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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ナカニヤシキ
1956年 宮城県
経巻数百巻を馬に積み松島寺に下る途中だった京の蘭駝という法師が、加賀の白山のふもとで1人の女に会う。女は、わしも奥州へ行くゆえ頼むといって小箱を託し、先に行って待つという。箱を馬の中荷にして下り、下余田で会うと、女は箱を受け取り礼をいい、白山姫神の化身だといって姿を消す。そこを中荷屋敷といって白山の祠がある。

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ハクサンマイリ
1978年 石川県
白山は昔、女人禁制だった。あるとき、ある女性が白山参りをしようと思って白山に行ったが、そろぞまで行ったところでどうしても足が前に出ず、後ろにしか出なかったという。
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ヘビ
2003年 愛知県
加賀の新田氏の落人が産土神を分霊して祀ったのが白山神社である。白山神社の御分霊は蛇を従えてくるという。よって白山神社の近くには小蛇が多く、その親蛇は非常に長い上に太いという。
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カミナリノトリ,ライジュウ
1983年
加賀国の白山や信濃国の浅間山には雷獣がいるという。これは狐のような獣で、時々捕らえられて京都や大阪で見せ物にするという。この雷獣を食べる鳥がおり、それは雷の鳥という。白山の山頂に多く見られるという。
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(ウマレテクルコドモノセイベツウラナイ)
1967年 福島県
山の神を迎えに行く途中で会う人が男なら男、女なら女が生まれる。
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カタメノカミ
1941年 新潟県
白山神社の神が片目を怪我したので、麦とゴマは作らないという。
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ウサギ
1941年 岐阜県
山の兎を捕まえてどんな厳重な箱に入れても、月の光を見たら姿を消すという。ある夜、大勢の人と一緒にいた話者が捕まえた兎を箱に入れてみた。案の定、翌日箱を開けてみたら兎がいなかったという。他の動物に関しても同類の話がある。
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オオオトコ
1967年 香川県
大男が白山と飯の山とを天ビン棒でかつぎ、瀬戸内海をひとまたぎして讃岐に渡ったはずみで知らない間に白山と飯山が落ちた。それでシラヌ山(白山)と名付けられたと言う。また、大男の小便が新川(現・平木川)になった。
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ニンギョウ
1976年 東京都
ある人形遣いの人形を一箱預かったところ、その夜、人が寝静まってから、箱の中から音がしたので、鼠でもいるのかと覗いた所、鼠はいなかった。また寝ようとしたら、箱の中から音がした。そのことを持ち主に話したら、それは遣い手の精神が宿った為で、めづらしい事ではないということであった。もし、敵役の人形と一緒に箱に入れると、お互いが食い合って微塵になるという事だった。
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ハクサンゴンゲン
1974年 石川県
越の大徳である泰澄が始めて白山に行った時、妙理大菩薩・小白山大行事・大己貴に出会った。そこで泰澄はこれらを白山権現として祀ったという。白山権現を今の地に勧請する前の地では、名水の滝があり、寺を下屋敷にし、つき山に滝水を引いたところ、水が絶えた。
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タヌキ
1935年 愛知県
トラバサミに大きな狸がかかっていた。弱っていたので家に持ち帰って箱の中で飼った。狸はしだいに体力が回復した。それから、「オーイ」と呼ぶ声がしたり、太鼓の音が聞こえるようになった。箱の中の狸を覗くと音は止む。しばらくするとまた聞こえてくる。箱を覗くと止まった。
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オンナノヒト,キツネ
1938年 長野県
鮭を2本ぶら下げて歩いていると、後から女が来てどこへ行くのが尋ねるので、家へ帰るというと、その女はにやりと笑ってどんどん先へ行く。橋が会って渡ろうとすると落ちて大怪我をした。女は狐で橋はうそだった。
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ダイジャ
1974年 和歌山県
大蛇を捕らえる法がある。格子状の箱を造り、その中に女人の髪の毛の焼いたのを入れ、川に流す。大蛇はこの臭いをかぎつけて、箱に入る。そこを生け捕りにするという。
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ヤマノカミ,ウマ,(ウマレルコドモノセイベツウラナイ)
1967年 福島県
お産のとき主人が馬を引いて山の神の境内にお迎えに行くが、境内に着くまで馬が止まらないと産が重いという。帰る途中で会う人が男なら男が、女なら女が生まれる。あとでお散米をもってお礼に参る。神さまの乗った馬はたいそう汗を流すという。
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カンコオドリ,タイチョウタイシ
1943年 石川県
白峰に伝わるかんこ踊の由来には、白山を開山した泰澄大師(6世紀初め)の伝説がある。昔、ある者が白山の中腹に煙りが立っているのを見つけた。行ってみると、僧が2人の供と居た。男に泰澄と名乗り、村まで案内するよう願った。村では白山の神が降りてきたと思い、歓迎の意味で踊ったのが神迎(かんこ)踊だという。
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イットノサカ
1987年 長野県
昔,夫の神様がらい病になったのを嫌って白山さまが逃げてきた。それにまつわる地名縁起,伝説など。白山さまは山家神社に,夫神様は対岸に向かい合いに祀られて「しらやまさま」という。
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ボウレイ,シリョウキカイ
1975年
数百年前に死んだ人の亡霊に会ったというが、なぜ顔がわかったのだろうか。
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キツネ
1969年 山梨県
1920年頃までは、どこからかイチッコが来た。女が多かった。イチッコの持つ50㎝四方の箱に狐が入っているといい、箱に寄り掛かって眠るようにして神様を呼んで、運勢を見たり死人を呼んだりした。
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カミサマ
1943年 静岡県
賽銭箱のない神社がある。そこの神様はたいへん子ども好きで、賽銭を子ども達が拾えるように賽銭箱を置かない。賽銭箱を置いたものは、大病にかかったり、木から落ちて死んだという。
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トクゾウヒメ
1929年 茨城県
この地には良い女が1人ずつ出来る。それを徳蔵姫という。この女が死ぬとまた代わりになる良い女が生まれる。
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オハレミ
1940年 富山県
お晴見祭りのために蛇を二匹捕らえて先に捕らえた方を「オハレミ」と称し、祭器に入れて飼う。卯月中の巳の日に占いをする。蛇が箱から顔を出さないと晴天が多く、蛇が箱から顔を出してしきりに舌を出すと火気が多く、蛇が箱から出て床の上に下りたときは雨が多く、蛇が箱から出て案を下りないときは風が強いという。蛇は捕まえてきた者が元のところで放すが、この時蛇の行方を見ると、卜占が変わってしまうといわれている。
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ジョウゲンムシ,オンリョウ
1923年 滋賀県
浄元という僧が貴重な箱を盗んだとして箱を抱かせたまま縛って土中に埋められた。その怨霊が虫となり、僧侶が縛られて前に箱を抱いている形をした浄元虫となった。
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