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検索対象事例

ニチレンショウニン,ヒチメンミョウジン
1989年 山梨県
日蓮上人は説教石に上がり、9年間身延山で修行をしていた。たくさんの人が集まってきたら、大層美しいお姫さんが側で座っている。それをみた荒武者みたいな人たちが、生臭坊主だといったので、日蓮上人が、姿を現してみなさいといって、蓮の葉の池にあった水をたらしてやったら煙が出てきて大きな蛇になりとぐろを巻き、また煙が出てきて消えた。日蓮上人は、「あれは七面明神といって、20里先の山のお池に住むものだ」といったので、みんなびっくりした。

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リュウジョ
1970年 山梨県
日蓮上人が身延山で説教をしていた時、竜女が女に化けて聴きに来ていた。竜女は日蓮上人に見破られて正体を現し、身延山の鎮守になった。また、日蓮上人が流された佐渡にも竜女教化の話がある。美しい娘が日蓮上人の読経を聞きに来ていた。娘は結縁のために袖に曼荼羅を書いてほしいと頼んだ。上人は願いどおり書いたが、娘は実は蛇だったという。
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ニチレンショウニン
1972年 長崎県
ひでん上人と日蓮上人が雨乞い勝負をして、日蓮上人が勝った。ひでん上人は毒饅頭を日蓮上人に食べさせようとしたが、日蓮上人はそれを犬に食べさせたので犬は銀杏の木を三回半回って死んだ。日蓮上人は犬を葬って銀杏の木の杖を卒塔婆にして法華経を書いた。威力があったら三年ほどで芽が出るといいその通りになったが、杖が逆さまだったので葉が逆さまに生えてきた。その銀杏は今でも毒消しになるという。
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ツエギンナン,ニチレンショウニン
1967年 山梨県
日蓮上人が身延入山の頃、穂積村の善智法師が上人と法論をして負け、それを恨んで弟子に明治上人を上沢寺に招き毒の萩餅を出した。日蓮は庭にいた白犬にその餅をひとつ投げ与えたところ、犬は悶死した。両僧は隠しきれず非を悔い日蓮宗に帰依した。日蓮は身代わりとなった白犬を哀れみ寺の境内に葬ってその上に銀杏の杖を立てた。その杖に根が生え成長したのが上沢寺の逆さ銀杏で、この木に触れただけでも体の毒が消えると言われる。実は安産のお守りとなるという。
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ホリキリノイド
1938年 京都府
掘切の井戸で醸した酒を飲むと必ず病気が治る。そのことは日蓮上人の高弟・日像上人が教えたとも、旅の怪僧が教えたともいう。
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ニチレンショウニン,ジシン
1928年 東京都
日法の彫刻した日蓮上人の像に、上人が曼荼羅を描いて入れた。その時、弟子や檀那に対して、三七日を過ぎて地神が悲しみ振動するので、それをもって入寂したとしてほしいと言った。
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ニチレン,オハイチョウ
1935年 山梨県
文永11年に日蓮上人が身延に入山した時に、ある僧侶に毒入りの餅で殺されそうになった。その時に日蓮はたまたま通った白犬に餅を与えるとすぐに悶死した。僧侶は懺悔したが、日蓮は犠牲になった白犬を憐れみ、回向を行った。その時に犬の塚にもっていた銀杏の枝を立てていたが、その杖は生育して犬の牙のような形状になり、実は葉の上に結んでいたといい、毒消しの効があるという。
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ニチレンショウニン,ツエ,イズミ
1967年 山梨県
昔日蓮上人が通った時、水を飲みたくなって一人の姥に水を求めると、姥は遠方まで水汲みに行って上人に出した。日蓮は気の毒に思いそこに杖をつき立てると泉が湧き出した。今もこれを姥清水と呼んでいる。
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リュウジン
1934年 石川県
昔、龍池の畔に一九上人という僧が庵を営んでいた。ある月の美しい夜、1人の乙女が尋ねてきた。乙女は池に住んでいた龍で、余命がないので上人に読経してほしい、してもらえたら末代まで荒磯からこの島を守ると言って消えた。上人は読経し、翌朝、海女を池に潜らせてみると、池の底に龍の頭の骨があった。それ以来、波が島に上がることはなくなった。
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イエジンサン
1996年 山梨県
ある家の人が、顔見知りの上人が役人に捕えられたときに、庇い立てしてやらなかったせいでその上人は処刑されてしまった。それからその家には病気や流産などの不幸が続いて、上人のたたりとされ、その上人をイエジンサンとして祀った。
