国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

カメノミヤ
1956年 宮城県
昔、仙台元鍛冶丁の熊谷という侍屋敷に高さ三尺ほどの甕を祀った祠があり、甕の宮とも御瓶明神ともいった。熊谷氏の先祖が伊達郡梁川に伊達家の家臣としていたころ、邸内に降ってきたといい、素盞鳴尊が八岐の大蛇を退治した時の8つの酒甕のうち、6つは海中に沈み、2つ残ったうちの1つという。ある時、藩主が一見したいと仙台城へ運んだが、登城口の扇坂で何十人の力でも動かなくなり、殿が「天が熊谷に授けたものゆえ他所へは行かぬと見える、早々に返せ」といったら急に軽くなったという。

類似事例(機械学習検索)

ダイジャ,ウジガミ
2001年
熊谷先陣問答では氏神が大蛇となって現れ、登場人物を助ける。
類似事例

カシャ
1932年 岡山県
旧熊谷村では火車が出て時々死体を食うとされた。妙八を叩くと火車が来ないというので、葬式の時には必ずこれを叩く。
類似事例

ヤマタノオロチ
1935年 鳥取県
素戔嗚尊が八岐の大蛇を退治した古事によって作られた玩具がある。
類似事例

カメ
1936年 香川県
吉井社では、祈祷して甕を洗うとたちまち雨が降るという。
類似事例

タ,ケムリ
1983年 埼玉県
中仙道熊谷宿の田の中から、黒い煙がすさまじく立ち上っていたので、近所の人々が駆けつけたところ、けむりも段々と消え失せたという。その後を見ると、長さ8間幅3間の池のようになっていて、その深さは計り知れなかったという。
類似事例

サケビ,カメ
1938年 秋田県
町中を「淵の甕流れる」と叫び歩くものがあったが誰も気味悪くて戸を閉ざした。勇気ある1人が淵へ行くとお金の入った甕があった。
類似事例

コサカトウゲ
1956年 宮城県
七ヶ宿街道の東の起点上戸沢は、仙台藩の境目番所のあった所で、ここから伊達郡の桑折に下る坂は、九十九折の険しい坂路であった。昔、伊達郡貝田の妊婦が、臨月の腹をかかえて峠を登りつめたとたん出産したが、母子ともに無事だった。それ以来この坂を子坂と称し、ここの小石を妊婦の袂に入れ、または砂を紙に包んで懐に入れると、安産するといわれた。
類似事例

メイドウ,ジバンチンカ
1974年 宮城県
仙台から十五丁ほどいった所に白鳥社という日本健尊を祀った神社があった。その神領の小山に黄金があるとのことで、多くの人間がそこを掘ろうとした時、山が鳴動したという。その後、しばらくして神主の家が地盤沈下し、2間ほど沈降したという。また、神主について心をあわせている者々の家も沈んだ。
類似事例

ネコザカ
1956年 宮城県
仙台市大橋の東阿元から川に沿って南に下る坂を大坂、または猫坂といった。昔、この坂の辺に年を経た大きい猫がいて、通行人をばかしたり、害をしたりしたのでこの名が生まれたという(三原良吉氏『仙台伝説集』)。この坂の東側、大町からすぐのおり口に、仙台空襲のときまで二階建ての三軒長屋があり、北端の一軒は化け物か幽霊が出るといわれ、空襲でそのあたり一帯が焼けるまで戸をとざされた空き家のままであったという。
類似事例

マクラガエシ,タヌキ,サル
1924年 岩手県
熊谷という家では、老婆が死んで入棺し奥座敷に置いていたところ、誤って火が出て棺や畳が焼けてしまった。その部分の畳替えをしたが、その上に寝ると枕返しにあうという。狸、猿の類だろうともいう。
類似事例

