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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

コウボウダイシ
1975年 神奈川県
大師河原の金剛山平間寺には、弘法大師御作の御影がある。寛永年間にこの御影を、江戸京橋の紀国屋作内という、文字を書けない人が深く信心していた。ある夜、紀国屋の夢に弘法大師が現れ六字名号を教えた。夜が明け、奇特の事と思い平間寺に参ろうとしたら、橋の上で筆を拾い、急に大師風の名号が書けるようになった。しかし名号以外の字は書けなかった。

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レンリョショウニン
2002年 石川県
六字名号の石碑に蓮如上人のお姿が出たと評判になった。
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ユウテンジョウニンノレイ
1975年 東京都
大伝馬町で、煙管屋の字が読み書きできない娘に祐天上人の霊が乗り移り六字名号を書いた。
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キツネ
1973年 東京都
文政3年秋、大伝馬町二丁目の18歳のある娘に、祐天僧正がのりうつり六字名号を書いた。多くの人が訪れて名号や十念を求めた。しかし誤字があったので問い詰めると狐憑きであった。狐を憑けたのは娘の家の後家であった。
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オニ
2004年 徳島県
鬼が法然の教化を受け,角に名号をかけて身を投げた。後に鬼骨寺が開堂する。法泉寺にその名号と三尊仏御影,鬼角,西福寺には鬼の歯などが伝えられている。
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モウヒトリノカゲ
1999年 栃木県
12月の寒い日、日が暮れて真暗な時に友達と2人で帰っていた。月が出ており2人の影がはっきり見えるのだが、その後ろにもう1人の影が見える。けれども振り向いても誰もいない。振り向きながら歩くと影は前に回り、立ち止まると影は消えてしまう。怖くなって家に走って帰った。
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アカゴヲダイタビジョノユウレイ
1960年 兵庫県
鹿射ちのため夜発ちをし「サイノシモ」まで来ると、左右に赤子を抱いた美女が立ち、銃を構えている。狐かと思ったが、星もない夜なのに赤ん坊の着物の柄まではっきり見える。思わず南無阿弥陀仏と名号を唱えたところ、女も赤子も消えて真っ暗闇になった。
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シオブキノミョウゴウ,レンニョショウニン
1936年 島根県
海中に光るものがあって、漁人は皆、恐れて海に出なかった。夢に老僧が現われ、引き上げるように告げるので、網を入れると蓮如上人の御真筆による軸が上がった。俗に塩吹の名号と呼ばれている。
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ニチレンショウニン
1955年 秋田県
日蓮上人が佐渡へ流されたとき、宗派の再興をかけて南無妙法蓮華経の題目を書いて海へ入ると、浪の上にその七字の名号が現れた。佐渡の金山で法華の題目を唱えると金脈が見つかり、念仏を唱えると忽ち出なくなるという。
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オオキナヘビ,コウボウダイシ
1980年 和歌山県
昔、大きな蛇が出て村の人々を悩ませていた。そこで弘法大師がその蛇を封じこめた。その時、梵字岩の字が消えたらそこから出てきてもよいと、弘法大師が言ったという。
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オイナリサマ
1968年 佐賀県
占いの上手な人がいて、お稲荷様を信仰していた。漁の神、商売の神といわれ、漁師の信仰が厚い。1960年頃までは2月初午に5,60人の人がお参りしていた。祈祷師にお稲荷様が乗り移り、3度震えて鼻声になり、お告げをする。指示通りにして大学受験や公務員試験に受かった人も多いという。お稲荷様は祈祷師以外に、17,8歳以上の乗り移り易い人にも憑く。憑かれた人は鼻声になり知らない祝詞を唱えたり、文盲の人が書けないはずの字を書いたりするという。
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モーレー
1980年 千葉県
8月16日に海に行くと、必ず死ぬと言い、12月31日の夜も、航海はできない。その日は、紀国屋文左の難儀した日であり、必ず嵐になり、モーレーが出ると言い伝えられている。
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ガラッパノテ
1982年 鹿児島県
上床家の家宝として河童の手首がある。伝承が2つあり、1つは京泊から久見崎に向かう渡船に河童が手を書けたので切ったといい、今1つは泳いでいるときに河童に襲われたので切ったというものである。箱に元禄13年の銘がある。
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アヤシキコト
1993年 東京都
赤坂伝馬町で、夜な夜なあやしいものが現れた。まるで池袋の怪のようである。ある夜、筆をおいて置いたら、字のようなものを書いた。
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ジゴク,タテヤマ
1935年 富山県
立山の地獄に願えば、思う人の霊が影のごとく現れるという。
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キツネ
1974年 栃木県
山奥で炭焼きをしている人が、狐が縁の下で「夜が明けるよ、夜が明けるよ」と言うのを聞いた。
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ガラッパ
1982年 鹿児島県
夜になると、橋の上にガラッパが現れ、通行人に相撲を挑むので、その橋を夜一人で渡る人はいなくなった。
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ミョウゴウイシ
1975年 神奈川県
相模国足柄下郡国府津真楽寺に親鸞が指で書いたという名号のある石がある。ある時、病気の人がこの石を海に沈めたところ、毎夜海が光るようになった。その光の発する所を探ったら、この石があった。
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(ウマレカワリ)
1982年 群馬県
7歳までの幼児を埋葬するときに、体に字を書くと同じ字や印のついた子が関係のない家で生まれる事がある。生まれ変わり。
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サムハラ
1976年 福岡県・兵庫県・東京都
福岡で鶴を捕ったところ、翼に「さむはら」という4文字の符字があった。これは長命の符字であるだろうと人々はこれを写し取って帯びた。また淡路のある寺に斉藤実盛の位牌があり、その背にこの4文字がある。最近、江戸でこの符字を帯びた人が落馬したが怪我をしなかったので、これを帯びることが流行した。
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カゲ
1990年 山形県
1回だけ影を踏まれた女が、月を恐れ家に閉じこもるようになった。無理やり外に出したところ、女の影が骸骨になっていた。
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カゲワニ
1933年 島根県
影ワニ海に映った船夫の影を呑むと、その船夫は死ぬという。昔、ある船夫が航海中、影ワニに影を呑まれそうになったので、反対に撃ち殺した。航海を終えた浜を歩いていたら、足の裏に魚の骨が刺さり、それが元で死んでしまった。その骨は影ワニの骨だったという。
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