ニチレンショウニン,ジシン 1928年 東京都 日法の彫刻した日蓮上人の像に、上人が曼荼羅を描いて入れた。その時、弟子や檀那に対して、三七日を過ぎて地神が悲しみ振動するので、それをもって入寂したとしてほしいと言った。
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リュウジョ 1970年 山梨県 日蓮上人が身延山で説教をしていた時、竜女が女に化けて聴きに来ていた。竜女は日蓮上人に見破られて正体を現し、身延山の鎮守になった。また、日蓮上人が流された佐渡にも竜女教化の話がある。美しい娘が日蓮上人の読経を聞きに来ていた。娘は結縁のために袖に曼荼羅を書いてほしいと頼んだ。上人は願いどおり書いたが、娘は実は蛇だったという。
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ニチレンショウニン 1972年 長崎県 ひでん上人と日蓮上人が雨乞い勝負をして、日蓮上人が勝った。ひでん上人は毒饅頭を日蓮上人に食べさせようとしたが、日蓮上人はそれを犬に食べさせたので犬は銀杏の木を三回半回って死んだ。日蓮上人は犬を葬って銀杏の木の杖を卒塔婆にして法華経を書いた。威力があったら三年ほどで芽が出るといいその通りになったが、杖が逆さまだったので葉が逆さまに生えてきた。その銀杏は今でも毒消しになるという。
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ニチレン,オハイチョウ 1935年 山梨県 文永11年に日蓮上人が身延に入山した時に、ある僧侶に毒入りの餅で殺されそうになった。その時に日蓮はたまたま通った白犬に餅を与えるとすぐに悶死した。僧侶は懺悔したが、日蓮は犠牲になった白犬を憐れみ、回向を行った。その時に犬の塚にもっていた銀杏の枝を立てていたが、その杖は生育して犬の牙のような形状になり、実は葉の上に結んでいたといい、毒消しの効があるという。
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カンノン 1989年 広島県 昔、火事で観音堂が焼失した時観音像だけ探しても見つからなかった。村人が堂宇は再建したが観音像は安置しなかった。2年後の夏に子供が観音堂近くの滝で泳いでいる時に黒くなった観音像を滝つぼの中で見つけた。
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ホリキリノイド 1938年 京都府 掘切の井戸で醸した酒を飲むと必ず病気が治る。そのことは日蓮上人の高弟・日像上人が教えたとも、旅の怪僧が教えたともいう。
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ニチレンショウニン,ヒチメンミョウジン 1989年 山梨県 日蓮上人は説教石に上がり、9年間身延山で修行をしていた。たくさんの人が集まってきたら、大層美しいお姫さんが側で座っている。それをみた荒武者みたいな人たちが、生臭坊主だといったので、日蓮上人が、姿を現してみなさいといって、蓮の葉の池にあった水をたらしてやったら煙が出てきて大きな蛇になりとぐろを巻き、また煙が出てきて消えた。日蓮上人は、「あれは七面明神といって、20里先の山のお池に住むものだ」といったので、みんなびっくりした。
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ケイドウホウイン,ニオウ 1940年 香川県 桂同法印は彫造完成後の仁王像を運搬するために、仁王像に向かって大声で一喝したところ、自らの足で仁王像が歩き出した。
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ツエギンナン,ニチレンショウニン 1967年 山梨県 日蓮上人が身延入山の頃、穂積村の善智法師が上人と法論をして負け、それを恨んで弟子に明治上人を上沢寺に招き毒の萩餅を出した。日蓮は庭にいた白犬にその餅をひとつ投げ与えたところ、犬は悶死した。両僧は隠しきれず非を悔い日蓮宗に帰依した。日蓮は身代わりとなった白犬を哀れみ寺の境内に葬ってその上に銀杏の杖を立てた。その杖に根が生え成長したのが上沢寺の逆さ銀杏で、この木に触れただけでも体の毒が消えると言われる。実は安産のお守りとなるという。
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スイショウノカンノン 1979年 長崎県 唐比の池あたりに甫陀林という僧院がある。そこに高さ1寸(約3cm)の水晶で出来た観音像が安置されている。先年ある者がこの観音像を盗み出したが、小倉で奇験が生じたため元に戻したという。また途中この観音像を落としたので傷が入っていたが、時が経つにつれて傷が無くなったという。
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カッパ,ツノダイシ,ゴズキ 1939年 宮崎県 札に角大師の真っ黒な像と牛頭鬼の像を印刷したものが、年末に村中に配布され、門口に並べて貼られる。札の名前も何の為の神かも判らないが、疫病除けだろうと思われているという。水の神様とも言われるので、河童ではないかと言う者もいるという。
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ヨウジ 1926年 埼玉県 岩槻の大光寺に、日蓮が楊枝を挿したところ成長した柳が、池の岸にあった。
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カワウソ 1998年 富山県 カワウソの宮と称されていた神社の御神体は観音像である。
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ビシャモンテンノゾウ,ユメ,ドウジ 1983年 京都府 夢の場所に辿り着いて不思議に思うと、草中で毘沙門天の像を得た。そこで寺を建立してこの像を安置した。しかし伊勢人は観音像を安置したいと思っていたので願いが成就しないと考えた。その夜の夢に童子が現れ、観音と毘沙門天は一体だと答えた。そこでまた1宇を建立して千手観音を安置した。
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ジゾウ 1977年 長野県 信州松本領のある郷に地蔵堂があった。だが80年ほど前に地蔵像がなくなってしまい、それから何年も経た後の享保3年8月15日に、地蔵大士の像がいづくともなく現れて元の壇上にあったという。
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テソウカ 1956年 宮城県 蔵王山中腹にあった不動尊像が崖から落ちていたのだが、誰も知らなかった。小原温泉近くに住むある占い師の女性がこのことになぜか気づき、探してもらったところ、像が見つかったという。
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イゾウ 1976年 銅で作られた異像を手に入れたところ、その家はたちまち滅んでしまった。
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シンノウ 1976年 長崎の桔梗屋という紙屋に、神農像が伝わっていた。土用の虫干しの時に、この像があまりに古びているので、洗ったところ、腹痛を起こしておおいに苦しんだ。僧を呼び祈祷して、ようやく痛みが治まったという。
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ヒカリモノ,シンドウライデン,タイセイ,ニチレン 1983年 神奈川県 龍口の汀で首を切られそうになった折、日蓮が心中で仏神を念じ合掌すると、江島の巽より光物が飛んできて日蓮の座上に現じ震動雷電し、剣はだんだんと折れてしまった。また相模守の屋敷には大星が流れ落ち大地震動し、電光の中から「正法の行者を失えば子孫を滅し国土を滅ぼす」と声がしたという。
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ウバドウ 1956年 青森県 ある年の大雨で三途川の水かさが増し、奪衣婆の像を安置した姥堂が、下流の正津川へ流されたので、人々は運び帰ったが、何度戻してもひとりでに流れていくので、像に伺いを立てると、正津川が気に入ったというので、堂の場所を移した。
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カンノン,ユメマクラ 1995年 愛知県 昔、源太郎たる漁師が漁中、海の中で光っていた観音像を引き上げた。家に帰ったら、観音が夢枕に立って、自分を信仰しこの像を丘で祭れれば、様々な利益を得られると告げたという。
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