ヒジャマ
1976年 鹿児島県
ヒジャマが家を焼こうと甕の中に隠れていたが、母親が用心深かったので、諦めで甕から抜け出して飛び去った。鳥の形をしていて、翼を広げて飛んでいったという。
類似事例

ガギュウジョウ
1956年 宮城県
伊達成実が築城の時、守護神の牲に赤牛を生き埋めにした。館の南下にある牛を供養した塚にケヤキが生えており、枝を焚くとたたるという。*他にも「臥牛城」あり。登米郡登米町寺池の伊達氏登米館、角田市の石川氏角田館、玉造郡岩出山町の伊達氏岩出山城、柴田郡川崎町平沢の高野氏平沢館。
類似事例

ユメ
1973年 新潟県
昔、春に男2人が山に入り休んでいた。寝ていた男の鼻から蜂が出てきて佐渡の方へ飛んでいった。暫くすると蜂が戻ってきて男の鼻へ入った。男は夢で佐渡のある寺の椿の下に甕が埋まっている夢を見たといった。寺に行くと甕は実際にあった。
類似事例

タヌキ
1991年 香川県
中熊谷に沿う道の大きな薮のあるところは狸道で、シャリシャリと小豆を洗う音がするが誰もいない。向かいの谷から「栗の木で首つりが舞いよるぞ」と叫ぶ声がするが、首つりなどはいないという。
類似事例

オニガミ
1936年 鳥取県
昔諸鹿の山中に不々岐という鬼神が住んでいて、若桜の里に出ては人々を苦しめた。それを聞いた亘理の村に住んでいた古太刀の神が不々岐を退治した。その後、この村にさまざまな災いが起こり、これは不々岐の魂が祟っているということになり祠をたてて権現様とあがめた。
類似事例

ユルギイシ,ナナフシギ
1974年 高知県
四国遍路八十八ヶ所の三十八番、土佐の蹉跎寺に七不思議があり、動揺石というものがあり、高さ4尺あまり、大きさ6尺あまりの大石の上に小さな丸い石がある。大石を押してしばらくすると、小石が揺れて転び回る。
類似事例

ワビスケグラ
1956年 宮城県
槍持ちの侘助は稀代の酒飲みで、あるとき殿様の飲めるだけ飲んでみよとの仰せに、大盃を見事に傾けるうち頓死した。殿が典医に命じて腑分けをさせたら、腹の中から大きな甕が出てきた。この甕を二之丸の紙蔵に保存したのでそれを侘助蔵という。
類似事例

カッパ
1989年 静岡県
河津町谷津の栖足寺には河童の残した甕がある。6月の田植え頃、河津川で馬を洗っていると、河童が馬の足に食いついたので、みなで半殺しにした。そこに栖足寺の僧が通りかかり、金を出して河童を助けた。河童はお礼に甕を置いていった。甕に耳を当てると、清流のようなサラサラという音が聞こえるという。
類似事例

タケコマサマ
1964年 秋田県
現在堀之内に住んでいるA氏は石を占いの道具にしているのでイシガミサマともいう。角館にはA氏の姉のカミサマがいる。この人は27、8才のころから目が見えなくなったが、神様や仏様が飛んでくるのが見えるようになった。殿様や切腹した侍がくるとその真似をする。それが治らないので、神様におつかわれするようになればなおるといわれた。その1ヵ月後に竹駒様がついたので、神社に参拝しておつかわれするように決めた。すると2週間で目が開いて、3週間ですっかり見えるようになった。
類似事例

ヒジャマ,トートガナシ,ヒニャハムガナシ
1976年 鹿児島県
昔、ヒジャマが家の後に放置してあった味噌甕に隠れて火事を起こそうとしたが、家主が「トート・ガナシ」の呪文を唱えて無事を願っていたのでその家に厄災をもたらさずに味噌甕から抜け出して消滅した。
類似事例

ビンビン,(イエ,ヤシキニデルヨウカイ)
1989年 長野県
家・屋敷にはビンビンが出るという。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内