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ニチレン,ゾウ,レイ
1928年 神奈川県
日蓮が伊東に流された時、弟子の日朗は由比ガ浜で日蓮の像を作って毎日崇拝していた。三年後に日蓮が釈放された時には、喜んで心身がこの像に乗り移った。衆生の厄をはらう為に、像に霊が入った。
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ダイリュウ,ナナメンダイテンニョ
1929年 山梨県
昔日蓮上人が七面山の高座石に毎日登って説法していると、美しい姫が何処からともなしに来て聴聞する。それが続いたので衆人の問題になって妾であると言う風説までよんだ。或る日上人が水を姫の髪にかけると大龍に変じて飛び去った。その正体は七面大天女である。
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ジャギョウノダイマンダラ
1974年 神奈川県
文応元年9月に日蓮上人が比企谷にて、蛇形の大曼荼羅を書き、讃岐局の冥苦を救ったという。
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リュウジン
1932年 群馬県
幡隨意上人が説教していると、17、8歳らしい婦人が来て「私は城沼に棲む龍神の妻です。上人の高徳で済度させて下さい」という。上人が本体を現せと言うと、たちまち長さ20尋の龍となる。上人が杖でその額を撫でると婦人の姿に戻った。婦人は寺を守護すると言って井戸に入り、井戸は封じられた。
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イケノヌシ
1973年 石川県
蛇の池には、池の主として蛇が住んでいるという。池に石を投げ入れると、必ず大雨になるといわれている。
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ニチレンショウニン,オオキナアワビ,ツノナシサザエ
1977年 神奈川県
日蓮上人が海を渡っていたとき、船底に穴が開いてしまい海水が浸入してきたが、上人がお題目を唱えると、大きなアワビがその穴に吸い付いて、海水の浸入を防いだ。また、無事上陸したとき、船頭がサザエの角で足に傷をつけてしまっていた。そこで、上人はその法力でサザエの角をなくしてしまった。
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カタメノフナ
1954年 新潟県
親鸞上人が通ったところではみんながどぶろくを持ち集まり、酒を振舞おうとした。上人は、食すどころか出された焼き鮒の回生を願って、池に投げ込んだ。それ以来、この池の鮒はすべて腹に焼かれた痕があるという。
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カタメウオ
1975年 兵庫県
摂津国川辺郡昆陽池の魚は皆片目である。昔、行基上人が1人の男が倒れているのをみつけ有馬温泉に誘ったが、男は動けず、鮮魚が欲しいと言った。上人が魚を見つけてくると、男は先に食べろという。上人が半分食べると、男は、身体に黒瘡があるので舐めて欲しいと言った。上人がそれを舐めたところ、男はたちまち薬師如来となって、上人を試すため病身となって現れたと言った。その魚の残りを昆陽池に放ったので、片目の魚になったという。
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シチメンサマ
1958年 長野県
日蓮が身延で説教をしていると、登れぬはずの娘が現れた。水をかけると本体の蛇体を現わした。殿様は驚いて蛇体を七面様と祀った。
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センジュカンノン
1983年 大阪府
法海上人がいた頃に、どこからともなく客僧が来た。上人に仕え一夏の間香水をとり、九旬過ぎて去ろうとした時その賃を乞うたが、上人が与えなかったので、波の上に立ち、我はふだらく山の主なりと告げ、千手観音の姿となって飛び去った。上人は千手の像をつくり安置した。その霊験はあらたかという。
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オンンメサマ,ウブメ
1977年 神奈川県
昔、大巧寺の上人が川にかかる橋を通りかかったところ、赤ん坊を抱いたウブメに出会った。冥土の苦難を訴えるウブメに上人が経をあげて回向してやると、その心は鎮められた。数日後、美しい女が上人の前に現れ、お礼として1包みの金を置いていった。上人はこれで宝塔を作ったのだが、それが今日も大巧寺にある。
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ヨナキイシ
1930年 北海道
昔、日蓮上人の弟子が函館にいたときのことである。夜に遠くから女の泣声が聞える。昔、悪い武士によって赤子ともども殺され石の前に埋められたためで、夜泣石と呼ばれた。文化13年に、碑面の墨書を残すために石を掘った石工が3人死んだという。
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