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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ニチレンショウニン
1955年 秋田県
日蓮上人が佐渡へ流されたとき、宗派の再興をかけて南無妙法蓮華経の題目を書いて海へ入ると、浪の上にその七字の名号が現れた。佐渡の金山で法華の題目を唱えると金脈が見つかり、念仏を唱えると忽ち出なくなるという。

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リュウジョ
1970年 山梨県
日蓮上人が身延山で説教をしていた時、竜女が女に化けて聴きに来ていた。竜女は日蓮上人に見破られて正体を現し、身延山の鎮守になった。また、日蓮上人が流された佐渡にも竜女教化の話がある。美しい娘が日蓮上人の読経を聞きに来ていた。娘は結縁のために袖に曼荼羅を書いてほしいと頼んだ。上人は願いどおり書いたが、娘は実は蛇だったという。
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(ゾクシン)
1972年 長崎県
雨乞いを水乞いともいう。郷中で、大蛇を藁で作って川に流す。お題目を全員で唱える。これをすると、2・3日のうちに雨が降るという。
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ニチレンショウニン,オオキナアワビ,ツノナシサザエ
1977年 神奈川県
日蓮上人が海を渡っていたとき、船底に穴が開いてしまい海水が浸入してきたが、上人がお題目を唱えると、大きなアワビがその穴に吸い付いて、海水の浸入を防いだ。また、無事上陸したとき、船頭がサザエの角で足に傷をつけてしまっていた。そこで、上人はその法力でサザエの角をなくしてしまった。
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レンリョショウニン
2002年 石川県
六字名号の石碑に蓮如上人のお姿が出たと評判になった。
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ニチレンショウニン
1972年 長崎県
ひでん上人と日蓮上人が雨乞い勝負をして、日蓮上人が勝った。ひでん上人は毒饅頭を日蓮上人に食べさせようとしたが、日蓮上人はそれを犬に食べさせたので犬は銀杏の木を三回半回って死んだ。日蓮上人は犬を葬って銀杏の木の杖を卒塔婆にして法華経を書いた。威力があったら三年ほどで芽が出るといいその通りになったが、杖が逆さまだったので葉が逆さまに生えてきた。その銀杏は今でも毒消しになるという。
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ムジナ,トンチボ,ムイニヤ
1984年 新潟県
佐渡では霊力をもつ動物はトンチボとかムイニヤとよばれるムジナだが、ムジナが佐渡に住みつくようになったのは、慶長6(1601)年に佐渡奉行大久保石見守が相川に金山を開いたときに、溶鉱の鞴革の材料にするために、石見の国からムジナをつれてきたのがそのはじまりだともいわれる。
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ムジナ
1989年 静岡県
ある寺の僧が、やたらに犬を嫌って遠ざけていた。正体はむじなであった。その僧の書いた題目などが、寺宝として残っている。
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ダンザブロウムジナ
1961年 新潟県
佐渡の殿様が狢を連れて来た。ある夫婦が狢を佐渡の洞穴に放してそれに団三郎という名をつけた。
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カマガミサマ
1974年 宮城県
佐渡から来た男が風呂に入ったら立派になったので、カマ神様に祀った
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ダンザブロウタヌキ
1981年 新潟県
佐渡は狸王国で狐はいないといわれる。昔佐渡に住む団三郎狸が狐を追い払ったためという。団三郎狸は金山の金粒を拾い集めたり、人が落していった小金を貯めて金貸しをしていた。
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タマシイ
1980年 秋田県
ある家の人が亡くなったとき、その家にいたら戸を開ける音がして、背中に死んだ人の魂がのしかかってきた。南無妙法蓮華経を唱えたら、スウーッといなくなった。
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ニチレンショウニン,ヒチメンミョウジン
1989年 山梨県
日蓮上人は説教石に上がり、9年間身延山で修行をしていた。たくさんの人が集まってきたら、大層美しいお姫さんが側で座っている。それをみた荒武者みたいな人たちが、生臭坊主だといったので、日蓮上人が、姿を現してみなさいといって、蓮の葉の池にあった水をたらしてやったら煙が出てきて大きな蛇になりとぐろを巻き、また煙が出てきて消えた。日蓮上人は、「あれは七面明神といって、20里先の山のお池に住むものだ」といったので、みんなびっくりした。
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タタリ,(ゾクシン),(キトウシ)
1988年 長野県
祈とう師のことを御嶽行者と呼び、祟り・障りがあるときには願ってもらう。ひのきで火鉢に火を焚き、その火を幣束で叩きながら唱え言をしたという。法華信者は大太鼓を叩きながら法華経を唱え、お経の本で病人の体をさすりながら、経を唱えたという。
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タヌキ
1981年 新潟県
佐渡おけさの歌詞に、「狸が 徳利持って 酒買いにいくよな わけには ゆかりょか 佐渡えーよ」とある。
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ヘビ
1928年 宮崎県
お浪が池に、お浪という美女が入って蛇体になった。その後、水の乏しい村に清水が湧くようになった。お浪は寝ると蚊帳いっぱいになる。毎夜、戸口に濡れた草履が脱ぎ捨ててあると噂された。
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ナナフシギ
1934年 新潟県
越後七不思議がある。親鸞上人が杖をついた地面から竹が生えた。上人お手植えの梅には1輪に8つの実がつく。3度花の咲く栗がある。上人が糸を紡いだ榧は一夜にして実をつける。波上に題目が見られる場所がある。石油の取れる所がある。天然瓦斯の出る井戸がある。
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ネコ
1931年 新潟県
何百年も前、禅宗から日蓮宗に改宗した家があった。この家で葬式があったとき、雷鳴や大暴風に襲われ、葬列は一歩も動けなくなった。僧侶は経を唱え、信者は題目念仏を唱えたが雨は止まず、柩は空中に巻き上げられてしまった。その後、柩は元檀家であった寺からみつかった。禅宗の寺の猫が宗旨変えを憤って柩を奪ったのだという。
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コジョロウビ
1933年 大阪府
高槻安満間の八町畷という松原では、昔から雨の夜に必ず小女良火という火が必ず出た。これは、昔、小女良なる女がここで害されて死んだその妄執であるという。通行人の傘や荷物の上に止まるが、念仏題目などを唱えたのでは逃げず、小唄や浄瑠璃の類を唄うと逃げ出すという。
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カッパ,ナミコゾウ
1949年 静岡県
麦藁人形が流された後、海で浪の音を立てて天気予報をし、豊作を保障する。河童(浪小僧)は農神とみられているらしい。
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ユウテンジョウニンノレイ
1975年 東京都
大伝馬町で、煙管屋の字が読み書きできない娘に祐天上人の霊が乗り移り六字名号を書いた。
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ウシ
1916年 新潟県
昔、子牛のいる牝牛を、子を佐渡に置いて引き離し親だけ船に乗せて積み送った。浜が近くなったところで牛は海に入るや佐渡に向かって泳ぎ始めた。海岸に着いた頃には白い骨だけになっていたが、「モウ」と一声鳴いたという。それからこの村は退転したといい、今は広い畑地になっている。
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