キフネミョウジン,ハクバ 1983年 京都府 山城国鞍馬寺は、藤原の伊勢人が建立した。この人物は普段から観音を信仰し、観音を安置する場所を探していた。するとある夜の夢に白髪の老人が現れて、自分は貴船明神であり、かの地に安置せよと告げる。そこで伊勢人は白馬に鞍を乗せ、この馬が留まる所に建立しようとする。そして留まった場所は夢に見た所と同じで、近くにあった毘沙門天像を安置したのが鞍馬寺の始まりだという。
類似事例 |
|
ビシャモンテンノゾウ,ユメ,ドウジ 1983年 京都府 夢の場所に辿り着いて不思議に思うと、草中で毘沙門天の像を得た。そこで寺を建立してこの像を安置した。しかし伊勢人は観音像を安置したいと思っていたので願いが成就しないと考えた。その夜の夢に童子が現れ、観音と毘沙門天は一体だと答えた。そこでまた1宇を建立して千手観音を安置した。
類似事例 |
|
ケ 1976年 慶安3年6月4日、長さ4,5寸の毛が降った。
類似事例 |
|
ヒトクイエビス 1987年 岐阜県 人喰いエビスが正之御前の矢に撃たれて、血を流して逃げたのが赤谷。逃げ込んだのが恵比寿岳。正之御前が見張りをしているトチダナに、正之御前の社がある。その社に雨乞いするとかならず雨が降る。
類似事例 |
|
アタゴサン 1976年 大分県 昔、火事があったとき、裏山から大きな鈴の音が聞こえた。人々は「愛宕さんが下りたのではないか」と噂した。後に裏山に登ってみると、愛宕様の足が折れていたという。
類似事例 |
|
ゴゼンサマニアルイシ 1970年 福島県 御前様というのは山の上に住んでいた人である。御前様は背が高かったので、背の低い人が自分の望む高さの棒を持って詣でるとよい。御前様にある石は育ち、鈴木幸雄氏が子どものときに見た小石は、大きな石に変化しているという。
類似事例 |
|
カンノンサマ 1973年 富山県 魚津市経田の後藤某の網に仏像がかかった。家の仏壇に安置すると、其の晩「われを小川寺に安置せよ」とのお告げがあったので、翌日小川寺に移した。
類似事例 |
|
ウシ,ユメ 1974年 京都府 京かわら町の牛屋にて、ある時牛が主人の夢に現われ、明後日に死ぬので死後ある寺に葬って欲しい、私はその寺の3代前の住職である、と語った。同じ夢を牛屋の妻と寺の住職もみていた。
類似事例 |
|
ダイコクサマ 1966年 山形県 12月9日は大黒様のおとしやで、大黒様が年をとる日である。
類似事例 |
|
カモダイミョウジン,ユメノオツゲ 1940年 岐阜県 神様を迎えにこいという夢のお告げに従い、神様を迎えに行った上、知人と共同して御宮を建立して祀った。
類似事例 |
|
キマメ 1976年 長崎県 宝暦6年4月朔日夜、黄豆が降った。
類似事例 |
|
(レイム) 1967年 福島県 昔、ある法師が修行の途中、この地で一夜を明かしたところ、夢に地蔵が現れ、ここに長年埋まっているので、掘り出して安置するなら奇瑞を現すと告げた。言われたとおり掘ってみると土中から光明が輝いたので、掘り出してみると延命地蔵尊であった。そこでその地に堂宇を建立した。
類似事例 |
|
ユメシラセ 1983年 茨城県 夢知らせといって、火事の夢をみるとよくない。燃え盛りの夢はよく、鎮火している夢をみると滅びる。数年前に、姑さんがそそうをしてしまう夢をみた。死んだ舅さんもでてきた。2、3日してから姑さんは心筋コウソクで危篤になった。しかしなんとか持ち直して、現在は元気である。
類似事例 |
|
マツ 1976年 千葉県 文政5年に房総を遊歴していたら、安房国のある村で前原権現という社が流行していた。2,3年前から流行神となっているという。その始まりは、社の傍らにある神木の松が風で社の屋根を損じる為に、相談して明日伐ろうとしたところ、夜の内に松が社を避けるように曲がったからだという。その松は参詣して目の当たりにした。
類似事例 |
|
(ユメノケン) 1974年 東京都 折原岩之助という男が文政9年3月16日の夜の夢に、江戸神田小柳町辺りの道具某の店に希代の霊剣があるとの夢を5回見た。実際行ってみると、夢にあったように剣があり、買いしぶり帰るとまた2回同じ夢を見た。それを買い求めると夢に人が現れ、剣の霊験を語った。
類似事例 |
|
ニョイリンカンノン,シウン 2002年 いまだ山城国に都がなかった時、聖徳太子の夢に如意輪観音が出現し、この山城国の東山の地は寺塔を建立するのに大変すばらしい土地であり、必ず建てるべきであると伝える。実際聖徳太子が東山を見ると、紫雲が立ち昇っていたので、ここに法観寺と寺塔を建立し、塔に仏舎利を三粒納めた。
類似事例 |
|
シラヌイ 1930年 愛媛県 1929年(昭和4年)4月2~3日の二日間、由良湾一帯に不知火が現れ、見物人で大騒ぎになったという。
類似事例 |
|
オダケマイリ,ハチマンダケ,カブラヤ,ハチマンダイミョウジン 2001年 青森県 延元3(1338)年、春、東南方から一条の光りがたなびいてそれが夜な夜な光り輝くので、西野孫左衛門が登って確かめ、一本の鏑矢を発見して持ち帰った。すると、その子孫四郎が託宣を得、岳の頂上に祀って、雄岳の名を八幡岳と改めたのだと言う。
類似事例 |
|
ユメ 1964年 福島県 富士山の夢がもっともよく、2番目はたか、3番目はなす、4番目は葬式、5番目は雪隠の夢がよい。馬・あけびの夢も吉。かぐら・神もうで・火事・へびの夢は凶。魚の夢をみると天気が悪くなり、食べ物の夢をみると風邪をひく。
類似事例 |
|
タクセン 1974年 滋賀県 夜が更け、幼い童が寝ていたところ、急におびえて後鳥羽院の御前に走り行き託宣をした。院が日吉の社に詣でた夜のことである。
類似事例 |
|
アマゴイ,リュウ 1935年 香川県 金山村吉祥寺の住職が、断食して雨乞いをした。満願の日、住職の前の堀から後光がさし、龍が天に昇り、大雨が降ったという。後にこの寺は龍光院という名に改められた。
類似事例 |
|