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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

カンゼオン,ビシヤモンテン,ヂザウボサツ
1983年 京都府
田村丸が詔を受けて東夷征罰を行った時、自ら建てた仏殿の本尊に祈ったところ、観世音・毘沙門天・地蔵菩薩が戦場に現れて、敵をことごとく退治した。そこで田村丸は、宣旨を受けてこの地に伽藍を建立し、数箇所の寺領を寄せ、大同2年にさらに再興して、その寺を清水寺と号した。

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シカ
1983年 京都府
将軍・坂上田村丸が鹿を猟した時に賢心と会って翁の話を知った。その話を聞いた妻は、病を治すため多くの鹿を殺生してきた自分たちの罪は深いので、その教え通り大悲の像を安置しようと言った。すると仏殿を建てようとした場所に多くの鹿が現れ、その場を平地にしたので、仏殿を建て像を安置した。
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タムラマル
1983年
田村丸は中国後漢王朝の霊帝の末裔にあたり、勇略にして身体を自在に重くしたり軽くしたりできたという。
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ショウジンブツ
1928年 奈良県
役行者の修練時代、吉野山を上りつめた金峰山に本尊を得るため、17日の間般若心経を唱えたところ、地蔵菩薩が現れた。慈悲円満の顔をした菩薩であったが、強剛な愚民を治めるには柔和な顔ではだめだと思った行者は菩薩を西に向かって投げた。その地蔵菩薩は伯耆国(鳥取県)の大山に飛び去り、そこの寺の本尊になったという。。
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ジングン,タクセン
1983年 大分県
この年に征夷が行われ、大隅・日向の2国が乱逆した。そこで内裏から宇佐八幡宮に御祈誓があり、八幡宮の禰宜が神軍を引率して両国を征し、敵を滅ぼした。その後、この合戦で多くの殺生をしたので放生会をするよう神託があり、諸国に至るまで放生会を行うようになったという。
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ビシャモンテンノゾウ,ユメ,ドウジ
1983年 京都府
夢の場所に辿り着いて不思議に思うと、草中で毘沙門天の像を得た。そこで寺を建立してこの像を安置した。しかし伊勢人は観音像を安置したいと思っていたので願いが成就しないと考えた。その夜の夢に童子が現れ、観音と毘沙門天は一体だと答えた。そこでまた1宇を建立して千手観音を安置した。
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テング
1972年 石川県
岩山に入ったり、老樹に登ったり、大木を切り倒したりすると、ただの負傷だけではなく、命を落としたり非常に大きな災厄を受けることがある。天狗が住んでいる所を荒らした罰を受けるのである。
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レイセン,サカナミ,トリ,ヘビ
1976年 大阪府
難波の玉作の里にある亀井の霊泉は、1300余年経っても涸れることがない。かつてこの地に四天王寺が創立されていた時、逆浪があふれ鳥蛇が集まって、堂宇を破壊した。そこで25年後、今の地に移転して、再び伽藍を建立したという。
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キフネミョウジン,ハクバ
1983年 京都府
山城国鞍馬寺は、藤原の伊勢人が建立した。この人物は普段から観音を信仰し、観音を安置する場所を探していた。するとある夜の夢に白髪の老人が現れて、自分は貴船明神であり、かの地に安置せよと告げる。そこで伊勢人は白馬に鞍を乗せ、この馬が留まる所に建立しようとする。そして留まった場所は夢に見た所と同じで、近くにあった毘沙門天像を安置したのが鞍馬寺の始まりだという。
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ミロクボサツ
1974年 京都府
むかし行基菩薩がある池で加持祈祷をしたところ、水上に弥勒菩薩が出現したという。その池は御泥池と呼ばれていたが、それ以来菩薩池(ミゾロ)と号したという。
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タマツヒメ,カンゼオン
1928年 愛媛県
玉津姫が海上で遭難したとき、観世音に祈ると、山上に後光がさして波が静まったので、その山上に太山寺を建立したといわれている。
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マノカショ,(ゾクシン)
1960年 三重県
地蔵様は行き倒れのあったところや、魔の箇所という噂の場所に立てる。
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ノロクチ
1956年 鹿児島県
のろくちという呪いを受けたときには、すぐに「戻し口」という。呪文を唱えれば死なない。酒などを受けるときは人差し指を伸ばして杯を受けるとよい。のろくちを受け継いだ人は、一人は人を殺さなくてはならない。
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トビカンノン
1984年 長野県
寺に落人が逃げ込んでいると言う噂が立ち、織田信長軍がその寺に火をつけた。数日して、村人が川の滝壷近くにあるこの寺の仏像を見つけた。火が熱いので御本尊が自ら川に飛び込んだと言われるようになった。
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キジン
2004年 京都府
麻呂子親王が自ら薬師像7体を刻み,天照大神の加護を受けて鬼神を退治する。
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(ガランショウメツ),シンドウ,モグラ
1974年 鹿児島県
薩州の白鳥山の麓に大きな寺があった。しかし天和3年に仏殿が震動し、その大伽藍が材木1本も残さず跡形もなく消えてしまった。堂内で寝ていた者は泥にまみれて死んでいたという。法花経8軸だけ土中にあった。その跡は土竜によるもののような跡で、ひょっとしたら地に埋まったとも思われた。
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コンジキノゴコウ,ゴンギョウノコエ,ハクヘイ,ジゾウボサツ
1936年 島根県
大同3年、流世在宅の時、観音堂の後の檜の枝に7日7夜金色の御光がたなびき、勤行の声が朗らかに聞えた。木の上にいたカラスが飛んだ方角から白幣が降り、菩薩の声がしたので、流世は地蔵菩薩を祀った。
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(レイム)
1967年 福島県
昔、ある法師が修行の途中、この地で一夜を明かしたところ、夢に地蔵が現れ、ここに長年埋まっているので、掘り出して安置するなら奇瑞を現すと告げた。言われたとおり掘ってみると土中から光明が輝いたので、掘り出してみると延命地蔵尊であった。そこでその地に堂宇を建立した。
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キツネ,イナリサマ
1940年 滋賀県
明治10年の頃、狐の死骸がしばしば見られるのは天皇の御行の真似をしたために稲荷様に叱られ、罰として食止めを受けたからであると言う。
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ホクトシン,ユメ,オツゲ
1975年 愛知県
永禄5年3月4日夜、宝積院開基の春岳和尚と村人久兵衛が寺の裏山に明星2星があらわれて「われ北斗神なり、ここに一軒の寺を建立してくれ」という夢のお告げをうけた。揃って裏山へ登ってみると白紙のお札が降っていた。それを寺へ安置して高野御前の社を建立した。96年後明暦4年春にまた住職が夢のお告げを受け、それに従い種池を掃除して改めみた処、土中から蛭子様と大黒様の姿石が現れたので、高野御前の社へ納めた。
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ジゾウボサツ,ヨナキジゾウ
1937年 奈良県
春日神社本殿の厨子から毎夜子供の泣声がするので開けてみると、春日大明神とあがめていたのは地蔵菩薩だった。地蔵菩薩が新薬師寺に参りたいというので遷座した。
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ブツゾウ,コゾウ
1979年 岩手県
柳玄寺にある仏像はもと松崎村中井家の本尊だった。ある年中井家の隣家より出火した時、何処からともなく1人の小僧が現れこれを消し止めた。無事を感謝し御本尊に合掌すると本尊の手が黒焦げになっていたという。また田植えで人手が無く困っている時にも1人の小僧が現れ手伝ってくれたが、その足跡を追って行くとこの仏像の仕業だったという。
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