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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ガギュウジョウ
1956年 宮城県
伊達成実が築城の時、守護神の牲に赤牛を生き埋めにした。館の南下にある牛を供養した塚にケヤキが生えており、枝を焚くとたたるという。*他にも「臥牛城」あり。登米郡登米町寺池の伊達氏登米館、角田市の石川氏角田館、玉造郡岩出山町の伊達氏岩出山城、柴田郡川崎町平沢の高野氏平沢館。

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ハクリュウゴンゲン,ハクジャ
1975年 福島県
小平集落の子供が館跡で白蛇を殺したらその家に病人が続けて出たので住職に見てもらったところ、館の守り神を殺した祟りだと言われたので、白龍権現として祀った
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ハタオリヒメ
1967年 福島県
この淵では水底に、館の中で機織している美しい女が見えることがあるという。
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ワニ
1983年 秋田県
ある館の近くに川が流れておりそこに鰐がいた。鰐は館に近付く船を妨害した。ある時この館を攻めた武士があり、鰐は鉄粉を嫌うのを知っていたので予め用意して川に撒いたら鰐は退散した。この話を慶安の頃ある兵法家が知人の家で聞いた。
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フナオカジョウ
1956年 宮城県
中世柴田城の城で四保館とも。柴田氏の全盛時代、倉に一袋の栗があって尽きることなく、一箱の絹があって幾ら使っても減らず、甘泉は旱天に涸れることがなかった。本丸の土塁の上に毎年5月20日に天女が舞うといい、見た者もあった。
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カタメノフナ
1956年 宮城県
1人の侍が、落城のとき傷ついた目を洗う。ほかにも片目の鮒の話は古川市敷玉大坊沼、登米郡中田町上沼的沼にも。刈田郡蔵王町円田久保川(片目の鰍)。
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アシ,カタハノアシ
1956年 宮城県
敵の矢に眼を射られた鎌倉権五郎景政が、水鏡に映して矢傷を洗おうとしたとき、芦の葉が邪魔なので片葉を切り落としてから、すべて片葉となった。他にも多数伝わる(伝説なし)。仙台市南町裏の池、仙台市片平丁西側牢屋敷隣りの池、白石市柳町角田街道沿道田の中の池、白石市越河亀井清水、多賀城市市川鴻ノ池、宮城郡利府町神谷沢鏡ヶ池、黒川郡富谷町志戸田行神社御手洗池、石巻市真野萱原長谷寺の池、栗原郡金成町姉歯赤坂岩蔵寺堤、白石市葭ヶ池、柴田郡柴田町船迫清水、栗原郡高清水町勾当山。
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カミサマ
1989年 鹿児島県
潤ヶ野の潤野氏、田床の鳥浜氏、佐野の田中氏の祖先は神様についてこの土地にきた。
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オオカミ
1977年 和歌山県
白川氏の父・小四郎氏が近露に行く途中でオオカミが現れて飛びかかろうとした。小四郎氏が「和田の氏子を知らんのか」と言うと、オオカミは身なりをなおしてくれた。氏は礼を言って戻ってきたという。
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テンノコニギリ
1956年 宮城県
宮城郡岩切(現在の仙台市)の鴻ノ館が敵に包囲され、水源を絶たれて水がなくなったとき、館の中に水があるようにみせかけるため米を流したところ、鳥が群がったために見破られた。この伝説を忘れないように、餅米の原料を水飴で固めた菓子に、鳥を表す黒豆をあしらったものを売り出したという。
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キツネ
1918年 群馬県
築城の時に動物を生き埋めにして守護神としていた。狐が縄張りになってくれたという話もや、牛を2頭埋めたという話もある。その精霊が敵が城にやって来る度に不思議をしてくれた。
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オニ
2004年 京都府
鞭家の由来。麻呂子親王が英胡・土熊の両鬼を追撃していた時,与謝郡石川庄の豪族吉田氏が道案内をした。このとき下賜されたのが鞭薬師,吉田氏はいまの鞭氏である。
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ヌエ
1973年 福井県
小浜市大谷に源三位頼政の館や墓跡と伝えられる所があり、ぬえという怪物を退治したという。
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ヤマイヌ
1986年 愛媛県
竹ノ瀬の滝本福之氏(大正6年生まれ)が父親ヨシタロウ氏から実体験として聞いたのだが、夫婦でムコヒラの村から帰る途中に夜の10~11時ごろに峠で休んでいると、暗闇の中に仔牛が寝ている。夜に牛に会ったらさわるものではないといわれていたが、ヨシタロウ氏は牛に近づいた。母親は父を引っぱって逃げ出したがどこまでいっても牛が現れる。そのとき餅をもっていることに気付き、投げてやると牛は消えてしまった。これは山犬に化かされたのだという。アイノヒラにはお札があるので、それより村の内では化かされないという。
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イズモサン
1988年 岩手県
森越仁太郎氏の父、春松氏が建てたお宮、「出雲さん」の御利益はさまざまで、昭和18年に仁太郎氏が勤労奉仕で釜石の鉱山にいたころ、崖から落ちてきた大きな石が氏の直前で止まったり、鉄骨が落ちてきても運よく助かったりしたこともある。
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カメイシツルイシ
1956年 宮城県
亀石は佐藤氏屋敷、鶴石は内海氏屋敷にあった。年々成長するという。
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シミヅ
1974年 石川県
長谷部家の表門前には清水があるが、長谷部氏がこの館に居を構えて武功があったときに、一夜にして湧き出たという。冬は湯のように水気がのぼり、夏は冷たい水だという。
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ボウレイ,オウギヤオツル
1929年 宮城県
有壁村から栗原、登米では亡霊扇屋おつるが懐胎して、墓場で産んだ赤子が如幻上人であるとされている。
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カメノミヤ
1956年 宮城県
昔、仙台元鍛冶丁の熊谷という侍屋敷に高さ三尺ほどの甕を祀った祠があり、甕の宮とも御瓶明神ともいった。熊谷氏の先祖が伊達郡梁川に伊達家の家臣としていたころ、邸内に降ってきたといい、素盞鳴尊が八岐の大蛇を退治した時の8つの酒甕のうち、6つは海中に沈み、2つ残ったうちの1つという。ある時、藩主が一見したいと仙台城へ運んだが、登城口の扇坂で何十人の力でも動かなくなり、殿が「天が熊谷に授けたものゆえ他所へは行かぬと見える、早々に返せ」といったら急に軽くなったという。
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アオウシ
1967年 福島県
鶏頭山頭陀寺には不思議な青牛がおり、首に袋を掛けて伊達の村々を托鉢して回っていた。
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ヒカクノシロ
1931年 宮城県
館山という山にはかつて城があり、渋谷某という小大名が篭っていた。伊達正宗がここを攻めようとしたが、攻めるはずの城の影も形もなくなっていた。城を厳重に取り囲んだところ、真夜中に鳥の羽ばたきの音と共にまた城が消えてしまった。しかし、ある武者が裏切って、山が鶴の形をしているから城が飛ぶのだと教え、山の形を変えてしまったので、城は動くことが出来なくなり、落城したという。
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ハナウッシャマ
1987年 長野県
昔,都で藤原氏が栄えていた頃,菅原氏一族の者が牛車に乗って都から落ちのびて来た。室賀峠に差し掛かる所で牛が力尽きて死んだので,人々が手厚く供養したところ,牛が石となった。現在は歯,鼻の神様といわれ,土用の丑の日にお祭をして供養している。塩を供えると霊験あらたかだという。
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