キツネ 1957年 和歌山県 村の土橋の上で狐が藻をかぶって女に化けているのを見た。
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ネコ(ゾクシン) 1934年 猫が古くなると化けてズキンを被って踊る。
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キツネ,タヌキ,タカボウズ,オオニュウドウ 1922年 兵庫県 和歌山県 福井県 狐が化けるには池の藻(睡蓮)を頭から被る。藻を被ってまず美人になり、さらに色々に変化する。水辺で美人になったときに「シリボ(尾)が見えるよ」といってやれば狐は逃げる。狐が成った衣類は暗夜でも縞目が見えるので見分けがつく。化物にあったときには見返ってはならない。見返ると恐ろしいものに変わって人を威す。「狸の七化け人取らず、狸の一化け人を取る」といい、狐は色々に化けるが人を殺すことはない。狸は芸が少なく高坊主に化けるだけであるが、人が見上げて呆れている隙に喉笛をかんで殺してしまう。紀州では硫黄のついたツケ木が狐除けとして用いられた。
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(キツネノバケカタ) 1975年 昔から狐は化ける時、髑髏を戴いて藻を担ぐともいわれている。
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タヌキ,キツネ 1997年 福井県 狸が化けるのは坊さん、狐が化けるのは女の人、という。
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タヌキ 1973年 山梨県 たぬきは自分が化ける。人間に化けるときは女の人に化ける。
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キツネ 1984年 山梨県 愛染というところに川があって、そこで女の人が川に流されていたりすると、それは狐が化けた女の人である。その人をこん棒で殴ったら狐で逃げたということが何度もあった。
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キツネ 1977年 女に化けて子を産んだことから、「来つ寝」と言われ、狐と呼ばれるようになった。
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タヌキ 1985年 愛媛県 タヌキは女に化ける。
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キツネ,タヌキ 1975年 愛知県 狸は坊主に化け、狐は女性に化けると言われている。
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キツネ,ムジナ 1990年 秋田県 狐は狢よりだます。人間が男であれば女に、女であれば男に化けることが多い。
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カワウソ 1979年 岐阜県 川うそも化ける。美人に化けて和良川へ入ったという。
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キツネ 1980年 狐が女に化けてきたのを知りながら、知らぬ顔で物を食わせたり会話をして、明日も来るように帰したら、次の夜もやってきた。毎夜も同じ事を行うと、後の方では身体は女だが、顔は狐のままだった。その後は手足も化けていなかった。それから後は所々化けていた。馴れると化けるのを忘れるのだろう。
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フジ 1977年 富山県 老藤が女に化けることがある。
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キツネ 1979年 岐阜県 炭焼きをしていたときの話。夜、山へ窯の火を止めに要ったら、手拭を被った女が立っているように見えた。狐の仕業。
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キツネ 1961年 静岡県 頭の鈍い女が、山に行って弁当を食べていると狐がつく。つかれた女の人が食べても、実際には狐が食べる。また、女の口を借りて狐が物をいう。その狐を落とすには鉄砲で脅す。狐が離れるときには体が震える。そして「行く」というところで転ぶと離れる。
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キツネ 1972年 千葉県 狐は、男相手には女に、女相手の時には男に化けて出る。
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キツネ 1935年 熊本県 狐が頭に藻をかぶって琵琶坊主に化けた。その様子を見ていた人がいた。その人が琵琶坊主に化けた狐の後についていくと、狐は一軒の家に入って琵琶を語りだした。その人は暖簾の隙間から見ていたが、黙っておれなくなり、暖簾を押し分けて狐であることを告げた。けれども、注意されて気がつくと、その人は広野の真ん中で馬の尻尾の毛を掻きあげていた。
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キツネ,タヌキ 1957年 和歌山県 野狐と狸は化ける。
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キツネ 1938年 長野県 狐をたすけた男が、女に化けた狐と結婚して子供を作った。女は子どもに狐の姿を見られ、子供を遠ざけようとするが、子供は聞き入れなかった。
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キツネ 1990年 福島県 狐は家の人に化けてきて物を取る。狐は人間に化けても尻尾を隠せないので、決して前を歩かない。
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