
狐にはクダ狐またはクダン狐という狐がいる。形が小さく、鼬のようである。
類似事例

(ナナフシギ)
1971年 山梨県
長作で七不思議とよばれているのは、育ち石、夫婦岩、片葉の芦、二羽ガラス、神楽入沢にキジ住まず、村に難産なし、キジの肉を食べると、あるはずのない所から火がたつである。神楽沢の滝を七不思議に入れる人もいる。
類似事例

カイイ
1974年
日記に金花銀花が生えたという怪異を多く見たので、金花銀花について人に尋ねたところ、それはくさびらの花のことである聞かされた。しかし観応二年六月天井にはえたものを陰陽師に鑑定させたところ、銀花ではなく蟷螂だと答えたこともあった。
類似事例

キツネ
1938年 長野県
狐をたすけた男が、女に化けた狐と結婚して子供を作った。女は子どもに狐の姿を見られ、子供を遠ざけようとするが、子供は聞き入れなかった。
類似事例

(イケニサイテイルハナ)
1977年 福島県
池の原は、元は「池の花」という地名だった。大きな池いっぱいに美しい花が咲いていたからである。しかし、これを見たものはすぐに死んでしまった。縁起が悪いといって、名前を池の原と改めた。
類似事例

キツネノヨメイリ
1981年 和歌山県
狐は川藻のようなものを頭に被って女に化ける。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内